◆「教訓 Ⅰ」 詩 上野瞭 ・ 歌 加川 良
・・・・・・ 加川良の教訓Ⅰという歌です。 つぶやくような囁くような、加川節が耳にねっとりまつわりつくような、そんな歌い方が何とも懐かしい・・・・と感じるあなた まぎれもなくわが世代ですな。
先日訃報が流れました。「教訓1」などで知られ、日本フォーク界の先駆け的存在だったフォーク歌手・加川良=本名・小斎喜弘=さんが5日午前9時39分、都内の病院で亡くなった。69歳。
ちなみにウィキペディアの加川良の説明を見ますと
「加川 良(かがわ りょう、本名:小斉 喜弘、1947年11月21日 - 2017年4月5日[1])は、日本のフォークシンガー。芸名は、加山雄三の「加」、長谷川一夫の「川」、池部良の「良」を組み合わせたものと言われる。滋賀県彦根市出身。高田渡、岩井宏、岡林信康、高石ともやらの影響でフォーク・ソングを唄い始め、1970年の第2回中津川フォークジャンボリーでは飛び入りで「教訓I」を発表し、一躍人気者に。アルバム『教訓』(1971年)でURCからデビュー。また1972年、よしだたくろうの代表作『元気です。』に「加川良の手紙」(作詞・加川良、作曲・吉田拓郎)という曲が収録された。」とあります。
1960年代後半から70年代の、今振り返ればやや騒然とした時代の、でもみんな熱かった時代の、フォークソングの歌い手というよりそれぞれの生きざまを伝えるメッセンジャーであったと思う。そんな代表が、高石ともや・小室等・高田渡・岡林信康・大塚まさじ・加川良・三上寛・友部正人・岩井宏・なぎら健壱・吉田拓郎・泉谷しげる・井上陽水・などではなかったか、「あいつも こいつも 名前が入っていないじゃないか」とお叱りを受けるのを承知の上で、私個人的に懐かしい名前を書き出してみました。
世界的な風潮として、ナショナリズムとポピュリズムの風が強くなってきている昨今、この歌の歌詞が再び<教訓>となる時代が良い時代なのか? この歌の歌詞は、なんのこっちゃさっぱりわからん・・・・・と感じる時代が良い時代なのか?
(M)