奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

科学を無視する政府

2022-01-11 21:35:46 | 社会
 岸田文雄首相は11日、新型コロナウイルス「オミクロン株」感染の急拡大を踏まえ、12歳未満の子どもへのワクチン接種を早期に始める方針を表明した。対象年齢を広げる手続きを経て、開始は3月以降になる見通しだ。首相は全国知事会に対し3回目接種を巡る体制強化の協力を要請した。(共同)

今までにわかったことは
・日本人の6割はSARS-CoV-2に対して自然免疫を持っている。この自然免疫と「感染」対策により、基本再生産数2.5に対して、実効再生産数が1.0以下となったのでピークアウトした。
・元祖SARS-CoV-2より基本再生産数が大きいアルファ、デルタ株に変異して、それぞれの「波」が来た。
・SARS-CoV-2とは異種とも思えるオミクロン株に変異して基本再生産数がさらに増大したが、肺表面にあるプロテインによりオミクロン株の侵入が阻止されるため、肺炎にはならず通常の風邪の症状しか示さないようになった。
・オミクロン株が100%になれば、SARS-CoV-2は新種のコロナ風邪になる。
・感染症が風土病になるためには幼児期に感染して免疫を作り、世代交代により全世代が免疫を持つようになる必要がある。

政府の対策は上記のエビデンスを無視した、いやむしろ、SARS-CoV-2が新種のコロナ風邪になる過程を阻止している、最悪手なのだ。
「専門家」と言われる人・政治家・官僚の頭の悪さには呆れかえるのだが、穿った見方をすれば、ワクチンを売りたくて居ても立っても居られないのだろう。