ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

不安について

2010-01-06 04:37:33 | Weblog
昨日は夕飯を食べたあと、気づかぬうちに眠り込んでしまい、
おかげで、ちゃんと寝ようとしている夜中に眠れない。

眠るのをあきらめて読書しているうちに、
ふと「不安って、なんだろう」と気になり始めた。

私はよくも悪くも直観的にものごとを判断することが多く、
好きか嫌いかで決めることが多い。
きっとキレやすいタイプなんだろうと思っている。

現状や未来に対して、不安を感じたことはほとんどない。
ただ、こうじゃなかったらいいな、という軽い心配はする。
でも、考えてもしょうがないから気になるなら行動しよう、と思う。
直情的に動きすぎて失敗することも多いけど、それもあまり気にしない。
たまに他人に対して言ってしまった一言や態度を後悔する。
そう、どちらかというと、過去を悔やむほうだ。

ところが私の周囲には、いつも不安を持っている人がいる。
動物的ともいえるくらいの不安感を持っていて、
私から見ると、パニック障害じゃないの、大丈夫?と、聞きたくなることもある。
こういう人は、どちらかというと、
自分の健康状態や、現状や未来の生活に不安を持っている。

もちろん、過去の行動を悔やむことはあるのだろうけど、
思考の方向性は、過去にこんなことがあったから、
現状や未来に、こんなふうに悪い影響を及ぼすんじゃないか、という考え方だと思う。
こういう人は、状況を改善する方法を一生懸命に考えるから、
結果的に、あまり大きな失敗はしないと思う。

そうだ。不安は、自己の保身に走る。
それだけ気をつかっているのに、どうして根本的なところで、
他人にはやさしくないの?と聞きたくなることがある。

ただ、なかには、その不安をバネにして、
同じような不安を抱える他の人を救うような、
なにか美しい方向性を生み出し、示せる人がいる。
この可能性は、なにかを超えている。

私の中にある不安。少し探ってみるか。