旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2023年十二月例会

2023-12-09 17:42:24 | お仲間たちと
「ハニー句会」の概要
 名前の由来 師匠の八木健さんと世話役の二神と会員の一同を合わせた「八木健二神会」でしたが一同が無いので「821の会」と考えましたが、しっくりこないので縦書きにしても良い「ハニー」にしました。
自分にも他人の句にも甘いところです。
 参加者は主に高齢男性、句会には珍しい構成です。

今月の句会の結果


玉乃井 永
冬ざれや廃線危機に揺れる町
縄跳びやお腹ダプンと波を打つ
冬の朝ため息白し宝くじ

二神重則
冬時雨三味は親子の離れ歌
暖かし仏に掛けた紅帽子
白波の迫る地の音冬の底

新井文子
足取りも軽く五千歩小春空
陽を集め今夜ぐっすり布団干す
ぐい呑みに二杯ばかりの夢寝酒

門屋定
竿垂れる重さじわじわ吊るし柿
生け花に実千両だけの物足りさ
真夜中に雨戸を叩く時雨かな

長井知則
昼飯は蕎麦湯で〆の満腹感
風邪ひくと亡母(はは)の味似せ玉子酒
寝たっきりの義母の動きは冬の蠅

吉川正紀子
忘年会芯から酔えぬ幹事役
湯けむりと風と遊ぶや冬の空
敗残の兵の如くに枯れ蓮田

高尾田山人
催眠術を誰がかけたか山眠る
白息を吐く邪魔となるマスクかな
火の番に寒さ知らずといふオトク





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