奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

二か月前の予測と実際

2020-09-11 20:39:58 | 社会
二か月前(07/04)にSIRモデルによる新型コロナの予測を示しました。何もしなくても秋にはピークアウトするというものでしたが、実際には八月上旬にピークアウトして予測は良い方に外れました。予測が外れたのはもちろん、SIRモデルに取り込めていない因子があるからで、BCGが効いているかもしれないという論文は発表されていますが、さらには風邪(コロナ)などとの交差免疫もあるのか、今後究明する必要があると思います。

世界的には、実効再生産数が1.0前後をウロウロしていて、継続中ではありますが、陽性者の増加より死者の増加は圧倒的に少ないというのが傾向です。これも、上記の要因と関連すると考えるのが妥当でしょう。

さて、日本人の死因の中で、「新型コロナ陽性者で亡くなった方」はどの程度かということが少しは気になるわけで、加藤完司氏がまとめた結果が下記に示されている。
http://agora-web.jp/archives/2048046.html
そこに示されている厚生労働省「人口動態統計月報年計」(2019)を見ると、人口10万人に対する死亡率を拾うと

ガン  351.1人
循環器系疾患  283.2
インフルエンザ 2.9
肺炎 77.2
交通事故 3.5
不慮の溺死及び溺水 6.2
不慮の窒息 6.8
自殺 15.7

など

新型コロナ陽性者で亡くなった方は現在1.1人なので、インフルエンザの半分以下ということになります。もう馬鹿げた騒ぎは止めにしましょうよ。