奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

ドコモ口座事件の本質

2020-09-10 17:53:39 | 社会
「何者かが他人になりすましてドコモ口座を開設し、利用者の知らないうちに銀行口座とひも付ける手口」が疑われている不正引き出し事件に関して、NTTドコモ副社長が記者会見で謝罪し、金融庁がNTTドコモに対し、資金決済法に基づいて報告を命令したらしい。
NTTドコモのシステムで本人確認がされていなかったことが一つの原因ではある。だが、本質はそこではないのではないか?
銀行登録には『口座番号』『名義』『4桁の暗証番号』だけだったようで、加害者はこの情報が必要なはずで、如何にして「入手」したのかを解明する必要があろう。

今後、被害の補償についてドコモと銀行が協議するのだろう。
記者会見でなぜ社長が謝罪しないのかというネット意見もあるようだが、的外れもいいところ。ドコモと銀行ともに落ち度があるのだろうから、取りあえずは担当副社長ということだ。
ネットバンキングで甘い銀行が狙われているようだから、金融庁は銀行にも何らかの指導をすべきだろう。