食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

とくダネ!

2010年01月15日 | 世の中にモノ申す!
阪神・淡路大震災における
地元の新聞記者の苦悩についての話題で。

報道の最前線で現場を取材レポートしていた
笠井アナが当時の葛藤を振り返り、
悔し涙をこらえきれずに
声を震わせて嗚咽する姿を見て、
わたしもぐっと入りこんでもらい泣き。

目の前で繰り広げられる惨状を傍観していられず、
燃え盛る炎を被災者とともに、
バケツリレーで消火活動に励んだ。

その様子を放送で目にした上司に
「報道に徹しろ」とひどく叱責されたのだそう。

報道記者が
生死に肉薄する状況に出合ったとき、
どんな行動が正しくて、
何が間違っているのかなんて、
誰にも裁くことはできないと思う。

報道とは何か?
記者とは何か?
組織の重要性とは?
正義とは? 悪とは?
そして、人間らしさとは?

さまざまに交錯する思いが
きっとあるはずで、でも、
葛藤を振り切って何かを選択しなければいけないとき、

重要なのは選択した結果ではなく、
葛藤したかどうか、じゃないかな。
その時はとっさに行動したことであっても、
振り返る姿勢があればいい。

笠井アナは
とっても人間らしいハートの持ち主だと
わたしは思った。

テレビでも雑誌でも新聞でも小説でも、
誰かにモノを伝えるということは、
その時の自分をさらけだしているのと同じだ。

だからわたしも、
いつも自分を磨いていないといけないなと
思っています。
文章を書く仕事も、
いつどんなふうに自分が試されるかわからないから。

まぁ、
それほどたいした仕事はしてないんだけど。
しかーし! 意識だけは高く。ね?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする