Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

Blue Manに恋をした!

2006-10-04 05:36:41 | ニューヨーク
■忘れられない体験!
Blue Man Groupのショーに行ってきました。

Blue Man Group
Astor Place Theatre
434 Lafayette Street, New York
http://www.blueman.com/
全身青塗りの3人のブルーマンが繰り広げるコメディ。言葉を一切使わず、表情もなく、ひたすら目線と動きとパーカッションでパフォーマンス。知ってる人も多いはず。

なんと、今でも信じられないのだけど、このBlue Man Groupのステージに立ってしまった!
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ショーの最中によく観客席側に降りてきてオーディエンスを巻き込んでさまざまなパフォーマンスを繰り広げる彼ら達なのですが。。。
その時ふと1人のブルーマンが私の目の前にやってきて、じーーーーっと私を見つめる。

無表情のブルーマン、にこりともせずにひたすら見つめてくる。

私、ひきつり笑いで見つめ返すこと数秒。

(ヒャー!見てる見てる見てる!どうしよー!!!)←視線をそらすことができない。

そうこうしているうちに他2人のブルーマンもやってきた。3人のブルーマン一斉に見つめられた私。硬直。
次の瞬間、すっと手のひらを差し出すブルーマン。もの言わないのに伝わってくる視線。目の力。
そして私は悟った。






「なんか私、選ばれてるみたい。」と。

目の前に差し出された手のひら。さーどうする!?
硬直&高揚状態でその手をとると、ブルーマンは観客席の間をかき分けながら私をステージへ連れて行く。

(キャーーー! 私、ブルーマンのステージに立っちゃうの!!!!!!)もう気絶寸前です。

ステージへの階段を、1段、2段、とあがる。こんなことって起こるのね。
観客席では後ろのほうに座っていたのになぜか選ばれた私は、3人のブルーマンにエスコートされながら、ニューヨーク、ブロードウェーのステージへ立ったのでした!

それからは何もかもがあっという間。
ステージでは上半身だけ衣装を着せられ、彼らと一緒にテーブルの席につき、音楽をかけてタテノリのリズムをとったり、パンケーキを食べるパフォーマンスや、キャンドルに火をつけたり、電気スタンドに灯りをつけるパフォーマンスなど、食べたパンケーキをドロドロにして身体から吹き出すパフォーマンスなど、15分ぐらい一緒にパフォーマンスをしました!

(といっても、タテノリは私だけが違うリズムをとるような仕組みになっていたり、キャンドルに火をつけるやいなやいきなり消化器でゴーー!っと消されたり、電気スタンドは私だけ着けられない仕組みになっていたり、いろいろと仕掛けがちゃんとあり、何も知らない私が何かをするたびに客席から笑いがとれるという仕組みになっていたのですが。)
嬉しすぎて気絶しそうで気が高まってるし混乱してるしよく覚えてないくらい!

何が起こるのか、何をさせられるのか分からなかったけど、でもすごく安心感があった。ブルーマン達にまかせておけば大丈夫!という安心感。それと、自分がショーをつくることにライブで貢献しているというワクワクどきどき感。観客席から起こる笑い。ステージの上のあの独特な空気感。有頂天とはこのこと。


(ショーの間は撮影が一切禁止だったので、ステージ上でブルーマンが撮ってくれたポラロイドカメラの写真!すごい顔と格好。。。)

なにより!
ブルーマンのプロフェッショナルな演技を同じステージの上で目の当たりにすることができ、しかも、その彼らが私を相手に一緒にパフォーマンスをしてくれたことが本当に嬉しかった!信じられなかった!彼らが一斉に凝視してきたり(真っ青なペイント顔の3人、あの目に凝視されるってすごいよ!フェイント寸前!)、私をネタにして笑いをとったり、自分の行動でシアター中に爆笑の渦が起こったり、もう本当に忘れられない体験。

有頂天タイムは10~15分くらい続いた。そして、最後にきわめつけのパフォーマンスをさせられたあと(得体の知れないドロドロのものを食べるというもの!私本当に食べましたー!)、私は自分の席に戻った。なんかすごい拍手いっぱい。

席に着いた後、ステージは一転、ドラム叩きの聴かせるミュージックパフォーマンスが始まる。放心状態の私の身体にしみ込むしみ込むドラムの音、音、音・・・。

終わった後、多くの観客の人からまた拍手もらっちゃった。You were great! Awesome! You are the superstar!!などなど(笑)。
ノリのいいアメリカ人!そして、あれは事前にセットアップされていたの?と何人もの人に聞かれました。
"Noooo! He just picked me! " と言うと、
"Wow, then great! It's a good choice! " 
なんて言われながら、「君ほんとにfunnyだったから、記念に一緒に写真を撮って」と観客の人からも頼まれる始末。


みて、この有頂天ぶりを公開!
シアターの出口で一緒に撮ってもらったもの。
手に持っているのは、ステージで食べた得体の知れないドロドロの食べ物が詰められた箱。リボンつけてキスマークもつけられて、プレゼントされちゃった(そんなもんいらーん!)。それも彼らのパフォーマンスの1つ。

忘れられない体験をありがとうブルーマン!!!
履歴書に書く項目が増えたわー!
"Performed with Blue Man at Broadway, New York." …off-Broadwayだってば(笑)。

ニューヨークの素敵な夜に乾杯。

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