其処ハカとない日報

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バス時計

2015-11-21 01:14:12 | レトロ、アンティーク

とか船時計とか呼ばれる
時計について、の巻。
どうもリンキチです。

かなり前の時計ネタの際、
そのラインナップ中で登場
させた我が家の時計の一つ
ですがちょっとうんちくが
あったりするので今回あらためて
ピックアップしての再紹介。


SEIKOのKS474M、
いわゆるバス時計、もしくは
船舶時計とも呼ばれる
こちらの一品。

防塵型のクォーツ掛け時計で
1964年からの生産開始以来、
基本デザイン変更無しのまま、
今日でも販売され続けている
ロングセラーな時計です。

1964年の初期モデルの
ムーブメントはトランジスタ
の単1電池仕様。秒針は
赤いタイプで曲面ガラス。
そして時計下部に時刻調整
のツマミがありました。

1977年にQA513モデル
としてムーブメントがクォーツ
化、単2電池仕様に。
その後、単3電池仕様の
KS451Mというモデルに
マイナーチェンジ、そして
2007年に電池寿命10年
の現行モデルKS474Mと
なったようです。


以前、住んでいたアパート時代
から使用していたもので、
その時に中古品で入手。

スイープ・クォーツという秒針が
コチコチしないで滑らかに
スーッと動くのも特徴。
当時のカラーバリエーションは
この緑と白、そして赤もあり、
赤が一番希少とか。

前面部直径18cm、
背面部直径22cm、
奥行6.5cm。
レトロなデザインと色あい、
そして小ぶりなサイズと
機能性にも惚れ込んだ、
とちょっと大げさですが
気に入ってます。


裏面部。ラバーパッキンで
防塵防湿対応。

当時のバスは窓を開けて走る
シーンも多く、道路事情からしても
振動、埃も多く、そして船舶では
揺れは当然、そして防湿という
機能が求められ誕生した時計
なのでしょう。

裏面下のほうにあるシールに
QA513とありました。恐らく、
1980年代頃のものでしょう。


右側3時の位置にこんな
デザインのツメ?があり、
当初からこんな感じでかなり
キズがありました。
というのは開閉させる為の
ロック部、に見えたのでしょう。
以前のオーナー?さんが
全力で開けようとした痕跡です。


でも開閉は左側9時の位置から。
この一瞬、時刻合わせ用に
見えなくもないつまみを回して
いくとネジになっていてロックが
外れて開きます。
あんなにキズつける前に
気付きそうなもんだけど。


そしてこんな感じでオープン。
右側のロックみたいに見えた
金具は蝶番部なのです。

QA513モデルのとおり
単2電池1個のムーブメンント。
でも時刻調整は内部で行う
タイプなのでQA513でも末期
モデルなのでしょうか。


そしてこの中古品、本当に
バスに装着されていた
ものらしくバス車内用
ステーも付属。


バス用ステーを装着すると
こんな感じ。
天井部から吊ることが出来ます。
でも壁のある住宅内ではあまり
必要ありません。


試しに吊り下げるとこんな感じ。
住宅内ではあまり必要ありません。


でもウチでは実はここが定位置
だったりする。


ここは天井の火打梁部分。
スケルトン天井だったので
この斜めに設置された火打梁
がたまたま露出してました。
壁面ではなく、コーナーに
設置できたのでどの角度からも
意外と見やすかったりします。

以前、D&DEPARTMENTに
行った時、新品の現行モデル
KS474Mが確か1.5万くらい
だった記憶がありますが
今ならもれなく2万くらいするのね。
ウチのは5千くらいでした。

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