ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

夕陽

2015-09-13 21:08:08 | Weblog
朝起きて、ふと老後の生活が不安になった。
でも、よくよく考えてみれば、老後はいまの延長。
あと20年ある。いまから準備すれば、なんとかなるだろう。

きっと夢の延長。
久しぶりに亡き母が出てきた。
母は坂のてっぺんにある家に住んでいて、家の両端が下り坂になっていた。
この台所、使いづらい、斜めじゃん!と思いながら使っていたら、
母が、そのあいだに家の中をすごくきれいに掃除した。

古くなったものを取っておいてもしょうがないわ。手伝ってもらったの。と。
そして、わたしは会えなかった美しい顔をした弟と微笑みあった。
生前の母は、ものが捨てられない人だったのに。

久しぶりに母の気配を感じて、
ああ、こんなだったな、むかし、と思っていたら、
いつの間にか母が別人になっていた。
また、抱きしめる前に失ってしまった。

そうだ。秋のお彼岸だ。
毎年、団地に咲く白の彼岸花。
赤い花は亡き人を導く炎。白い花は亡き人を包む光。そう思う。



秋の七草の萩。鈴虫の音も美しい。



しばらくぶりに、ゆっくりと夕陽を眺めた。



光があって、初めて、ものはかたちを結ぶ。
その光は、お日様からくる。
この世はお日様によってかたちとなる。



母なる大地の地球ですら、太陽という他力によって生かされている。



いわんや、人をや。


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