King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

残像が気になる草津

2017年03月16日 21時03分24秒 | スキー

昨日も夜は雪が舞うような天候ながらもはや
積もる感じではなく、車の上も朝はうっすら白く
なっていたものの出かけるときにはもうなくなって
いました。

時折雪は舞うもののおおむね晴れており風もなく
今日はロープウェイも風も気にせず安心して滑り出し
ロープウェイが動くまで青葉山で滑っていると
何本が動いた後、今度は機械故障でしばらく止まると
アナウンスがあり結局終日運休でした。

天候など自然を相手にするスポーツであり、こういうのは
よくあることと織り込み済みにとらえていたものの今年の
草津はいつもロープウェイが止まっており、そして止まった
からと言って何の割引も補償もなく同一料金というのは
さすがにおかしいと感じます。

今や顧客満足の時代で選ばれるスキー場を目指さないと
いけないのに平然とリフト三本の料金とフル営業で8Kの
ダウンヒルが楽しめる状況が同一料金という矛盾をどう
説明するのか。

草津を何度も訪れ、愛するものとして、自分は愛して
しまったから、こんなひどいサービスでもまた来てしまうで
すまされないものを感じます。特に今年は。

さて、そんなひどいリフト運行ながらそれならばそれで
滑るところはあるのが草津で青葉山で小回りを繰り返し
そのシュプール痕をリフト上から観察するということを
やり本来の目的である天狗のコブラインを滑るというのは
なかなか足が向きません。

というのも胸の痛みがあったり、もはや天狗の雪はぐさぐさで
滑っても楽しくないばかりか下から見るコブラインはみるだけで
諦観させられるような風情をはらんでいます。

もし、この状態でコブから飛び出して転倒したらという恐怖心が
先に立つのもむりからぬことです。

でも、その脇を何回か滑り、リフト上からたまたまみたラインを行く
人が見え、上からその滑りをみたら沸々と自分もやらねばという
気が高まるのでした。

そろそろコブを滑る時期が来たと思いつつ、いつまた来れるか
どこで滑るか考えながら湯に向かいました。

いつもは宿で入っていく帰りの温泉も今回はまた戻る感じになって
しまうので、いくらタダだからと言って宿にまで行く気になれず
昨年できた温泉施設御座の湯に行くことにしました。

建設中から気になっていたものの湯畑のすぐ上にあり、わざわざ行くと
有料駐車場に止めなくてはならず、前回はあきらめたものの年末の時には
久しぶりに入った大滝の湯は900円と割高に感じます。

それに比べれば600円の御座の湯はリフト券割引で480円だし、初体験と
なればやはり体験してみない手はないのです。

久しぶりに歩く湯畑周辺は相変わらずの混雑でスキー場の閑散とした
雰囲気とは違い観光地感があふれています。

この湯畑周辺には共同浴場やら熱の湯やらとあるのになぜまた入浴場を
作ったのかは全く不明。

ふんだんに木を使った建物で二階には休憩場などもあり、泊まらなくても
温泉旅行気分になれるということなのだろうか。

大きな建物ながら、湯船や洗い場は狭く、またしてもこの施設の目的はと
考えてしまう。

湯畑源泉と万代鉱が入れるのはいいとして、かといってこれは一番多い
草津の源泉で何も珍しさはなく、なんでまたという気になるだけだった
のです。

源泉にこだわるなら地蔵の湯とか煮川とかすぐ近くにあるのではしごする
のも手かもしれません。

ただ、そういうのはあまりリラックスとか温泉感とか感じにくくやはり
宿に泊まりゆったりと温泉は楽しみたいと思いつつ、草津を後にしました。

頭に残るのはコブを滑ったあのベテランスキーヤーの後ろ姿です。

次回はコブに挑む時だろうと思いながら。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする