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ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

菊花酒 料理人希蔵捕り物控え

2011年04月21日 | 読みました

        「霧ヶ峰」2cmぐらいの小さなスミレです 色がとても好きです   (11-4-15)


欲しい本があって、図書館では購入してくれそうにない本なので、買いたいと、
立花、武庫之荘と3軒本屋を廻ったのですが、なくて、仕方がないので、大阪の
「紀伊国屋」に行きました。

久しぶりの紀伊国屋はとても綺麗になってもともとは、文房具等置いていた場所も
本棚になっていたりしたように思います。

「この本は新書版だと思うのですが、新書版はどのあたりにありますか?」と「お
待ちいただければ、お持ちいたしますが…」と言われたのですが、「ほかにも見た
いと思いますので、教えていただければ、自分で探します」と言って、新書版売り
場まで行ったのはいいのですが、ぐる~っと2度廻っても探しきれず、「何処の出
版社の新書版でしょうか?」係りの人はパソコンで検索して「持て参ります」と新
書売り場へ…。今度は逆らわず、おとなしく待っていました。あっという間に持っ
てきてくれました。さすがプロだな~と思いました。

読みたい本が一杯あって、紙に控えてきたりしました。図書館にリクエストして、
駄目なら買えばいいわと言うつもりです。


     菊花酒(料理人季蔵捕り物控え)     和田はつ子 

どうまとめていいか分からなかったので、裏表紙の説明を借りると

『北町奉行の鳥谷椋十郎が一膳飯屋〝塩梅屋"を訪ねてきた。離れで、下り鰹の刺
身と塩焼きを堪能したが、実は主人の李蔵に話があったのだ…。「30年前の呉服
屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋が、事件にかかわる簪が盗まれた。骨
董屋千住屋が疑わしい」と言う…。鳥谷と李蔵は果たして≪悪≫を成敗できるのか!? 
「下り鰹」「菊花酒」「御松茸」「黄翡翠芋」の全四編を収録。松茸尽くしなど、秋の
美味しい料理と市井の人々の喜怒哀楽を鮮やかに描いた大人気シリーズ第九弾』
とあります。

つまり「料理本」でもあり(造り方のコツ等も書かれているから)捕り物帳でもあると
いう不思議な本です。捕り物帳なんって、何年振りでしょうか…。10代の終わり頃、
皆が世界文学全集とか日本文学全集に夢中になっている頃、私は「捕り物帳」に夢
中でした。落語大全集なんって分厚い本を読んだのもその頃でした。勿論買って読
んだのではありませんよ。貸本やで借りて読んだのです。

こんな本があるということは、何となく知っていましたが、手に取ったのは初めてで
す。ほかに8冊(すべて書き下ろし)もすでに発売されているようですから、又の機
会に読んでみたいな~と思っています。

☆ 「陰間茶屋」初めて目にした言葉でした。「陰間」とは男の同性愛のことだそ
うです。その人たちが、化粧や女の形をして、琴や三味線を弾いたり、酒を飲んで
踊ったりのバカ騒ぎをするところだそうです。

本編の主人公二人も「陰間」ですが、茶屋には上がりますが、そんなバカ騒ぎはし
なかった。武士と商人のつながりが、「陰間」である事を突き止めたことによって
判明するのです。

驚きましたね。江戸時代「陰間」が認め?られていて、遊ぶ茶屋まであったとは…。
「目から鱗」でこれだから読書はやめられない!!


     
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