昨日のブログの続きです。
石の生死で問題が起こった場合は、
死活確認なるものが行われます。
(初めて知った・・・・)
死活確認とは、問題の部分だけで解決します。
大きな特徴は、コウダテが立てられません。
しかし、(コウに対して)パスができ、
その時、相手がコウを解消しないと
コウを取り返す事ができます。
例えば・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/03/1441744355478179f70fbe8d4bc3968a.jpg)
この図は、誰が見ても白死ですね。
白さんが、「コウダテが多い」
「両コウセキがある」など主張してもダメ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d1/1b80159f6f8b9c64ee3189b94c727735.jpg)
「死活確認」では、部分の世界。
黒1に、白はパスするしかなく
黒3にも、コウダテが出来ないのでパス。
よって、黒5と取れば、白死が確認できます。
これは、あくまで「死活確認」ですから、
もちろん、実戦で黒1,3,5は必要ありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/54/59752c460d812fe118179093f675094b.jpg)
さてさて、本題。
「死活確認」で、黒1で白が死ななければ、
白からの手入れは不要。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e6/d6e2d9ca10d147c00087e7219ec88908.jpg)
黒1に白2だと、黒3に白はパスしかなく、
黒5にも、白はパスしかできず、黒7で白死。
だが、白2で・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9a/372b2971ae86a47c08692217d9206763.jpg)
黒1に白2(!)があるようです。
黒は、次にAしかなく、
続いて白Bと取った形が下図。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/40/545b8089e67d240e211115861f942a4d.jpg)
黒1、白2に黒は(コウについて)パス
続いて、白がAやパスならコウを取り返せますが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/7b/bb86fc5d450e27d8ae661045cb64f6ff.jpg)
黒のパスに白1で、あら不思議。
2つ前の図に戻り、ひたすら循環します。
ただ、この循環をよく見ると、
黒のアゲハマ3子、白のアゲハマ2子。
循環するたびに、白が1目損なのです。
日本囲碁規約の死活例23に似た形が。
その死活例23の冒頭に、
「第七条第1、2項及び第一条の碁の目的により」
とあります。
第一条の碁の目的は「地の多少を争う」ですから
この循環は、認められないということ。
日本囲碁規約の創始者、酒井猛九段は
この形に気づいていました(これには脱帽)。
委員会の多数決でこの循環を
認めないと決めたそうです。
(碁の本質から外れる為でしょう)
酒井九段曰く、
「きちんと図を出せば、わかりやすいけど
いちいち図を出すと、日本囲碁規約の本が
重くなってしまうので・・・」とのこと。
結論としては、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/b8/c22c50c3b56c3bf982a8d8967465acee.jpg)
このままでは、上の死活確認で白死。
よって白から1(黒Aにさらに白1)
と手をいれなければならない。
潘善七段(黒)対大橋拓文四段戦は
黒1目半勝ちが結論。
僕も知らないルールが沢山あるんですね・・・
石の生死で問題が起こった場合は、
死活確認なるものが行われます。
(初めて知った・・・・)
死活確認とは、問題の部分だけで解決します。
大きな特徴は、コウダテが立てられません。
しかし、(コウに対して)パスができ、
その時、相手がコウを解消しないと
コウを取り返す事ができます。
例えば・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/03/1441744355478179f70fbe8d4bc3968a.jpg)
この図は、誰が見ても白死ですね。
白さんが、「コウダテが多い」
「両コウセキがある」など主張してもダメ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d1/1b80159f6f8b9c64ee3189b94c727735.jpg)
「死活確認」では、部分の世界。
黒1に、白はパスするしかなく
黒3にも、コウダテが出来ないのでパス。
よって、黒5と取れば、白死が確認できます。
これは、あくまで「死活確認」ですから、
もちろん、実戦で黒1,3,5は必要ありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/54/59752c460d812fe118179093f675094b.jpg)
さてさて、本題。
「死活確認」で、黒1で白が死ななければ、
白からの手入れは不要。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e6/d6e2d9ca10d147c00087e7219ec88908.jpg)
黒1に白2だと、黒3に白はパスしかなく、
黒5にも、白はパスしかできず、黒7で白死。
だが、白2で・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9a/372b2971ae86a47c08692217d9206763.jpg)
黒1に白2(!)があるようです。
黒は、次にAしかなく、
続いて白Bと取った形が下図。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/40/545b8089e67d240e211115861f942a4d.jpg)
黒1、白2に黒は(コウについて)パス
続いて、白がAやパスならコウを取り返せますが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/7b/bb86fc5d450e27d8ae661045cb64f6ff.jpg)
黒のパスに白1で、あら不思議。
2つ前の図に戻り、ひたすら循環します。
ただ、この循環をよく見ると、
黒のアゲハマ3子、白のアゲハマ2子。
循環するたびに、白が1目損なのです。
日本囲碁規約の死活例23に似た形が。
その死活例23の冒頭に、
「第七条第1、2項及び第一条の碁の目的により」
とあります。
第一条の碁の目的は「地の多少を争う」ですから
この循環は、認められないということ。
日本囲碁規約の創始者、酒井猛九段は
この形に気づいていました(これには脱帽)。
委員会の多数決でこの循環を
認めないと決めたそうです。
(碁の本質から外れる為でしょう)
酒井九段曰く、
「きちんと図を出せば、わかりやすいけど
いちいち図を出すと、日本囲碁規約の本が
重くなってしまうので・・・」とのこと。
結論としては、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/b8/c22c50c3b56c3bf982a8d8967465acee.jpg)
このままでは、上の死活確認で白死。
よって白から1(黒Aにさらに白1)
と手をいれなければならない。
潘善七段(黒)対大橋拓文四段戦は
黒1目半勝ちが結論。
僕も知らないルールが沢山あるんですね・・・