磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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100 まかせて!

2007年07月18日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

四章、ゼロサム社会




100 まかせて!


三沢少年は、パソコンでEメールの原稿をつくっていた。
 
翌日もソーリィーは学校で待っていてくれた。

それだけじゃなくって、朝もマンションの前で待っていた。

ソーリィーは“いじめっ子”たちが、しつこそうだからって言っていた。

でも、あいつらは、朝に弱くって、そんなことはないんだ。

でも、そんなソーリィーの心遣いがうれしくかった。

それに、あれだけ“いじめ”が怖くって自殺しようと思ったのに、ソーリィーが味方してくれるようになって、ぼくは“いじめ”が前よりは怖くなくなったんだ。

味方がいるってことは、心強いものだ。孤独って、何よりも恐怖だと思うよ。

三沢少年はパソコンを操作していた。

Eメールが来ていた。
「きみが“いじめ”られていることを、わたしは黙認できません。それは生徒会長でもあるし、一人の人間として、許せないことです。でも、きみには表に出なくってもいいよ。きみも、つらいことだろうから。きみたちのクラスのクラス委員と話すことにしたわ。安心してよ。自殺なんて、そんな言葉は伝えないで下さい。それよりも前向きに考えて、お互いに助け合おうじゃありませんか。私にまかせて! 佐藤美智子」

ぼくの味方になってくれる内容だった。

三沢少年はうれしかった。
でも、情けない気持ちもした。

ぼくって、やっぱりできない人間なんだと、すぐに自己嫌悪してしまうのである。

そして自分の殻に閉じこもって自分で自分を傷つけている。

そうソーリィーに言われてもやはり同じことをする。

ぼくって、これが習慣になっているみたいだなー。

佐藤美智子は三沢少年とちがって、行動に出る。

すぐにクラス委員から事情をきいた。
なかなかクラス委員は話そうとしなかったけど、美智子が熱心に、
「友達を見捨てて、もしそのクラスメートが自殺していたら、あなたも心の中に傷をもつことになるわよ」とさえ語った。

悪いことをしている人たちを、無視しているってことは、それだけで罪なのよ。

殺人幇助というのが、法律にはあるのよ。








閑話休題

経済という数字だけにとらわれいで、

イマジンします。

今は食糧もあります。

日本は豊かな国といわれています。

どうして、何でしょう……。

不思議な感じ。










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◎◎ 柏崎原発緊急メッセージ ◎◎

2007年07月18日 | 読書日記など
2007年7月18日

◎◎ 柏崎原発緊急メッセージ ◎◎
(転送歓迎)というので掲載します


           
原発火災と放射能を含む水の流出”地震に弱い原発”がハッキリした
東京電力・政府は情報を公開せよ


                      たんぽぽ舎

 16日(月)午前10時13分頃、新潟県中越沖を震源とする地震があり、大きな被害を出した。その中で、東京電力の柏崎・刈羽原発(全部で7基)の原発火災と放射能を含む水の流出、原発敷地内の地割れなど、重大事態がおきている。かねてから私たちが心配し、指摘したことでもある。
 今わかる範囲内での情報をもとに私たちの見解を述べます。

(1)原発火災に対応できないのは大問題

 原発から黒煙が上り、火も見えた。この映像は全世界へ配信され、8年前の東海村臨界ヒバク事故のお粗末さと並んで、日本の原発の信用を世界的に失墜させたと思われる。原発火災がおきて、自力で消火できないのは大問題である。12年前の阪神淡路大震災のように町中が大火事になり、消防はそれらに手一杯で全く消防力が不足した。

 今回は市内は火事がなく、原発のみが火災になり、消防車が来て消したが、これがなかったら一体原発火災はどうなったか? IAEA(国際原子力機OSART(運転安全調査団)の評価結果についての文を参考までに引用します。

出典

<引用開始↓>

IAEA(国際原子力機関)OSART(運転安全調査団)の評価結果について

                     平成17年6月9日
                     東京電力株式会社
                     柏崎刈羽原子力発電所

 当初は、平成16年11月1日から17日まで、IAEA(国際原子力機関)からOSART(運転安全調査団)の派遣を受け、国際的な視野で当初の運転管理状況および運営上の安全性等に関する評価を受けておりましたが、このたびIAEAから、経済産業省原子力安全・保安院を通じて、OSART評価に関する報告書を受領し、公表の手続きが整いましたので、お知らせいたします。

 火災防護(FP)組織:
-発電所には火災防護を専門に担当するグループはなく、火災防護の責任は複数の部門にまたがっている。
-火災防護に関する戦略的な問題を扱う委員会は、ここ2年間開かれていない。
―発電所は、約50人から構成される自衛団を設けたが、このなかには適切な訓練を受けていない者や、発電所の定期的な巡回を行っていない者もいる。自衛団を所掌する管理者は、消防署と共同で行った前回の消防訓練で指摘された是正措置の実施状況を把握していなかった。
―発電所には、消防署に援助を得る際の消火計画が定められていない(到着に関する時間制限、消防車の台数、消防署員の人数)。

<引用終了↑>

(2)放射能を含む水が流出した事実は大きい

 原発事故の時、いつも報道の始めの時期に「外部への放射能洩れはありません」が広報される。大変不愉快である。今回も1日目はそうであったが、2日目(=17日)の朝、放射能を含む水が流出した-海へも-と報道している。情報を小出しに出して、実質は「情報統制」していると疑う。7つある原発すべてで、プールの水(放射能を含む)がもれだした事実は大きい。

(3)電力会社が隠した活断層が動いた。隠れた活断層ではない

 報道では「隠れた活断層」(見つからなかった活断層)が動いたとされているが、これは事実とちがう。電力会社は、原発建設時に活断層の長さを小さくみつもり(地震を小さくみつもり)、また、長い断層を小さくコマ切れに扱うなど、「活断層隠し」や「活断層殺し」をおこなって、住民を騙して原発を強権的に建設してきた。1号炉の下には断層がある。原発・地震にとって地盤が極めて大事だ。

(4)なお、たんぽぽ舎では、地震がよくわかる会と共同で緊急の”新潟地震と原発-何がおきたか、発表されたこと、されていないこと-の集会”を準備中です。

 脱原発と、環境破壊のない社会をめざす
 たんぽぽ舎
 

〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
*たんぽぽ舎「お知らせメール」【TMM:No488】(転送歓迎)より転載


【磯野鱧男の感想】
以上のことは、誠に抑えて書かれてあります。
かなり常識的すぎる発言でもあると思います。

ボクがPWというのを書けないのも激しい怒りが抑えられないからです。
そのくらいひどいんです。
こんなもんじゃありませんよ。
逮捕者がでないのが不思議な世界です。

ヒロシマ・ナガサキを見つめなかったことが、いかに大きかったかはもっと大きな事故が起きる前に願いたいものです。









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