住職の独り言

~ご縁に触れて~

出し惜しみ

2018年01月22日 | 独り言

美食家として名高い北大路魯山人のところに、

若い料理研究家が、チーズを土産に持って来た。

大いに気に入った魯山人に、

「家にまだたくさんありますから、お送りしましょうか」と言うと、

こんなふうにたしなめられたという。

「お客に出した物が気に入られ、

もう少し ないかと言われたとする。

私なら台所に山と積んであっても、

『残念ながらもうございません』と答える。

そうすれば客は、『もっと食べたかった』と思うだろ!

魯山人はさすがに、「最後の料理」のおいしさを知っていた。

(私感)

私ならダメだね。きっと食べて下さいと出してしまうだろう。

普段から珍しい物や高級品があると

人に食べさせたり、あげてしまい

自分で食べることは滅多にない。

もっと心のツボを押さえなくちゃね…(笑)

コメント
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