旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2021年六月例会 インターネット開催。

2021-06-05 20:37:45 | お仲間たちと
コロナ禍の中 集まることが出来ない句会。
現代の利器 メールを使って。(一部の人は郵便で)開催しました。

2021.7.18 愛媛新聞さんに掲載いただきました。


吉川正紀子
外界を知らず井の中の水馬(あめんぼう)
ワクチンもコロナも知らず葱坊主
追い散らすつもりないけど蜘蛛の子ら

二神重則
好奇心我も我もと葱坊主
糸トンボ精一杯のガイドかな
水切って池の燕の真珠湾

上甲彰
ざわざわざわお蚕さんが桑を喰む
佃煮でご飯がすすむ梅雨晴れ間
卯の花くたし若いおなごに指図され

新井文子
木漏れ日に透けて若葉のいとおしき
Tシャツの白肌寒し夏木立
まちぼうけ遊具ブランコ梅雨に揺れ

長井知則
オリーブ花散りても描くポパイ似を
水不足解消しても嫌な梅雨
石鎚の洒落た帽子や梅雨の雲

玉乃井 永
梅雨晴間AI超えの一手指す
アルバムに眠る青春(あおはる)我も黴び
簾(すだれ)越し千と千尋の湯屋灯り

向田将央
木漏れ日に青梅踏んで五打六打
背中押すそろばんぐずる心太
田植え前靴を脱ぎ捨てぬるい泥

八木健
草笛を吹いてタイムスリップしてしまふ
腰の手拭薄暑の必需品
藁藁ぶきの家がなつかし麦こがし



結果は