ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

行き先

2007年07月23日 23時37分27秒 | 古い日記
ある場所に……
ガードレールに挟まれた幅1mちょっとの用水路がある。
いや、むしろ「どぶ川」と言った方が近いかもしれない。

川底には水草がどっさり生えているから、「死の川」
ではないのだろうけど、ザリガニ程度の生物しかいない。

……と思っていた。

ところが、先週の金曜日。魚が登って来る来る。

金魚、と言うより赤い鮒みたいな魚。10cmくらいの丸々した小鯉。
メダカサイズの小魚。
そんなのが、上流めがけてワンサカ泳いでいく。

「何が起きたんだ?」

と、下流の方を見ると……オサーン達が「ドブさらい」をやっていた。
ユンボ(パワーショベル)で川の中をさらい、水草やゴミやらを
すくい上げて、トラックに載せていく。

凄い量の水草(写真、トラックの上参照)が撤去された後、
川を覗いてみると、流れが良くなったのか?
水流が速くなり、深さが1/5くらいになっていた。

さて。週が開けて月曜日。つまり今日見ると水量が元に戻っていた。

魚達の行き先(つまりさらに上流)はどこに繋がっているのか? 

この先、用水路は車道の下にもぐってしまうのでわからない。

が、上流からは「浮き草」がポツリ、ポツリと流れてくる。



米粒程度の葉の大きさ。「アオウキクサ」と言うヤツだ。

今の時期、水田に大量発生しているから、源流は推して知るべしだな。

身を隠す所が無くなったからか? 魚の姿は見えない。

田んぼに集団疎開をして帰ってこないのだろうか?

と思ったら、ドジョウ(?)みたいなヤツが水面に上がってきて、
泡を残して消えた。