復興応援曲「"Suite for Japan"~日本のための組曲」
ザ・チーフタンズのハープ奏者トリーナ・マーシャルから、復興応援楽曲「日本のための組曲」が届きました!
同じくチーフタンズのシンガーであるアリス・マコーマックも参加しています。
尺八にホイッスルの調べが調和し、琵琶とハープが絡み合い、そこに方丈記の一節とアイルランド人の思いやりが乗せられた、まさにアイルランドと日本の絆/繋がりを象徴する楽曲となっています。
地震発生からちょうど一年…
震災直後より、アイルランドの人達はいち早く行動を起こし、各地でチャリティー・イベントなどが開かれました。地震一週間後に行われたセント・パトリックス・デー・パレードでも、多くの人が日本国旗に応援メッセージを書いて送ってくれました。
日本でも、アイルランド大使館の呼びかけにより音楽で日本を元気づけるという非常にアイルランドらしい応援プロジェクトが立ち上がり、アヌーナ、リアム・オ・メンリィが東北を訪れました。
今年、ザ・チーフタンズも日本を元気づけるために来日します。
チーフタンズも震災後いち早くメッセージを届けてくれて、すぐにでも日本に駆けつけたいと言ってくれていました。
今回の50周年世界ツアーのファイナルに日本を組んでくれたのは、その表れでもあるのです。
なお、この楽曲は近々iTunes storeでも配信予定です。
収益の一部は「みどりの東北 元気プログラム」に送られるとのこと。
「日本のための組曲」"Suite for Japan" (by Martin Tourish)
'Suite for Japan' by Martin Tourish: Traditional Irish Music from LiveTrad.com
ゆく河の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず
よどみに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて
久しくとどまりたるためしなし
(『方丈記』より)
賢人はかく語りき「憎しみに捕われるなかれ
つまるところ、それは刹那の炎に他ならぬ
冬の漆黒なる暗夜
今宵、汝に平穏あれ
激しい雨が打ちつけよう
雷鳴は強く鳴り響こう
しかれど荒廃の只中で
汝の瞳は静寂をもたらさん
ゆえに近き友、遠き友こぞりて
君が歌にその耳を傾けり
心より信じ、強く前に進め
今宵、汝に平穏あれ」
And the wise man said. Don't look back in anger
For all that is, is but a passing flame
And in this darkest night of winter
May peace be yours tonight
And the pounding rain may beat it's hardest
The thunder may roar as strong
But in the midst of devastation
The eye will bring it's calm
So come all ye friends of far and near
And listen to your song unfold
Trust in your heart, move strongly forward
May peace be yours tonight
Martin Tourish - Composer, Piano accordion and Tin whistle
Ciaran Tourish - Fiddle
Alyth McCormack - Voice.
Tim Edey - Guitar
Noel Eccles - Percussion
Triona Marshall - Harp
Charlie Marshall - Satsuma Biwa, Organ and Voice
Philip Horan - Shakuhachi
Brian Masterson -Sound engineer