JIIN’S ブログ

寺院の住人が綴る、ジーンズをはいた時のような気取りなしブログ!

お盆疲れ お見舞申し上げます

2008年08月17日 | Weblog

お盆が 終わりました。

猛暑・激暑の中、ふるさとへ お帰りのみなさん、
渋滞・遠路の道中 お疲れさまでした。

帰省客を迎えられた 田舎のみなさん、
おもてなし・ご接待、お疲れさまでした。

そんな中、お盆参りをつとめられた ゴインゲさま方、
シースルーなのに全然涼しくない衣で お疲れさまでした。


今年の初盆お参りでは、とりわけ 昨年に出会った
言葉  「常盆」 のお話をさせていただきました。


しかし、それにしても破格の暑さでした。
「暑さ」を「熱さ」と 書きたいほど…。

来年から お盆は、1ヵ月遅れの9月に 行なうことを
提案させていただきます。


久しぶりの顔

2008年08月16日 | Weblog

お盆には 「久しぶりの顔」にたくさん会える。

わが家も 京都にいる長女と長男が3日ほど帰ってきた。

久しぶりに会うと、
偉そうなことを言っても、まだまだコドモ…という面と、
いつの間にやら、どこかしら「成長」したように思える面が
見える。

それぞれが、自分の道を歩み始めつつある娘・息子を見ながら
その「若さ」の中に、自分が忘れかけていたものを 少し思い
出していた。

そして 三日間の帰省を終えて、そろって 京都へ帰る二人を
境内で見送った後、僕は 初めて「淋しさ」を感じた。

親から 心身ともに 巣立っていこうとする子たちの姿に
わが身が「もう若くない」ことを 思い知らされたからだろうか。

 

昨日のブログに続いて センチメンタルな記事となりましたが
これは 決して 「哀愁」 ではなく 「人生の深まり」なんだと
どこまでも 前向きにいだだく ONSAI であります。


花火大会

2008年08月10日 | Weblog
8月9日にあった温泉津温泉の花火大会。

小さな湾の対岸から打ち上げられる花火はその距離が
近いため とても圧巻だ。

自分の真上の夜空いっぱいに 大輪の花火がひろがる。
目の前の海面では 水中花火が咲き乱れる。

そんな光のファンタジーを見物するために町の人口を
上回る人出がある。 

だから 地元スタッフのご苦労は たいへんなものだといつも 頭が下がる。
… そういう僕は お盆前につき、お客さんに徹する<(_ _)>


例年 いっしょに座る子どもたちも、最近は友だちと動くので、
今年は Boumori と2人で一杯飲みながら花火見物となった。

花火の合間で、Boumori が
「こうしていっしょに、この花火を見るのは、〇〇回目 だね…。」
とつぶやく。

そういえば、結婚して以来、この花火を見なかった年はない。
だけど、その瞬間、僕はふと

「来年も こうして いっしょに花火が見られるだろうか。」
と思った。

それには、二人ともが 元気で 一年を越えること。
周りの人たちも つつがなく無事でいてくれること。
その他にも さまざまのご縁がととのう必要がある。

それは決して、 「あたりまえ」ではなく、
ること難し」…だ。


その時、花火の光と翳を淡い紅色の頬に映して、夜空を見上げ
ている Boumoriの横顔が なんだか とても いとおしく思えた。

ビフォー(Before)→アフター(After)

2008年08月04日 | Weblog

境内と中庭にある松の剪定(新芽摘み)が終った。

日差しの強い時間を避けて 夕食前の一時間ずつほど
行っていくので2本で、2週間くらいはかかる。
(今年は、大幅に 時期が遅れてしまった。)

ところが、僕が松の剪定をすることがとても意外なようで、
その姿を見る人が みんな驚いている。

昨日も、そのことを伝え聞いた あるご門徒さんが

「ゴインゲさんが(松の剪定を)しなさるそうですが、
  大丈夫ですか?」

「ん? それ(大丈夫)って、もしかして 僕のことではなく、
  剪定される松の方を心配してません?」

「いや、あのぉ …(^_^;)  … 難しいでしょ、松って。」


たしかに 手間がかかることだけど、近隣のご住職から松の剪定の
ポイントを教えていただいて以来 毎年 僕が 剪定している。

             
             (Before)                               (After)

もちろん、シロウト剪定だから、微妙に枝振りが崩れてしまうのは
お愛嬌で、4年に一度くらいは プロの庭師さんにお願いして「矯正」して
もらっている。


だけど、かれこれ15年くらいになるが、こうして松の剪定を
していると 不思議と心が落ち着く。

何も考えず、無心になって、松葉を触る…これがとても癒される。


そして、この時期 ひと汗かいたあとの夕食のビールの味は たまらない!

まぁ、夕食のビールが2倍になったとしても、
植木屋さんの手間賃に比べれば、まだまだ
大威張りで飲めそうだ!