茶花のお庭

茶道の先生と一緒に　大先生のお庭を見に伺いました。
茶花をたくさん育てて見えます。

床に生けてあったこのお花も全て先生のお庭のものです。




一部を紹介します。

テッセンの原種だそうです。



原種のつぼみは細かい毛に覆われています。





ウマノスズクサ　どんなお花を咲かせるのでしょうか？

エビネにシュンラン





ユキザサ



チゴユリ



チョウジソウ（丁字草）



ニリンソウだと思いましたが…




まだまだたくさの種類がありました。

長い年月をかけてここまでにされたそうです。
茶花にかける思いも聞かせていただきました。

80歳を過ぎて見えるのですが　そんなふうには見えません。
身長も私より高いのではないでしょうか？

お庭には雑草が見当たりません。
目に留まればすぐに採ります、そういって見えました。

体の弱いご主人を気遣いながらの二人暮し。

感心するばかりですが

そういう強さと

茶道の教え子達に　一生懸命育てたり増やしたりしてきたこの茶花の苗を
惜しみなくわけ与えてしまう

そして　この椿の花が今年最後の花であっても　お稽古に使ってと渡す

この寛大さ？　優しさ？　温かさ？感動しました。

私はつまらないけちな人間だから　これが最後のお花だと思ったら人にはあげられないと思う。


そんな小さなせこいことでなく

もっとこの大先生の人としてのすばらしい生き方を私の先生から
お聞きすることができました。

草だらけになってしまった我家の庭の草を少し減らしながら
少しでもそんな　人らしい生き方ができたらな　
形でなく　心からね　そう思いました。

でも　実のところ最近の自分に嫌気がさしてきているので　少し辛くもあるのですが…。

いやいや　せっかく美しいものを見せていただいたのだから
その問題は少し横においておいて　
素直に大いによかったと喜べばいいということにしましょう。