JIIN’S ブログ

寺院の住人が綴る、ジーンズをはいた時のような気取りなしブログ!

ドタバタ3週間顛末記(その3)

2007年05月30日 | Weblog

何が何だかわからぬままに 駆け抜けた超ハードな20日間
を 3回に分けて振り返ります。(今回はその3回目)


      
▼24日(木)・25日(金)
25日は温泉津組12ヶ寺の住職・総代・壮年会・婦人会の
皆さんの連絡協議会の会場を引き受ける。

100人ほどの協議会だけど、今年から この会の担当が当ったので、
8ページにわたるその資料つくりが24日から25日日午前2時まで
つづく。(ねむい…)

▼26日(土)
同じ市内のR寺様の降誕会にのお取り次のご縁をいただく。

     ※ ここのご住職は 元高校の校長先生。
          国語の専門家なので、まるで「教育実習」のような
          ご縁だった。

▼27日(日)~28日(月)
西楽寺の降誕会法要。
27日は 新しいいのちの誕生を御祝する「初参式」に4人の
赤ちゃんがお参り。大切にお育て下さい。

    ※ 若い講師先生の真摯な姿に 忘れかけていたことを
         思いさせてもらい、いいシゲキをいただいた。

▼29日(火)
父(前住職)と祖母(前々坊守)の年回法要。
つまり、親戚を招いての法事。

    ※ いつもは ご門徒の法事にお参りする側の僕が  反対に
        皆さんにお参りしていただく施主をさせてもらい、
        ご門徒さんのご苦労を思いしらされた。

       そして 夜は 西楽寺を長い間 支えて下さった門徒総代さんの
       御通夜。たくさんお参りの皆さまの前でのご法話に胃が痛む。

▼30日(水)
門徒総代さんの葬儀。

    ※ 故人の人柄・徳の高さからだろうか、悲しみの中にも、
       どこかあたたかく、しみじみとした雰囲気の通夜・葬儀
       だった。

ということで、駆け抜けた3週間が終わった。

 


ドタバタ3週間顛末記(その2)

2007年05月30日 | Weblog

何が何だかわからぬままに 駆け抜けた超ハードな20日間
を 3回に分けて振り返ります。(今回はその2回目)


▼18日(金)
午前中に  西楽寺本堂本堂で仏前結婚式(オメデトウ!)
午後は 僕が担当する組内寺院の門徒教化団体の会議。
夜は 当寺本堂で近所の方の通夜。(西楽寺のご門徒ではない)

      ※ 祝い事と弔事で 本堂はフル稼働。
          届く電報は 紅白(祝電)に黒白(弔電)。
          あて先確認要注意。

▼19日(土)
当寺本堂で 葬儀。
夜9時には 壮年会の皆さんとかねて企画の「薩摩のかくれ念仏」を
たずねて研修旅行。 貸切バス夜行で一路鹿児島へ。

      ※ 出発前に地元ご門徒(お寺の役員さん)の訃報が入ったが
          企画責任者として 留まるわけにもいかず、 とりあえず
          バスに乗り込む(車中から葬儀日程調整)
     

▼20日(日)
鹿児島での一日の行程中に 地元で もう一軒の 訃報が飛び込む。
2件ともに21日の通夜ということになったので、21日朝便の
飛行機で 旅行参加者の皆さんより一足先に帰路に着くことに決定。

      ※ バスの中から 初めて 携帯電話で飛行機チケットを予約。
         (便利なもんだ)
         でも、先日 前輪が出なくて胴体着陸したあの飛行機と同じ
         タイプ…… こわっ!

▼21日(月)
飛行機で 広島まで帰り、高速バスで 夕方には温泉津着。
夜には 18時半  20時と 連続お通夜(一軒がご門徒)

      ※ 僕と同じように 通夜の「はしご」をする人たちが
         たくさんあって、集団大移動となった。

▼22日(火)
昨日が連続お通夜ということは 葬儀も10時・14時とつづく。
その2つの葬儀の間に かねて約束の法事へお参り。

     ※ たまたま、お膳を伴わない(おつとめだけの)法事だった
        
から、時間的融通ができたけど、それにしても、もう、
         目茶苦茶である。
         普段から 余裕持ったスケジュールを組むべし。 (教訓2)

▼23日(水)
江津市の門徒組織のN講へ 降誕会のお取次ぎ(ご法話)

    ※ 廃校になった校舎の講堂上段に「内陣」がつくられ
        ご門徒さんたちだけで、お飾りして法座を営まれる
        あたたかいご縁だ。
        数えてみれば もう 今年で15年目になる。


■ 今日の画像

西楽寺仏前結婚式会場
今回から、全席椅子席としてみた。
正座が苦手なアナタ。これで 「仏前」OKでしょ!?


                                                         つづく


ドタバタ3週間顛末記(その1)

2007年05月30日 | Weblog

何が何だかわからぬままに 駆け抜けた超ハードな20日間
を 3回に分けて振り返ります。(今回はその1回目)

ゴールデン・ウィーク  都会の親戚も帰って集まりやすい
…ということで、法事ウィーク。
その疲れも癒えかけたころから…

▼11日(金) 
関西方面のご門徒の仏事にお参り。
夜は 神戸で 温西会役員のみなさんと打合せ。

   ※ 京都から 兄と 大学1年の長男も参加して 世話役の
       ご門徒さんと6月24日の「第30回温西会」へ向けての
       具体的相談が できた。

▼12日(土)
西宮市のJ寺様永代経法要で 午前午後4席のお取次(ご法話)

   ※ 本堂に入りきれないほど 多くのお参りがあるので
       午前・午後の「入れ替え制」のご法座。
       都会の砂漠の中で こんなお寺がもっと増えたらいいな…。

▼13日(日)
大阪市内でご門徒の法事お参り。そして 予定を切り上げて
島根へ車を走らせ、地元ご門徒のお通夜へ 直行。

    ※ 「交通安全運動中」だったの ゆっくり。ゆっくり。

▼14日(月)
地元 ご門徒の葬儀

    ※  仏壇のお飾りも 報恩講の「おとき」も
         「昔ながらの仏事」の形をキチンと 勤められるお婆ちゃん
          だった。
          ココロとカタチ を思い出した。

▼15日(火)~16日(水)
尾道市 H寺様 降誕会のご縁で40分×8回のお取次(ご法話)

      ※ 今月はめったにない 県外でのご縁が2度もあった。
          基本的に僕はそんなメジャーな布教使ではない。

          だけど そんなローカルタイプの僕に、ここのご住職は
          「次回のご縁」として、いつも 4年先の法座を ご依頼
         下さる。
          4年も先の自分の予定が決まるとなんだか不思議な
          気分だ(諸行無常の理を忘れて…)

▼17日(木)  松江市 で宗門の会議

      ※ 西宮ー尾道ー松江 と、 あわよくば 連続して
          無駄なく…と踏んでいたのが大誤算。
          もう、喋りたくないほど 口が 疲れた一週間である。


■ 今日の画像
尾道のお寺からは あの映画
「転校生」
のロケ地の神社だった。




                                                           … つづく


復活!

2007年05月30日 | Weblog

完全に止まっていたブログ&HP。

大げさでなく、今までの僕の人生の中で 一番スケジュールが
過密な3週間だったと思う。

この20日間での出来事は11行でまとめると 次のようになる。

■西宮市・尾道市・江津市・地元市内の4ケ所のお取次(ご法話)
  のご縁をいただき  40分 × 16回 のお話。

■関西(大阪)方面のご門徒仏事のお参りへ2日間。
   一晩は 温西会役員さんと「最終打合せ」

■朝粥会の男性15名と「かくれ念仏巡拝」にバスで
   鹿児島へ。(2泊3日=1泊は車中)

■ご門徒の葬儀と有縁の方の葬儀を 計4度。
   ご門徒の通夜の一つは 大阪市内で法事にお参り後 直行。
   もう一つは、鹿児島から飛行機で急遽帰って何とか間に合う。

■西楽寺行事としては
      親鸞聖人のお誕生法座 降誕会  2日間
      仏前結婚式     1回
      温泉津組寺院12ヶ寺の門信徒の協議会(100名)の会場

もう一度 やれといわれても無理。

でも、不思議ですねぇ~。
どんなに忙しくても 「一杯飲む時間」はちゃんとあるもんです!

さぁ、これからは
第30回温西会に向けて まっしぐら!


◎ 今日の画像
新幹線 京都駅ホームに 掲げてあった
親鸞聖人750回大遠忌法要を、社会に向けてアピールする
“スローガン”である親鸞聖人のお言葉「世のなか安穏なれ」
のポスター


「本願寺が西楽寺になる」瞬間

2007年05月13日 | Weblog

ふるさとを遠く離れて住んでいらっしゃる門信徒の皆さんのこと
を表す表現に「離郷門信徒」という言葉がある。

西楽寺では、毎年 京都で郷門信徒の集い 「西楽寺温西会」
を開催している。

昨年5月のその温西会の席上で、いよいよ平成20年で、30回目(30年)迎えること
をお知らせしたところ、俄然 話が盛りあがった。

せっかくの第30回なのだから、例年のように本願寺内の参拝
会館仏間で営む追悼法要を「本格的なもの」にしよう!…と。

それはなんと、西楽寺門信徒総追悼法要

本願寺の本堂、つまり阿弥陀堂(総御堂)において営み、
▼しかも、その法要の導師を 西楽寺の住職がつとめて
▼その上、ご門主さま(本願寺のトップ)にも焼香していただこう!

という「とんでもない計画」だった。

地方の一寺院の単独行事を本願寺の御堂を使って営む、
しかも、その法要の導師を 一般住職がつとめるだなんて…。

その上にご門主さまに焼香いただくとは、夢のまた夢、どんどん
広がる展開に 僕はただ呆然としていた。

ところが… である。

窮すれば転ず、転ずれば通ず。

結論からいえば、この「とんでもない」ことが すべてみな実現の
方向になった。

京阪神温西会第30回記念
西楽寺門信徒総追悼法要 
於 京都 西本願寺総御堂

である。

そして、せっかくの記念法要だから、いつもの3倍以上の
200人にお参りしてもらおう…と夢はさらに膨らむ。

ご本山本願寺の御堂で、西楽寺門信徒の法要
西楽寺住職の導師でおつとめする。
そこへ集う西楽寺門信徒200人…。

それはまさに 本願寺が西楽寺に変わる瞬間 
といっていい。

西楽寺500年の歴史のなかで、今までも、そしてこれから先でも
二度とありえないでろう 大プロジェクトである。


その法要の準備も いよいよ本格化して、皆さまへのご案内も
配布された。
島根・温泉津からはバス一台を仕立てての団体参拝が決まった。

さぁ、次は あなたが この法要の場にいて下さるだけ…。