温湯蛙

日々の記録

レナードの朝

2018年02月18日 | 日々
訃報から3週間経った。
人は突然に死を迎え、魂も無くなり、肉体も無くなり、白い骨だけが残る。体調が悪そうだったので何度もお身体を大事にとメールしたら私にも身体を大事にしてくださいという言葉をいただきそれが最後となった。
存命であれば、その3日後に、私に何か重大なことを話す予定だった。
もう、知る由もない。
そこで、私は自分の行く先を自分で考えて自分で決断するしかなくなった。
残るより去る方が楽だ。
金銭的な問題、社会保障の問題、問題はあるが、得られる自由の価値の方を今のこころは選ぶ。
結論は今月中に出そう。ちゃんと話そう。

先日、テレビのチャンネルを変えていたらレナードの朝が放映されていた。すかさず録画ボタンを押す。薬が効いて患者たちが自分を取り戻していたあたりからだった。
途中から食い入るように見入った。
レナードが好きな女性と踊るシーンは、なんど観てもその語らない深さが胸に突き刺さる。
ラストは医師と看護師のぎこちない交流。
こういうラストだったなあ。
かつて大切だったひとが教えてくれた映画だ。
これからも何度も観るだろう。近いうちまた最初から観よう。

ボス、気がかりがたくさんで無念なことと思います。
少しでも意志を継げられるよう、次の人に伝えることはまとめています。客観的な意見としてです。
ご冥福をお祈りいたします。