この度、西楽寺のホームページのリニューアルに伴い、
このJIIN'S ブログもそのコンテンツとして組み入れられることとなりました。
これからは、次の URL からご覧下さい。
今までの記事は このままアーカイブとして このURLからご覧いただけます。
これからも どうぞ JIIN'S ブログを よろしくお願いいたします。
この度、西楽寺のホームページのリニューアルに伴い、
このJIIN'S ブログもそのコンテンツとして組み入れられることとなりました。
これからは、次の URL からご覧下さい。
今までの記事は このままアーカイブとして このURLからご覧いただけます。
これからも どうぞ JIIN'S ブログを よろしくお願いいたします。
ONSAI です。
西楽寺は温泉津温泉街の中にあります。
しかし、山門正面の家から右へ七軒は すべて空き家です。
私の卒業した小学校も中学校も、統廃合となってなつかしい学び舎は もう、ありません。
限界集落から集落崩壊へと…加速度的に進む過疎化高齢化の波を実感します。
そんな中、先輩住職さんとお寺の将来の話をしていたときです。
「こんな過疎地でなく、人口の増える都会地にあったなら、こんなことができるのに…。」
「もっと 門徒数が多ければ、これもしたいな…」
心安さに甘えて、いつしか私の言葉は夢ではなく、愚痴になっていました。
すると
「他所の条件や環境を羨むうちは、まだ覚悟ができていないということだよ。」
とバッサリ。
「…たら、」と「… れば、」ばかりで、現実から逃げて都合のいい理想を掲げる自分をズバリと指摘されて、かえって気が楽になりました。
そうでした。逃げようのない今のお寺と地域の現実を認め、引き受けていく覚悟があってこそ、自分のお寺の未来を描き、語ることができるのでした。
腹を据えて前を向いて一歩ずつ、でした。
第2回 男前法座が近づきました。
お寺になかなか お参りしていただけない男性方をターゲットに
あえて、「男性限定」で始めたご法座です。
好評をいただいた第1回で お聞かせ頂いたご意見にしたがって
今回は、具体的な事例からのアプローチ。
テーマは、「今さら聞けない 仏事のイロハ」
仏事について、その由来や意味などを含めて具体的にご案内して
そのなかに伝えられる心を味わっていけたらと思っています。
さぁさぁ、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とか。
どうぞ お参り下さい。
ONSAI です。
『本願寺新報』 1月20日号の「みんなの法話」です。
12月初旬にこの執筆依頼をお受けしましたので、ご本山の御正忌法要「特別講演」でお取次させていただいた法話をダイジェスト版のようにまとめてみました。
原稿締切が、特別講演の当日頃でしたので 講演内容の点検・確認には、ちょうどよいご縁をいただいたことです。
しかし、原稿の推敲・校正は、それを書いた者にはなかなか難しく、Boumoriの 「ご門徒目線」を意識したアドバイスは有難かったです。たとえていうなら、作曲は私ですが、編曲はBoumoriという感じで 出来あがった「みんなの法話」です。
広島市内でいただいた2日間の布教のご縁の合間に、そのお寺から車で15分ほどの老人介護施設に入居しておられるご門徒Wさんを訪ねました。
ご本山から下付されたご本尊にお参りして、ひと口のご法話をと思いましたが、Wさんは立て続けに身の上を語られます。
お金のこと、病気のこと、食事のこと、止めどなく話されて、私はただうなずくばかりでした。
ついつい、仏さまのお話をお伝えすることが私の役目だと こちらが話す機会を待っていましたが、ただ聞くということも「伝える」ことかもしれないと思い、この度は ただ聞くことにしました。
帰り際に、90歳を過ぎたWさんは手を振りながら 「また、きて下さいね。」と、笑顔で見送ってくださいました。
手を振り返しながら、また(この世で)あえるかな?と名残惜しく思いました。自分は、まだまだ当分生きるつもりで。
無常の教えを口にしながら、それを他人事にしている自分がありました。