今月は、ドタバタと東奔西走の日々が続いていたが、
昨日今日は ずっとお寺で あと一週間後に迫った報恩講の準備。
ところが、僕が動かないでいると 周りの方がお越し下さるみたいだ。
昨日、朝のおつとめが終わった 午前7時頃、玄関に威勢のいい声が
響いた。
夜通し運転して(ふるさとの)お墓参りに帰ったので、寄りました!
見れば、9年前に亡くなられたご門徒Aさんのお孫さんである神戸市在住のOさんだった。
いっしょにコーヒーを飲みながら、久しぶりにお話した。
遠く離れ、年月を隔てても、こうして顔出して下さったことが嬉しかった。
そして、午前9時半には、はるばる鹿児島から K寺さまがご来訪。
あの百人会の講師、N先生から、山陰の旅を 紹介されたそうで、そのご縁で 当寺にもお越し下さったという次第。
ようこそ、 ”かくれ念仏の地” から ”妙好人の里”へ!
同じ念仏の道の上での出あいは、いつも初めてなのに なつかしい。
明けて 今朝には 先月につづいて またまた おあさじサプライズ。
喚鐘の鳴るころに、明らかに温泉津温泉にお泊りの旅行者らしき方が4名ほどお参り下さった。
いっしょに読まれる 正信偈の声が違う…(明らかにお寺さん!)
後で たずねたら、3名の方は 広島県からお越しのお寺さま。
いやぁ、どうも…(^_^.) と結局 「一同行です」と素性を 明かされずに旅館へ戻られた。
そして、もう一人のお方は、ナント 北海道内のお寺の坊守さまだった。
それも きけば当寺と遠縁にあたるS寺さま。
今日の昼間、改めて当寺へ お寄り下さるところ、おあさじの鐘の音を
聞かれて、参ってこられたというわけだ。
それにつけても、わずか24時間の間に、北海道から九州まで
各方面から 東奔西走ならぬ 東来西訪(?)の一日だった。
そして、そんなご縁がタテにヨコにつながっていることが知らされ、
そのひろがりと深まりを 有難く感じるのも、自分がこうして
半世紀ほど 生かされてきたからだとしみじみ思う。