King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ニカラグアは二種あります

2024年03月08日 10時25分53秒 | 珈琲
当店の釜はガスの直火とIHの電気の釜の二種類あります。
IHの釜は他の電気の熱風式とは違い豆の芯から熱が伝わり、電気の釜によくある膨れてはいるけどなかはすかすかといったこともありません。
それに釜温度と豆温度が別々に出るので味のコントロールも自在です。
3月に入りどちらもどこでハイカロリーでの追い込みをかけ豆の持ち味を出すかという焙煎に取り組み真冬スタイルからまた一皮むけたイメージに達っせたかと思います。
小さい釜の豆屋さんにおおむねあることですが、当店との違いは明らかです。
豆を一粒見せてもらいそれを半分に割ってみてください。
完全焙煎の豆は簡単にきれいに割れます。そして中まで均一に火が通っているのが見てとれます。
大きい釜の焙煎屋さんの豆は膨らみきっていないか煤かむりのようかのどちらかです。
豆を一粒見せてもらえばわかります。
最近は少なくなりましたが、炭火焙煎とか薪焙煎を売りにしている豆屋さんになぜ薪や炭なのかを聞くとすんなりと答えられる店は少なくしどろもどろとなり何が豆にとって必要か、何の必然により熱源を敢えてコントロールの難しい炭や薪にしたのか答えを持っていないのです。
逆に美味しい珈琲を求める消費者の方も具体的にこんな珈琲がほしいというイメージを持っている人も稀です。
そんな提供する側も消費者も何がどうなったら美味しい珈琲なのかを知らない世界なのです。
とはいえ最近は色々な人の参入や釜も焼き方もネットにより情報交換が盛んで、当店のバレットのようにパソコン連動で世界の有名店と同じ焼き方が再現できたり、従来にない熱効率のよい焙煎機等でてきています。
豆の方も嫌気発酵の豆といった今までの珈琲の概念を覆すような豆も出てきています。
それなのに喫茶店では未だにブルーマウンテンが最高峰のコーヒーとして時価などと表記している店もあります。
当店では今はもうブルーマウンテンは在庫していません。
嫌気発酵の豆では、エキゾチックハニーという4500円の豆があります。
それでは手のでないというお客様にも嫌気発酵の豆を知ってもらうためグアテマラのグアルパドール農園があります。
こちらは1300円ほどですからグッとお求め易く、世界がどんな方向へ向かっていくのか知るのにはいいかもしれません。
そもそも世界中でそんな製法を取らせたパナマのゲイシャとはどんな豆なのかこれは200g5000円から1万円で売られています。当店でも在庫してますが、発注は7000円くらいしますよと言うとじゃいいですとなってしまいます。
まあ、当店でクリスタルマウンテンが2000円以下でケニヤやイルガチェフも2000円以下なのですからまずはその味を知ってからでもいいかもしれません。



コメント
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