奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

読めない人だ

2014-11-16 16:26:53 | 日記
民主党の前原誠司元外相は16日のフジテレビ番組「新報道2001」で、衆院解散・総選挙に向けた野党連携について「野党がばらばらではダメだ。(連携は)民主党中心がベストだ」と述べた。
 前原氏は民主党が基軸となった野党間の緩やかな連合体「大きな家」構想を持論としており、離党については「民主党が残り、分断されることになる。大きな家にどうまとまるかがキーワードだ」と否定した。
 一方、与野党の争点について「一番大きいのは中央集権か分権かということと原発に関するスタンスだ」と述べ、野党間で調整が進む共通政策の旗印にすべきだとの考えを示した。(産経ニュース)


松下政経塾出身の前原さんのような考え方の人たちと旧社会党の人たちが同居している「ばらばら」の党だから、民主党が中心となった野党再編は進まないのですよ。
仮に「大きな家」が政権をとったらどうなります? 民主党政権を見れば明らかです。

政権が替われば国と国との約束事はご破算でよいのだと勘違いした鳩山さんが首相になって、「米軍は沖縄から出て行け」とブチかましましたが、勉強したらそれは無理だとわかったと方針転換しましたね。 問題を解決するのではなく、新たな問題を造り出してしまった。 
河野談話の日韓合作や朝日新聞の捏造報道が明らかになっても、日本国政府の官房長官が話したことを簡単に破棄できないから、今の政権は苦労しているのです。

次の菅さんは、福島原発事故で足を引っ張っておきながら、原発を廃止するための規正法を作って、電気代値上げで企業も庶民も困っています。これまた、新たな問題を造り出してしまった。

まあ野田さんは武器輸出に関して一定の成果を上げたし、民主党政権では政治が進まないと政権を明け渡した分、まだマシだったか。

「与野党の争点が中央集権か分権かということと原発に関するスタンス」
テレビを見ないのでこのように言ったのかどうか知りませんが、産経の報道も意味不明です。現在のような中央と地方の役割分担ではなく地方に権限をできるだけ委譲せよという主張と解釈するのが正しいのだろう。中央は、外交・安保、教育、経済政策など根幹となる政策を実行し、国民の生活に近い部分は地方に任せよということであれば、異論はないのですが、往々にして「地方主権」などという意味不明のことを言い出す野党政治家がいるから、信用できない。
「原発に関するスタンス」について、反原発だけを掲げても、単なる感情論に終わってしまいます。原発を廃止して、それでは代替エネルギーはどうするという「解」を示す、あるいは日本は低成長・借金国でやっていくのだと主張する、いずれにしても進むべき道を提案してもらわないことには議論にもなりません。

前原さんの頭の中には国家像があるのかもしれませんが、日本をこのように変えていきたいのだと示してもらいたいものです。安倍さんは一部の人たちから評判は悪いが、国家像を示しているのですから。
そこから地方分権や原発に関する議論が起こってくるはずです。個別政策をつつく時代環境ではないと思います。

「大きな家」に住んでいるから、国家像は示せないのかもしれません。


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