住職の独り言

~ご縁に触れて~

み仏の心を主とす

2024年04月03日 | 独り言
余は南無阿弥陀仏には
平等の救済や平等の幸福や
平和や安慰やを意味して居ると思ふ

智者にも学者にも
官吏にも富豪にも
安慰を与へつつあるが
弥陀の目的は主として平民である
愚夫愚婦に幸福と安慰とを与へたる
偉大の呼び声である

極楽世界には
他方之国土を侵害したと云ふ事も
聞かねば
義の為に大戦争を起したと云ふ事も
一切聞れた事はない
依て余は非開戦論者である

実に濁世である
苦海である
闇夜である

御仏の成さしめ給ふ事を成じ
御仏のぜしめ給ふ事を行じ
御仏の心を以て心とせん

明治時代、不戦平等を誓い権力者によって死罪に科せられた
高木顕師「余が社会主義者」より
(髙木顕明師筆六字名号)


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