JIIN’S ブログ

寺院の住人が綴る、ジーンズをはいた時のような気取りなしブログ!

友の13回忌

2006年07月28日 | 島根県・温泉津町


三十代半ばで 亡くなった僕の
同級生(幼なじみ)の13回忌法要に
お参りさせていただだいた。
(うちのお寺のご門徒ではない)

師匠寺のご住職といっしょに おつとめしながら、
2年前の通夜の席が思い出されて辛かった。
そこには、「父親の死」の意味も分からず 大勢の人が
集まることだけで はしゃいでいる子どもたちがいた。

あの時、棺の中に横たえる同級生が 自分と重なり、
喪主である奥さんが 僕の妻に、そして 3人の子ども
さんは わが家の子どもたちに…みんなみんな重なって、
まるで自分のお通夜にお参りしているような気がした。

それだからか、かけがえのないご主人を亡くされた奥さん、
大切な父親に先立たれた 子供さんたちを悼む弔問の
人々の中、僕は、
大切な妻や子たちを遺してゆかなけらばならない
故人の歯がゆさ・無念さ

はどれほどだろうと 考えていた。

あれから12年、子供さんたちも すっかり大きく成長していた。
当時の幼さと現在の頼もしさとの間にある奥さんの苦労を勝手に
想像して「よく ここまで」と感動していた。

法要後の奥さんの挨拶は、故人の
母親(奥さんから言えば姑)や周りの親戚から支えに対する
感謝の言葉ばかりだった。


写真は その法事のあった家から見た山の景色
同級生だった彼は、この山を毎日見て育ったに
違いない。


おはよう会 2006

2006年07月23日 | 仏事/行事


今年もまた 22日から 「夏休みおはよう会」がスタート。
7日が過ぎた。

例年、一学期の終業式の次の日には まず ラジオ体操に
来た子どもたちと オリエンテーション。

「今年も お寺で 体操をさせて下さい。」(リーダー)

「それなら、毎年のようにあさ6時までに来てね。
  おはよう会をするから、待ってるよ。」

と、型通りのやり取りをして、その日は 出席表の準備や
仏さまの前での作法を 指導して終わる。例年なら。

が、今年は 初日から 6時15分前ころから ほとんど全員が
集まっている。
「今年も おはよう会 よろしくお願いします!」

「よっしゃ、それなら 初日から ちゃんとお参りしよう!」

ということで 今年は初日から エンジン全開!

だが、過疎化・少子化の波は 切実で、20年ほどまえには
40人近くいた子どもたちも、今年は 全員 来ても13人。

二十四の瞳より ちょっと多いくらい。
いえいえ、よくお参りしてくれました。
ミンナ コトシモガンバロウ。


おかげさまで 118人!

2006年07月09日 | 仏事/行事


数日前の赤信号が 危機意識を
煽り、蓋を開けてみれば
百人会には 題目通り 100人を
楽に超えるお参りがあった。

ご講師・石井先生の心安く、丁寧な ご法話に みなさん、うな
づきながら尊いご縁をよろこんで下さった。
石井先生、そして、暑い中、お参り下さった方々 本当に
有難うございます。

しかし、、今回ほど「100人の壁」を厚く感じたのは 最初の頃
以来だ。
裏を返せば、それほど お参りの方々に甘えて気を抜き
始めていたということ。

でも、そのおかげで、今回は 今までは遠慮していた人にも(強引に?)
お誘いした。その結果、今回は「初めて百人会に参った」という
人が10人くらいあったのだから、危機意識のタマモノである。

それから、「百一人目の会」(←百人会の趣旨に賛同して下さる
方の会。会費無し)の皆さんの案内状の添え書きには、

やむなくご欠席される場合は、できますれば、会員以外の人に
お参りをおすすめいただき、その方の名前を書いて回答して下さい。
(これで貴方はお念仏の教えを伝える立派な伝道者です)

2_5   といつも書いている。
それに応えて、今回も2名の
方がご縁に遇ってくださった。
その内の お知らせ絵手紙が
左の写真。

有難うございました!

過疎化・高齢化に「超」の字が3つくらい付きそうなこの町で
いつまで できるかわからないが企業努力を促す、「百人」と
いう目標数値を掲げて できるだけ続けていきたい。

もちろん、最終目的は 100人という数字ではない。
あなたがこの百人会の席に座って下さることである。


危険信号点灯! 百人会、絶体絶命か!

2006年07月06日 | 仏事/行事

 

「あなたが座れば 百一人」

第21回目の百人会を来る 7月9日(土)
予定されている。

…が、しかし、である。

毎回、百人を超すお参りのある法話会であるが
今回は どうも 百人という数字に危険信号が点った。

年2回のこの百人会法座は、その開催日を平日と
休日(土日)を交互に選んで、満遍なくお参りいただける機会を
設けているつもりだ。

しかし、今回の日曜は ことごとく悪条件が重なった…。
各種団体行事ほか、日曜を狙っての行事や予定が
たくさんあるようだ。

で、本日正午現在、参詣予定者数 64人
参詣できません…と連絡下さる方は いつもの2倍ペース。

過疎化・高齢化に伴い、いつかこういう日が来ると覚悟はしていた
けど、前回の120人の参詣を思うと唖然としてしまった。

だが、100人という数字は、お寺の教化活動の中において
危機意識を持ち、「企業努力」を促すための数値目標であった
はずだ。

それならば、唖然としている暇はない。
やるだけのこと(企業努力)をやって 、その上で出た結果は
甘んじて受け止め、「これから」につなげればいい…。

ということで、夕方には 町中を自転車で走り回り、態度不明の
方を さりげなく個別訪問、街角で出会えば、体当たり参詣勧誘を
してみた。

そして、夜には 電話作戦。
やはり、切り札は「100」という数字。「100」だからこそ あなたに
お参りしていただきたい…と 勧めやすかった。
まるで、選挙の当選ラインを目指す お願い電話をしているような
気がしたけど…(^^ゞ

数値目標に遥かに及ばぬ現状が、この僕の危機意識を煽る。
いままで、「まっ、いいか」と勧誘を見送っていた人にまで声をかける。

で、結局 今晩現在で84人の参詣約束者(僕は約束だと思って
いる)を得た。

あと マジック16

9日までに残された3日間に課せられた数値目標である。
やるっきゃない!

PS
このブログを読まれた方、百一人目になっていただけません?