例年のことですが、日に強いと思われるものまた何らかの期待をもって試してみたいものを選抜し、シーズン中
一切遮光することなくあぶりっぱなしの鉢があります。で、シーズンも10月に入りそろそろその成果を見てみた
い時期に。ただ、その殆どは別にけがしてもいいような柄抜けや無地の品種ばかりなのでそうそう期待するもの
ではありませんが、本種に限っては単に葉焼けで済まされないような結果が今年も見られました。
2023年10月1日撮影
頑強な品種なんだろうと思いますが、特に葉をふるうことなく虎柄が浮かび上がっています。例年通りならこのまま休眠期を迎え
今の斑を残したまま来シーズンを迎えることになります。しかし、成長期に入り葉落ちを気にして日を弱くすると依然の青勝ちの
葉にもどってしまうので、虎柄を維持するにはある程度は落葉を気にすることなく強めに日をとり続ける必要があります(といっ
ても直ぐに青に戻ることはありませんが)。
で、斑が強く表れると根もこのようなルビー根に。いずれにしても斑の出し方は登録品種の唐錦(富貴蘭を始めた当時にしばらく
作りました)より難を極めるかも。