King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ファイナル G5 サンダー対ヒート

2012年06月23日 10時12分50秒 | バスケ
Thursday, June 21, 2012
9:00 PM ET - American Airlines Arena, Miami, FL

   1  2  3  4  T
OKC 26 23 22 35 106
MIA 31 28 36 26 121

Arena: American Airlines Arena, Miami, FL
Officials: #43 Dan Crawford, #13 Monty McCutchen, #9 Derrick Stafford
Attendance: 20003
Duration: 2:40

なんだよっていうような試合でした。

最初からもう敗戦濃厚で、今までと同じ展開に何も新工夫もなく
これは負けだよという感じがひしひしと滲んでいました。

もう少し見せるゲームにしろと言いたい内容で、とにかく
スパーズ戦でのすべてを受けてなおかつ寄り切る度量があると
見ていただけになんか納得できない負け方です。

ヒートの優勝についてはセルティックスとの激戦など接戦つづき
であり、その過程も並大抵な勝ち方ではなく、納得できるもの
ですが、それに応える優勝決定戦をファイナルでの頂上では
見せる義務があると思うのですが、なんかファンは蔑ろな
感じがします。

ファイナルにはファイナルのストーリーが用意されていて然るべき
で、ファンはそれが納得できるか観賞に耐えるか味わう権利を有し、
ただのスーパープレイ集を見たさにアリーナに集うわけではないのです。

まして世界中が最高のゲームを望むファイナルにおいて、後半早々
すでに勝敗が決したムードが漂うのはいかにも内容不足です。

デュラントの1対1がなぜ通じなくなったのか。なぜ、サンダーの
ディフェンスが通じなくなったのか、脇の選手との合わせがなぜ
崩れたのか、すっきりした理由もストーリーもないまま弱さを
感じさせる負け方です。

お互いの長所を出し合って、見せ合って接戦の後、勝負を決する
シュートが決まる。そんなのを見たいと思っている人ばかりと
思うのは私ばかりなのでしょうか。

サンダーの守りの強さもヒートの強さと似ています。

インサイドの高さや力強さで守られているというより、運動
能力で高さを補い、守備範囲を運動能力の高さで広げ、相手の
得意の攻撃をすべて速攻で返すという最近のNBAの飛んで走って
というスピーディで点が入る展開の試合の最たるチームの
サンダーがその元祖であるヒートに負けるというのは理に
かなっているのかもしれません。

ヒートのインサイドアウトは二段構えになっていて、インサイド
へ切り込んで、リバウンド要員のペイントに入ろうかと構える
ハスレムやボッシュなどへの合わせとさらにもっと外へ構える
バティエなどのシューターへの合わせがセットになっており、
ウエイド&レブロンのそうでなくても止められないインサイドへの
攻撃の補完がされているのです。

そして、そのスリーが効果的にこのファイナル中終始決まっていました。

全ての選手が自分の役割を理解して、それを全うしているという
感じで、スリーキングスがいたからできた形というのがサンダーの
攻撃を阻んだというシンプルな状況が呑み込めます。

キングレブロンと称され、高校時代から注目されNBA史上でも最高の
新人選手とされた選手で各タイトルは総なめにしてもNBAファイナルは
とれずにいてスリーキングスを結成して二年目にしてやっと手にした
という現実がある以上、三年目のデュラントにあっさりと優勝させる
わけにはいかないというストーリーは万人に理解されるものなので
しょう。





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