ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

Un reencounter Pierre

2009年02月21日 23時37分48秒 | 古い日記


「ジュ マペル ピエール」
(私は”ピエール”と言います)

よせばいいのに……

近所のフランス人相手に、教科書に書いてある通りの事を
洒落で言ってみたら、それが定着してしまった事がある。

自分で言っておいて何だけど、
「ピエール!」
と呼ばれるとかなり気恥ずかしいモンがあった。

鈴木・ピエール、原田・ピエール、勅使河原・ピエール、伊集院・ピエール……

どんな苗字でも一気に”お笑い芸人”にしてしまう程の破壊力があるな。

で、何が言いたいかと言うと……フランス・パンの歌だ。
(上の画像をクリックすれば分かります)


続・白猫・クエスト

2009年02月18日 23時29分01秒 | 猫の名は?
こりゃあ、どう見ても”しろたん”の血縁者だな。

どれが父親か?母親か?兄弟か?はわからないが……。

”しろたん”はA地点で保護された。
元々、B地点で生まれた”しろたん”がA地点まで遊びに来て、
帰れなくなった可能性が高い。

「トヨタ自動車の操業停止で労働者の賃金カットが予定される一方……」
俺は突撃インタビューを試みた。
「2006年、豊田章一郎氏の持ち株は1117万株で配当は13.4億円、
 豊田章男氏は456万株で5.5億円だったそうですが、
 2003年に政府が導入した”証券優遇税制”のため、
 この4年分の減税額は合計5億円にもなりました。
 それについてどう御考えでしょうか?」
もちろん、”しんぶん赤○”の受け売りである。
しかしだ。時限措置として導入された法案が、
国民の同意も根拠も無いままに、
延長&延長で既成事実化していく政治のあり方は、
まやかし以外の何者でもない。

「子作り期間を今年も延長する気ですか?」」
「……」
「餌代だけで、相当な負担なんですけど」
「……」

……やはり、お答えは頂けなかった。

<終>

My funny St. Valentine's Day

2009年02月15日 19時13分48秒 | 古い日記
ひょうちゃん2号の方は今でもこんな物をくれる。

彼女は空手部所属だが……クッキーやケーキ作りも趣味らしい。
正直、上手いし、美味いと思う。

良かった点:

「これ。○○さん(俺の事)の」
「随分、上手に名前が書けたね」
と誉めたら、
「今年の最高傑作
と言われた事。

ちょっと引っ掛かった点:

ひょうちゃん1号によると。
「作るの大変だった?」
と訊いたら、
「そうでもない。けど……」
「けど?」
「『どうでもいい人』の時に限って、上手く書けたのがムカつく」
って、言ってたらしい。

これで分かるのか?

2009年02月15日 01時01分27秒 | フィクション
唐突だが。
「ひょうちゃんの彼氏ってどんなヤツよ?」
ひょうちゃん2号と言うか……妹の方に訊いてみた。
「ダメ! あたしは生理的にダメ!」
妹にそこまで言わせるとは。何者なんだろう?
「どんな顔?」
「ゴリラ系のブサメンを想像してみて」

「……したよ」
「じゃあ、今度は”綺麗なゴリラ顔”を思い浮かべて」
”ゴリラ系のイケメン”ってイマイチ想像できないが、
なんとかやってみた。

「……したよ」
「そしたら、その真ん中に線を引いて」
このイメージトレーニング、まだ終わらないらしい。
「……引いたよ」
「その中間点から、すこーし、イケメンよりって感じ。わかった?」
「……なんとなく」

(強いて言うならNON-STYLEの向かって右側のヤツかな?)
口には出さなかったが、俺はそう思った。

後日、写真を見せてもらったが、
ほとんど正確にイメージが伝わっていたのには驚いた。

ちなみに現在、シュン君とひょうちゃんは別れたそうである。

勝てる訳ない……

2009年02月13日 02時36分54秒 | 古い日記
歩いているだけなのに……圧倒的な存在感。

でも、いつかどこかで見たよな光景。

(そうか。あれだ!)

ジョリ ジョジョジョジョジョジョ…… ジョリ

んな訳で”あの人達”が向こうから歩いてくると、
頭の中でこのギター・リフが鳴り響くようになった。

(あ、嘘です。絶対、チクらないで下さい)


これ、キル・ビルのオリジナルサウンドトラックと思っていたが、
元々は新・仁義無き戦い(作曲:布袋寅泰)のテーマらしい。

改革は進むのか?

2009年02月12日 00時03分47秒 | 古い日記
今になって思い出すと「ああ、そういう事だったのか」
と妙に納得できる、オサーンとの会話。

あの人(オサーン)デタラメなように見えて、
やっぱり「世の中の裏」を良く知っている人だった……と思う。

オサーンが言う。
「ちょっと出かけてくるぜ」
「集金ですか?」
「そう。市役所の隣の駐車場借りてる人の所にな」
「役人ですか?」
「多分な。名前からして女だ。しかし……」
「しかし?」
「今度はヤバイ相手かもしれねえ」
「何でですか?」
オサーンは契約書を示しながら俺に言う。
「見ろよ。この住所。ア○タ(デパートの名前)の裏あたりだぜ」
「……ですね」
「それで、ピンとこないか?」
「いいえ」
うーん。俺には全然わからん。
「これ、多分、雇用促進住宅だよ」
「ハァ?」
よけいに意味がわからない。
何故、住所が”雇用促進住宅”だとヤバイ相手なのか?
いや、そもそも雇用促進住宅とは何なのか?

以下、解説。

雇用促進住宅:
ハローワークから仕事の紹介を受けた失業者が、
遠隔地に移転する際の支援を目的に、
低家賃(平均約3万円)で貸し出している住宅。
全国各地に約1500施設あり約10万世帯が入居している。
しかし、本来の目的に合致した利用者の割合が減ってきたことから、
19年には平成33年度までに全施設を廃止する閣議決定が行われ、
すでに784施設に廃止決定が出ている。

「その昔、東北あたりから出稼ぎに来る人が大勢いた頃ならともかく」
オサーンは言う。今やその実態は……
「遠隔地に来ている求職者の住宅ってのは”建て前”だぜ」
「じゃあ、誰が住んでいるんですか?」
もしかして、暴○団や新興宗教団体でも居座っているのだろうか?
「いや、それが公務員かその親戚縁者なんだから笑わせる」

オサーンによると。
いつ頃、誰によってそうなったのかは定かで無いが。
「資産の有効活用」という名目で、各ハローワークの所長が認めれば、
一般人の人でも借りることができるように法改正されたらしい。

「誰でもって……例えば俺でも申請すれば借りられる訳ですか?」
家賃3万円じゃあ、希望者が殺到するだろう。
「いいや。誰でもいい、って訳じゃない」
が、やはり実際はコネが無いと無理らしい。
「入居者はハローワークの所長の一存で決まるのさ」
「で、建物の中はどんな感じ?」
「広いよ。他に人いないし。一人で何部屋も借りてるヤツもいる」
「酷いなあ」
「それだけじゃねえ。駐車場だってガラ空きさ」
下手をすりゃ又貸やって私腹を肥やしている輩もいる……ようだ。

「なんて言うか。まるで私物。やりたい放題じゃないですか?」
「だろ? 一欠けらの良心もありゃしねえ」

こういう相手は「自分の利益、権益」しか頭に無いので、
”モノの道理”などハナから通用しない。

ゆえに「交渉の相手として非常に難しい」という事である。

「ふーん。そうなんですか」
「そうだよ。住所が雇用促進住宅だったら気をつけな」
「はぁ……」
当時は半信半疑だったが、オサーンの言葉はほとんど真理だったようだ。

確かに「職を失うことのない公務員」
が”雇用促進住宅”に入居しているのは不適切……
と言うか、絶対、ヘンである。

それに、ネットで検索してみりゃあ、
人口の割合に雇用促進住宅の戸数が(人口の割りに)
異様に多いぞ。A市→ここをクリック

で、今になって、
本当の意味で”雇用促進住宅”が必要な時代になった。

けど、まーだ、こんな事やってるって、
他所の国、笑えねえ。(ちょっと古い記事)

ここをクリック

「役人ってのは”公僕”って意識なんか無いんですね」
「そうそう。むしろ俺達の敵、つーか”公敵”だな」
「なるほど」
「で、俺は息子に常々言っているんだ。」
「なんて?」
「世の中にあんなヤツらはいらない。でも……」
「でも?」
「『お前はなれよ』って」
「え? お役人に?」
まさか「世の中を変えろ!」
などと殊勝な事を吹き込んでいるとは思えないし。
「違うさ。『俺が楽をしたいから』だよ」
「……」

日本は確かに民主主義国家かも知れん。

でも、こういう国民の国からは、それに相応しい政治家しか育たないし、
それなりの政治しか出来まい。