JIIN’S ブログ

寺院の住人が綴る、ジーンズをはいた時のような気取りなしブログ!

報恩講まであと3日

2008年10月24日 | Weblog

今日は 恒例の立華をする日だ。

他のお荘厳(仏さまのお飾り)・お供物は ご門徒の皆さんが
お手伝い下さるが、この仏さまのお花だけは、住職として
御報謝の気持ちで させてもらうことにしている。

今年は 立華の先生が不在なので、親戚の先輩住職と2人で立てた。

まずは  準備。

こんなふうに 五葉の松の枝を集めることから始まる。
使う場所によって 枝ぶり 葉の茂り方を考えて採る。
とはいえ、五葉の松は 数少ないので3箇所を回って集める。

そして、苦節 5時間。
なんとか 今年も 無事 立てることができた。

これが 本尊前の 立華  ↓                     で、こちらが 蓮如上人前

       

この後  木留め・草留め・色切り…などの あしらいをすれば完成だ!


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4 コメント

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至福の時間 (JINEI)
2008-10-26 06:19:51
ONSAI殿、お疲れ様です。

40年ほど前、私が小学生の頃です。
学校から帰ると、道場の向拝(ごはい)からでも
パチッ、パチッと、ハサミで松を切る音が聞こえました。

道場の戸を開けると、松のいい香りがします。
道場の中に入ると、ふたつある囲炉裏の周りには、
お同行のお爺ちゃんたちが、立華を作っておられます。

しっかり覚えていませんが、松の葉を細い針金で巻いたり
松の枝を組み合わせたりと、夜遅くまで作っておられました。

当時、お爺ちゃんたちが帰られる時は、
懐中電灯ではなく、提灯(ちょうちん)でしたね。

今は、父が立華らしきもの(?)を作っています。
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●JINEI さん: (ONSAI)
2008-10-26 19:52:16
そうですね。
松の枝を組みながら、ご法義話や世間話が
進んで、それらが みんな立華にしみ込んで
いくようです。

自らが立てたお華を前に おつとめさせて
いただくのもまた、「至福」であります。
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Unknown (邂逅)
2008-10-26 22:12:36
立派な立華ですね!
頭が下がります。お手間がかかるのでしょうね。
仏華はまだ母まかせ・・・。
早く受け継がなければならないのですが。
僕も少しずつやってみよう。
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●邂逅 さん: (ONSAI)
2008-10-26 22:44:42
そうそう、まずは 脇壇の仏華からチャレンジ
してみて下さい。

蓮如さまの前だけは、自分の担当!ってな感じで
はじめの一歩をスタートされるといいかもしれません。

Let's try!
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