PLANKTON NEWS and REPORT

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ジャスティン&ジュルデー、衝撃のライヴ! これは大変!!

2010-10-08 | アフリカ(ビリリ/コノノ)
そりゃあ、もの凄いライヴでした。まずジュルデー。彼もまた腕が伸びてそのまま楽器になったというすごいミュージシャンの一人でした。これが1弦フィドルのリッティ。




1弦ですよ!! 1本しか弦がないんですよ! それなのにどうしたらあんな豊かな音楽がそこから生まれるんでしょう! しかも中国の胡弓みたいにボウが1本の弦にひっかかった状態で存在しているという……。そしてこの細かくて可愛い装飾。小さなビーズがたくさんついているのが、見えますか? ストラップっぽいところ(とはいえ、この部分を肩にかけて弾くという事はしなかったのですが)にまで、こちらはちょっと大きめのビーズが。なんてチャーミング。




こんな不思議な形のタイコも。




歌っても何をしても、本当にナチュラルでしなやかなジュルデー。アフリカ、おそるべし。ジュルデーは5歳のときからお父さんとラクダに乗ってツアーしていたんだって。親子が見あげたであろうアフリカの、雲のまったくない藍色の空が見えた気がした。



実はバラしてしまいますが、今夜でこのバンドでの演奏は2回目だったという脅威のドラム、デイヴ・スミス。凄すぎました。なんというか、とっても自然でジャスティンとジュルデーのグルーブにしっかりハマっている演奏。デシャバった感じが全然ないの。グッときましたね~。ちなみに写真は楽屋で練習中のところ。



そしてチラシと同じピンクのシャツがとっても素敵♥なジャスティン。かっこ良かった!! なんか単なるアフリカのものにヨーロッパのものが入るとか、またはその逆とか、そういう事になってなかったのは、ジャスティンのインテリジェンスのなせる技だと思います。本当に本当に素晴らしかった。

普段アフリカの音楽に全然詳しくない自分が、こんな事を言うのはナンですが、ビリリといい、ジャスティン&ジュルデーといい、もしかしたらアフリカを救うのは音楽かもしれないと本気で思ったのでした。もちろん、かの地での過酷な生活を想像することは非常に難しい。実際行って観てきて必死でそれを伝えている人たちにですら「分ったことを言うな」と批判は飛びます。結局のところ、誰も何も知らない。誰も何も分らないのかもしれません。だいたい同じ国籍で同じ言葉しゃべってたって、お互いを理解することは本当に難しい時がある。でも、それでもこの世が素晴らしいのは、相手に対する人々の気持ちや、行ったこともない国に対する気持ち、つまりは私たちの想像力の豊さのおかげだと思うのです。音楽はそれを教えてくれる。




それにしてもジャスティンがあまりに良いので、超ロングランのツアーでヘトヘトになっているプランクトンのスタッフ全員、妙にギアがトップに入ってしまったのでした。本当に良い音楽きくと元気になる! ありがとうジャスティン、ジュルデー、デイヴ! 本当に野音が楽しみです。当日は今のところ最高の晴天になる様子。あ、関西の方は、その前に、ぜひぜひ磔磔へ足を運んでくださいね。都内の方はタワーのインストラもありますよ。詳細は1つ前のブログ参照。

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