ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

これからの仕事のために

2010-01-22 18:43:59 | Weblog
いろいろ考えたんだけど、先日、知人からお話をいただいた上海でのお仕事は、
ちゃんと辞退することに決め、先ほどお断りのメールを送った。

月曜日の夜から昨日まで、すごく心の中が「むにゅむにゅ」していた。
その表面的な理由は、上海の仕事を構成する要素が、
どれも「好きではない」ということだった。

そもそも私は、自分をとりまく物事のうちで、好きではないものが非常に多く、
何かをするときの壁になる。
だから、何とか前向きに考えられないかと思ったけど、
今回は、
・場所
・扱う商品
・周囲の人への信頼(人格ではなくてビジネスとして組むという意味での)
このすべてがマイナスで、
プラス要因はただひとつ、「心配だから」というだけだった。

「心配だから」とは言っても、
現状うまくいっていないものを、一発大逆転させるほどの力量は私にはない。
もう少し若かったら、自分が魔法でも使える気になって飛び込んだかもしれないけど、
ここ最近は、いくらか自分を客観的に見られるようになってきたので、
自分に夢をもつこともなかった。

もし、年俸を1000万円保証してもらえるのだったら行くか。
と自問していたら、友人の1人に「その前に身体こわすよ」と言われて、
確かにお金では解決できないような負荷がかかるよな、と思った。

もしかして私は、彼らが勘違いしているように、
すごく中国でビジネスができちゃう人かもしれない?
と自問していたら、もう1人の友人に「お前のことジャンヌ・ダルクだと思ってんのか!」と
茶化してもらって、やっぱりどうしても引き受ける方向には発想がいかないな、と思った。

そして、「むにゅむにゅ」していた最大の理由は、
私は相手と面と向かって話しているときに、私はちゃんと断ることができない、
という自分の性格に対するものだった。

そうだった。月曜日に話をしていたときから、
私はどうしても乗り気になれなくて、居心地が悪いと思っていたのだった。
あんな気持ちのとき、私は最終的には断るのだから、
最初にちゃんと断ったほうが、相手にもいいだろうと思う。
なのに、それができない。
そういえば、気が強いわりに、仕事になると肝心なときに断れなくて、ストレスがたまり、
ある日大爆発して、それまでの関係をすべて断つ、という人生だったなあ。

少し自分との付き合い方を工夫しよう。