Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

君とゆきて咲く

2024-09-22 00:39:00 | エンターテインメント
「シン・時代劇」と銘打って、テレビ朝日と東映で企画された「君とゆきて咲く〜新選組青春録〜」。
深夜枠の、春からの2クールで全20話、とはいえ30分枠なので「新選組青春録」には時間が足りない物足りなさはあったかな。でも、本当に大好きなドラマになりました。

きっかけは羽谷勝太さん。

去年の秋ドラマ、日曜劇場「下剋上球児」にハマってBlu-rayも買った私、今年の2月頃までは、もっぱら越山高校野球部のメンツとりわけ日沖壮磨が好きだった。
で、その後、春ドラマに次々とゲストで出る小林虎之介さんを追いかけて見てたんだけど、なんか、そうでもないかな〜てなってきた。
で、そんな頃にじわじわと星葉学園高校のエース児玉拓海が浮上。
インスタ見てたら、オーディションに参加してて、深夜にそれを追ってる番組が放送されているらしいと。

「下剋上セレクション」で彼の登場場面を見た記憶はあったけど、真っ赤なセーター着て妙に垢抜けた印象なのが逆に好感度低かったし、成功したYouTuberって情報と共にスキー場でバット振って「だるっ」ていうのも意味わからんてシャッター下ろした私でした。
だけど、ほんとにじわじわと思い出される児玉拓海のあのシーンこのシーンの表情がね、忘れられなくて。

で、真剣オーディション見てたら、演技する彼がとにかく魅力的で、そう思いながらあめんぽぷらすの動画を少しずつ見るようになったら、あめぷらの魅力が分かってきて大好きになって、そして初期の動画を見てみたら、別人のような垢抜けないお兄ちゃんで、それがまた可愛くて。

で、結果的に彼が800人の応募者の中から南無之介役を勝ち取るわけです。
凄い。。。

第1話が始まる頃には番宣番組もYouTubeで見たりして、仮面ライダーや戦隊や2.5次元出身者が殆どの隊士役たちの顔や素性はだいたい分かっていたんだけど、イケメン集めてワチャワチャさせる系?って、正直中身にはあんまり期待はしていませんでした。

が、沼りました。

鎌切大作と深草丘十郎の二人の物語りがメインの物語のなかで、彼らの対比としてかなり深く描かれる「主演」ではないけど「主人公」と言ってもいいポジションの松永新之丞と南無之介という二人のキャラクターがいるんだけど、羽谷さんが演じた南無之介がもうね、彼のために生まれた役なんじゃないかと。
もちろん彼が10キロ以上?増量して筋トレして役づくりして寄せてったのはあるんだけど、役者が演じてるっていうよりまんま南無之介で。
そして南無之介とはソウルメイトな新之丞を演じた杢代和人さんがもうね、オーディションで該当者なしからの選び直しで選ばれたそうですが、こちらも杢代さんのために生まれたキャラクターなんじゃないかと思うほどで。

というわけで主要な4人のドラマを描く他に、他の隊士たちのドラマを描くのに30分枠20話は短すぎたとしか。
でも、その制約があるなかで、みんな当て書きなんじゃないかってほどキャラ立ってたし魅力的に描かれてたし、ちゃんとそれぞれの印象的な見せ場はあったし、ブロマンスになってたし、「あのシーンのあれがここに繋がってくるのね」みたいな描き込みがされてて、何度も見返したい、見返す価値のあるシナリオになっていました。

でもって時代劇なわけですが、殺陣とかちゃんとプロが作ってるから安心感はあり、でも、コテコテの時代劇とは一線を画す「シン・時代劇」らしい、それぞれのキャラに見事にマッチした衣装がほんとに素敵で。

で、前田拳太郎くんしか知らなかったキャスト達のことがいつか箱推しになってました。
おかげで10月期から高野洸さん出るしとか永田崇人さん出るしとか真威人出るしとか本数増えて忙しくなりそうです。

とりとめなくつらつらと書いてしまいましたが、最推しはもちろん羽谷勝太さん。
書きたいことは山ほどあるけど、今日はこのぐらいで終わります。

2月のBlu-ray発売を待ちながら、君ゆき何度も見返します。

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シン・ウルトラマン

2022-05-30 23:07:00 | エンターテインメント
初代ウルトラマン世代です。
公開の5日後にひとり新宿ピカデリーで観てきました。
まさかあそこまでオマージュてんこ盛りとは。

斎藤工は人として魅力的な人だなとかねがね思ってたけど俳優としてはあまり食指が動かずだったのに、予告見て「なにこの人めっちゃカッコイイ!」てなり、早見あかりもすごい好きなキャラで、ジャニの彼も最初に出るの知った時は「えええー、ヌル君出るのー?」って実は不満に感じてたんだけど、いや、ごめんなさい、良かったです。
西島秀俊は「シェフは名探偵」でとても好きになったし、長澤まさみは間違いないキャスティング。
そしてやっぱり山本耕史のメフィラスが最高でした。

あらすじは実はよく理解できてません。
情報量多過ぎで消化不良。
何回か見たら星いくつとかつけられるかな。
分かりにくさはマイナスポイントではあるけれど、良かった要素、また見たいと思わせる魅力は色々あるので、うん、暫定でも星4つぐらいは進呈しよう!

早く2回目観に行きたい!
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「猫侍」見続けた結果

2021-05-09 13:32:00 | エンターテインメント
休みの間に「猫侍」Season1、2と「劇場版猫侍」をガッツリ見た結果、スマホの待ち受けを斑目久太郎&玉之丞のにしてしまうぐらいハマってます。

Season1より2の方が好き。
流れがしっかりある1の方がドラマとしては良作なんだろうけど、冬場に撮影している2の方が色々と突き抜けてて楽しくて、栃木県で撮影しているからこその景色がとても良い。
レギュラーの脇役さん達もぴんはねの天引さんとか菊野さんとか小吉さんとか、猫見屋さんに加えて良いアクセントが増え、一話完結なのも良い。
日光江戸村へはたぶん20年近く前に行ったことがあったけど、あくまでもテーマパークでいわゆる時代劇で本格的に使える施設だなんて思ってなかったから、今回このドラマで見て、ある意味太秦よりいい感じで、しかも結構な割合で雪が積もってたり舞っていたりと風情満点。

そしてなんと言っても北村一輝の良さ再発見。
美男子だけどめちゃくちゃ濃くてアクも強めでストライクではないはずなんだけど、「テルマエ・ロマエ」のケイオニウス、特にIIでの馬上の姿がたまらんかったのは覚えてるし、



思えば「ひと夏のパパへ」は好んで見ていた記憶。
時代劇といえば「大奥」の顔にアザのある上様とか、タモさんとくまモンも出たBOSSのCMで加藤清正役だったのは覚えていても、刀振り回してる記憶がないのに所作も殺陣も上手くて。
たぶん、骨格や肉のつき方のバランスも良く、運動神経がめちゃくちゃ良いんだろうね。
そもそも浪人姿がとても似合っていて、めっちゃ萌えるのだ。

玉之丞も見る前は美猫さんだなぁとは思ってたけど、もともと目つきの悪いボス猫系に萌えてきた私の好みではないはずだったのに、もう、あなごちゃん可愛いくて可愛くて。
ついでに言えば、仔猫にもあんまり萌えないはずだったのに、これに出てきた仔猫の可愛いこと可愛いこと。

というわけで「猫侍」大好き過ぎて困ってます。

南の島へ行くやつはイマイチだけどね。
やっぱり時代劇がいいな。
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シグナルから猫侍へ

2021-04-27 23:42:00 | エンターテインメント
2年ちょい前に再放送で見てハマってた「シグナル」。
月日は流れ、その間タップダンスにハマって卒業したり、ラグビーにもハマったり、パリに初旅行したり、コロナが世の中を変え、私は予想外のバイオリンに手を出しと色々あった中、先日「劇場版シグナル」が公開されたので、観に行ってきました。

観たかったのとはだいぶ違ってはいたけど、3年経ってても3人はほとんど変わってなくて、やっぱり大山巡査部長良いなぁとか「天国と地獄 サイコな2人」のセク原も上手かったしなぁとか「テルマエロマエII」のケイオニウス最高だったっけとか思いつつ、北村一輝さんの出演作品を探してるうちに「猫侍」を思い出しました。
綺麗な白猫さんを懐に入れたコワモテの浪人、めっちゃ絵になるキャラ立ってる。絶対好きなやつ!と実はだいぶ前に最初の二、三話を見たことがあったんですが、当時は何故かハマらず、リタイヤしてしまったのでした。

で、改めて映画「猫侍」観たらやっぱり結構好きなやつで。
そして次に、ネットで知った斑目久太郎と玉之丞が入れ替わってしまうドラマSeason2の第8話を見たらもう、ニヤニヤが止まらなくて、改めて一作目から見始めてます。

いやぁ、良いわ。
劇画ってある程度デフォルメしてるものだけど、彼の顔ってほんと紙面から抜け出てきたみたいで。

ゴールデンウィークはカラオケBOXが休業だしほんとどこに行くあてもないし、どうしたもんかと思ってたけど、見るぞー「猫侍」!

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シグナル 長期未解決事件捜査班

2021-04-04 20:55:00 | エンターテインメント
3年前のドラマ。
放送当時は見ていませんでした。
同僚が見てたのは覚えていて、その半年後ぐらいだったか、再放送の時に「ああ、面白いって言ってたやつか」って見てみてハマったのでした。

その頃確かプライムビデオで韓国のオリジナルの放送もやっていて、途中までは見たんだった。
長くて挫折したけどね。

で、今回劇場版が出来たって知って改めてparaviで見てみたらやっぱり面白くて、今日、鬼滅の刃の4DXとあわせて観てきましたよ。
公開からまだ三日しか経ってないから、かなり大きなスクリーン。
でも、日曜日だというのにソーシャルディスタンスありまくりのガラガラで、続く!な終わり方だったけど、続かないなこれ。(涙)

まあ、でも、期待値低くして行ったからか、まあまあ面白かったです。
大山巡査部長の活躍が少なすぎて、三枝警部補のアクションシーンが多すぎて、見たかったものとはビミョーに違う刑事ドラマを見た感じだけどね。

それにしても北村一輝、ついこの間まで天国と地獄のセク原で見てたから、同じ刑事なのに凄いギャップ。
この人そういえばテルマエロマエのケイオニウスもやってたんだよね。
役者って凄いなぁ。

キャラが違いすぎる。
顔のクドさはいつも同じなのに。(笑)

余談ですが鬼滅の刃の4DX、遂に行けた!
・・・んですが、改めて私はワニ先生の漫画の方が好きなんだなと思いました。
普通のとIMAXと4DX観たけど、2回で充分でした。
背もたれがブルブルしたりドンドンするのは気持ちよかったけど、むしろずっとブルブルしててくれたらコリがほぐれて快適だったのになぁと。
(目的が違う)

でも、遊郭編はめっちゃ楽しみ!
今や派手柱推しな私です。
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鬼滅の刃を

2020-12-09 23:03:00 | エンターテインメント
なんだか物凄いことになっている「鬼滅の刃」。

10月中旬まで、髪の長い着物を着た、緑色の筒を咥えている女の子がヒロインな漫画がすごく流行っていてTVアニメの次は映画にもなるって程度の知識しかありませんでした。

あ、アニメ好きでも有名な正代直也関が「僕の好きなキャラは我妻善逸です。普段臆病なのに本当はめっちゃ強い」とか「僕は腰高の呼吸ですかね(笑)」なんてインタビューに答えていたあたりから「我妻善逸めっちゃ気になるー」っていうのはあったっけ。

で、たまたま会社でどうやらかなり面白いらしいと何人かの話しを小耳に挟み、そういえばParaviで無料配信してたっけと思い出しました。
世間でかなり流行ってるみたいだから話のタネに映画は見ておくかと決心し、どうせなら事前にアニメ見ておこうと見始めたが最後、まあ止まらない止まらない。

大正時代が舞台だから鬼殺隊以外皆さん原則和装。
主人公たちがまとっている和柄がとても新鮮。
結構たくさんの人物が登場するんだけど、みんな人物造形も深くキャラ立ちまくり。
そしてなにより映像が綺麗。
繰り出される技の効果が凄い。

我妻善逸と冨岡義勇が推しキャラだけど、ほんとみんないいキャラしてるのよー。

というわけでアニメを見始めたほんの数日後には最終回の第26話に到達。見終わったのは上映開始の二時間前ぐらいという詰め込みようだったけど、時間がないからというより、ほんと、止まらなかったのでした。

さすが噂に聞く那田蜘蛛山のエピソードは凄いの一言。

映画も前半がちょっとグダグダしてた感はあったけど、ハリウッド大作と比べても満足度はずっと上。
とにかく流行って当然なコンテンツなのですよ。
そりゃオワコンなハリウッド大作に負けるわけもなく。

そして、漫画のフランス語版があるのを知って欧明社さんに第1巻を注文したついでにオリジナルの第1巻をこちらはKindleで。

動きの激しい場面はちょっと分かりにくいところもあるけど、漫画は漫画でさすが独特の面白味。
小さなiPhoneの画面で読んでいても気がつけば物語の世界に入り込んでる自分がいる。
漫画はフランス語版との比較だけで留めておくつもりだったんですが、こうなったら最後どうなるかが知りたくて知りたくて、先週の水曜日に第2巻を購入したのを皮切りに読み進み、遂に昨日、最終回までいっちゃった。

良かったよー。(涙)

余りにも短期間にがががーっと読んじゃったので個々のエピソードが「ん?あれどうだったんだっけ?」って既に忘却の彼方。(トシのせいも多分にあるけど)

なので、また最初から読み直します。
しばらく楽しめるぞー。
こうなったら鬼滅用にKindle(ハードの方)買っちゃおうかな。

と思ったら、あれ小さくて私のiPhoneとあまり変わらず。
というわけでAmazonのFireタブレット買おうかしらと考えながら、二度目の劇場版をIMAXででこれから観ます!
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ゆるゆる劇場がっ!

2020-06-20 11:27:00 | エンターテインメント

もともとファミコンも持っていなかった子供時代。

大人になってスーパーマリオにハマった時期もあったけど、マリオ系にちょこっと手を出した以外はゲーム機自体持たなくなり、最近では少し前にTap Tap Fishを、今は暇な時にアナ雪のパズルゲームをやるぐらい。

そんな私が自己紹介ページにも大好きだったゲームとしてずっと記載してきた「ゆるゆる劇場」。

ガラケーだった十数年前にすんごいハマって全シリーズ制覇して、グッズが出たときはボールペンとエコバッグ(ゴムーンのエゴバッグ)も買った程。

でも、なんかオトナの事情で新作が作られなくなり、ガラケーでの配信も終わり、そもそもガラケーというものを使わなくなって久しく、私も時々「帯広」とか「札幌」とかが「オピピロ」や「タッポロ」に空耳して「ゆるゆる劇場、あったなぁ。楽しかったなぁ」ってひとりにやけたりしたことはあるけれど、先週の土曜日、ほんとに何気なくAPPストアで検索かけたら、スマホで遊べる仕様になって出てるじゃないですかっ!

何の迷いもなくDLしましたよ。

色々忘れてたけど、さすがやったことがあるゲームだけにサクサクあっという間に終わっちゃった。

ただし、劇場版1ラストのラスボス戦がゲーム慣れしてない私にはキツくて、しかもコントローラーが画面上のものなので 使いにくくて、なかなか終われません。

終わるの寂しいからいいんだけどね。


劇場版2ってのもあった気がするけど、記憶違い?

新作はもう出ないのかなぁ。

ポイズミみたいなパロディキャラ、


見たいぞ!


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「知らなくていいコト」

2020-03-20 15:58:43 | エンターテインメント
今期のドラマ「知らなくていいコト」が先週終わってしまいました。
「尾高沼」という言葉までうまれ、SNSで彼の魅力のとりこになったことがネットニュースにもなりました。
柄本佑さん、ふふ、私は結構前から目をつけていましたよ。
シアターコクーンで観た「百鬼オペラ 羅生門」素敵だったなぁ。

イケメン系の俳優にオファーが行く役柄をちょこちょこやってはいたけれど、まさかのヒロインと相思相愛で、茶の間の女子のハートもがっちり掴む素敵な男の役をやる日が来るとは!
ドラマが始まる前のテレビ情報誌で見た相関図で、今彼とは別に「元カレで妻子持ち」って紹介されていた時は、もしかしたらちょっとぐらい焼けぼっくに火がつきそうになるようなエピソードが来るかも?ぐらいには思ったけど、あくまでもヒロインの心の支えぐらいの脇役だと思っていたのに。
まさかキスシーンが話題になるとは!

昔から色気ダダ漏れなのは知ってたけど、まさかこんな役柄がテレビで回ってくるとは。
そしてここまで世間の女子たちに認知される時がくるとは。

基本は今まで通り色んな役を演じていくんだろうけど、「イケメン役」がレパートリーに入ったのと需要があるのが分かった今回の実績をふまえ、一年に一本ぐらいは「ヒロインの相手役」をやってくれたらうれしいよね。

というわけで、昔なじみからの回想シーンやらコートごとハグやら衝撃的なキスシーンやら、ケイトとのラブストーリーで盛り上がった末のラスト、まさか奥さんが乳飲み子を置いて去っていくとは。
「天草のみほさん」という他人とは思えない設定だっただけに、もうちょっと、説明台詞だけでもいいから子供を置いて行ったあたりのフォローはしてほしかった。
というわけで続編希望!
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「ノーサイド・ゲーム」

2019-09-27 07:50:19 | エンターテインメント
W杯開催真っ只中の今、私もラグビーにどハマり中。
ところがほんの数ヶ月前までは全くの無関心でした。

熊本でのW杯開催もあるということで、我がくまモンがフランスでラグビーやったりしてたのは知ってた。
でも、基本的にスポーツ観戦に食指が動かない私には「ふーん。そうなんだぁ」でした。
なのに、なのに、今ではすっかりラグビー漬けの日々。
それもこれもこのドラマ「ノーサイド・ゲーム」のおかげです。

アストロズのメンバーを演じた方々は演技未経験の方が多かったと聞くけれど、演技の拙さなんてラガーマンの体を張った情熱の前にはかき消えてるし、中でも浜畑役の廣瀬さんに至っては彼が浜畑を演っているだけで説得力が別格。
演技はヘタクソなんだけど「うわー、なんちゅう棒!」って笑いながらも、そこにいるのは廣瀬さんじゃなくて浜畑譲なんだよね。

そしてゴツい方々の中登場したスタンドオフ七尾の、スポーツ物のドラマのこの立ち位置(「ドカベン」の里中智的な)にふさわしい爽やかな存在感がまた良い塩梅で、まずモデルとしてデビューした時は高校時代は吹奏楽部でサックス吹いてたというのも頷ける草食系美青年なイメージだったから、ラグビードラマのキーパーソンとなる選手役でこのドラマに出ると知った時は大丈夫か?と思ったけど、蓋を開けてみたら、お父さん譲りの運動神経と15キロ以上も増量した肉体でニュージーランド帰りの次世代のエースという設定に違和感がないのが凄い。
演技力も彼の経験を考えたら凄いとしか。

眞栄田郷敦の将来が楽しみ過ぎる。

そして、このドラマの何が凄かったかって、試合シーンに手を抜かなかったことと、見事にマッチした米津玄師の「馬と鹿」!
あの迫力と高揚感をあのテーマソングと共に毎週見せつけられてラグビーに興味が湧かないわけがないですよ。
このドラマのおかげで、見始めた頃は「スクラムハーフ?何それ?」だった私ですが、今や「え?今のノックオンじゃなかったの?」などと言いながらW杯を楽しんでいます。

企業ドラマとしては今ひとつだったけど、良いんですよ、ラグビーを盛り上げるための企画としては大成功ですから!

ドラマが終わってしまって、激しいアストロズロスに陥っています。
浜畑、七尾、テツ、里村、佐々、岬、本波、友部、安西ほか名前覚えてない方々みんなにありがとう!

大泉洋さんのドラマを見るのは初めてだったけど、出過ぎず引き過ぎずの存在感が程良かったです。
そして柴門監督のハマり具合!

6話の七尾登場シーンからはハードに残してるけど、DVD買っちゃいそう。
コメント (2)
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「いつも上天気」

2018-12-13 22:01:56 | エンターテインメント
公開から四半世紀は経とうというのに、主人公のファーストネームだけでググっても真っ先に映画のページが多数ヒットする程に名作な「レオン」。
主人公、ジャン・レノ扮する殺し屋レオンのピュアな内面が垣間見えるモチーフとして使われているのが「いつも上天気」の一コマですが、誰だってあのシーンを見たらピュアな笑顔になっちゃうよなぁ。

というわけで、「レオン」観た人はきっと「あのスーツ着た男の人がローラースケートで幸せそうに踊ってる映画何なの?」になって、そのシーンがある映画「いつも上天気」を見てみたいと思う流れになるだろうに、現在日本ではソフト入手不可能って・・・。

仕方がないのでアメリカからお取り寄せしました。
英語字幕は出せるので、一時停止で辞書アプリを駆使しながらまさに「読む」作業を重ね、かろうじて大筋は理解できたし、いくつかのステキなやりとりは意味も分かったけど、テッドとジャッキーが互いの想いを確認し合う場面がね、出会いのやりとりでちゃんと種まいてたのを最後に刈り取っているであろうヒロインの大事なセリフが「ん?どゆこと?」っていう。

いずれ日本語字幕付きのBlu-rayが発売されると祈っていますが、需要がある作品をここまで日本の市場に出さなかったからには、なにか出せない問題があるのかも?

ともあれ、ググってもこの作品について書かれた記事って少ししかないので、その少しを広げるべく、ネタバレ前提で書きたいことを書きますね。
興味ない人はこの時点でもう他サイトへ飛んじゃってるはずだから、ま、いっか。


登場人物:

テッド・ライリー(ジーン・ケリー)・・・ピッツバーグ出身。若い頃から頭が良くてスポーツ万能。人望も厚い。子供の頃から超優秀、ロースクールを出て将来は政治家になると自他共に信じて疑わなかった程有能な男で、戦争が終わり、将来を誓った恋人と明るい人生を歩んで行くはずが、待っていたのは「あなたのことほんとに心配してたのよ。ところで、実は最近結婚したの。ジョーって最高なのよ〜♡」的な内容の手紙。
失意のどん底から這い上がれぬまま10年が経ち、ギャンブルに明け暮れているうちにキッド・マリアッチというボクサーのマネージャー(たぶんギャンブルで勝ってその権利を手に入れた)にはなったものの、夢見ていた自分とのギャップは著しく、サラリーマンとしてはかなり成功したがつまらない男になってしまったダグと、愛妻と田舎でハンバーガースタンドを営む子だくさんのアンジーと10年ぶりの再会を果たしたTim's Barで歓喜に沸くも、いちいち噛み合わず、たちまち「来るんじゃなかった」なことに。

ジャッキー・レイトン(シド・チャリース)・・・テレビ局の敏腕ディレクター。「Throb of Manhattan」という深夜のバラエティショー担当。超美人。抜群のプロポーション。恐らく天才的なIQ。
頭が良すぎて釣り合う男が見当たらない。いたとしても自分で結末を予想出来ると(信じているため)二の足を踏む、恐らく石橋を自分で叩き壊すタイプ。よって生きがいは仕事。
テッドに言い寄られても彼女流のナンパ撃退法で反撃に出る。

ダグラス・ハラートン(ダン・デイリー)・・・画家志望で退役後ヨーロッパへ武者修行に行くも、結局安定を求めてサラリーマンに。広告業界で成功し、ダグがデザインを手がけたミスモップアップはクレンズライトという洗剤のイメージキャラとしてブレイク。結婚しているが、離婚の危機にある。本人は奥さんがなぜ別れたがっているのか見当もつかないが、テッドやアンジーに対する態度を見ても、仕事人間かつ上流気取りなヤな感じなので、察しがつきます。

アンジェロ・バレンタイン(マイケル・キッド)・・・この10年で愛妻と5人の子供に恵まれ、自分の店も構えて地に足をつけて生きてきたアンジーだけど、ハンバーガースタンドに「コルドンブルー」なんて似つかわしくない名前をつけてしまうのはいかにもな田舎者で、そこが彼らしさなんだろうけど、心に余裕のないテッドとダグには恐らく羨ましさからアンジーのダサさがカンに触る。

マデリン(ドロレス・グレイ)・・・深夜の人気バラエティ「Throb of Manhattan」のプレゼンター。
茶の間に感動と興奮を与えたいという情熱に反してスタッフが用意してきた素材がイマイチでイライラ中。
食べてストレス発散したいけど、太りやすい体質らしく、超肥満なプロデューサーから太るから食うなとダメ出しされて益々イライラ。


物語:

戦争が終わり、四年もの間苦楽を共にした三人が連れだって訪れたのはニューヨークにある馴染みの店Tim's Bar。
ツケを清算し、これからは一般市民として希望する道を歩いて行くぞと意気揚々だったのも束の間、テッドは恋人からの別れの手紙に落胆します。二人に励まされるも、もはや共には過ごせません。
10年後の今日、ここで会おうと日付を書いた紙幣を三等分して別々の方向に歩み出す三人。
そして約束の日、馴染みのバーで再会するテッドとダグとアンジーの三人。
しかし再会の喜びも束の間、それぞれがすっかり変わってしまった事に気づくのにそう時間はかかりませんでした。一番の出世頭になっていたはずのテッドは10年前の失恋が尾を引いて厭世感から日陰の人生を送っているし、ダグも好きなことを封じて組織に組み込まれた結果世間的な成功は手にしたものの奥さんとの関係は崩壊寸前、ストレスで胃薬が欠かせない日々。アンジーは幸せな家庭を築いて地道に小さな食堂を営んでいるけれど、他の二人とは接点が全くなく。
高級レストランでランチをすることになった三人は上流気取りだのゴロツキだの田舎者だのと互いへの不満をついに爆発させ、口論に。
お開きになりかけたところでダグの会社の関係者が偶然レストランにやってきて、ダグが手がけた商品クレンズライトの会社がスポーンサーであるバラエティの女性ディレクタージャッキーもたまたまそこに居たもんだから、流れで収録スタジオを見学することに。

みんなでタクシーで移動するはずが、ちゃっかりジャッキーと二人だけで出発しちゃうテッド。
ところが必殺ナンパ殺しの技をかけられます。
でも、そんじょそこらのナンパ野郎とは格が違う彼はインテリのジャッキーと互角に戦い、ナンパ野郎どもを見下していたジャッキーのハートを掴むのでした。

一方、リハーサル中のスタジオで「こんなつまらないショーならやらないわよ!」と駄々をこねるマデリンに妙案があると言うジャッキー。
三人の元G.I.の再会物語を番組で全米に生中継しようというのです。
企画は内密にする必要があるから、オンエアまでは三人には内緒にしましょうと、ダグのことは上司のフィールディング氏に、アンジーのことはマデリンに「オンエアの11時まで繋ぎ止めといてね」と割り当てて、自分は「もう一人は私が」と、企画ありきというより気になるテッドとまた会いたいという下心ありきなカンジです。

野郎どもの集うボクシングジムにやってきたジャッキーは出会った時とは打って変わって積極的で面食らうテッド。

そんな時、テッドはキッドが八百長に加担していると聞かされて、自分を陥れようとしている奴らにひと泡ふかせようと策を講じます。

スタジオに立ち寄ったジャッキーとテッド。
彼が何故ゴロツキのふりをしているのか、彼女が何故そこまでガードが固いのか、互いの本質を見抜き合い、急速に距離を縮める二人。

八百長にハメられるところを巧みに回避するつもりが、思わず八百長そのものを成立させない手段に出たテッドはチンピラに追われることに。
ジャッキーとはスタジオで合流することにして、追っ手からひとり逃げるテッド。
ローラースケート場で追っ手を巻くと、つい今しがたジャッキーと互いの気持ちを確認したことを思い出し「今までは自分のことが嫌いだったけど、あんなに素敵な彼女が僕のことが好きって言ってくれるんだから、きっと僕はイケてるに違いない。彼女は僕を好き。だから僕も僕のことが好き!」って、命の危険すら迫っていることも忘れ、紳士淑女がそぞろ歩くニューヨークの街中でローラースケート履いていることにも気づかずに歌い踊り、気づいた後は居直って、しまいにはタップまで踏んで拍手喝采。

ところで、追っ手どこ行った?

いよいよショーのオンエア時刻。
テッドも無事スタジオにやってきます。
何も知らされぬままステージ上に連れて行かれる三人。
マデリンから話を振られたテッドは、テレビカメラに向かい「テレビの前の若者たち、くれぐれも俺みたいになるなよ」と自嘲し、散々だった10年ぶりの再会のこと、そして二人のことが嫌いだと思ったけど、そう思った理由が今なら分かる。それは自分で自分のことが嫌いだったからなんだと。そして友情を取り戻すためなら何だってする。そしてこれから10年後にもう一度、きちんと会えるように努力すると言ってステージを去ります。
テッドの気持ちが痛いほど分かったダグとアンジーもテッドを追ってステージを降りると、テッドの前に八百長の元締めが収録スタジオだと気づかずに入ってきて、生中継で全米に流れているとも知らず、テッドの誘導尋問にアッサリ乗って八百長ボクシングのアレコレを喋りまくったものの後の祭り。

テッドの策略に気付いた元締め達が彼を殴りつけたのをきっかけに、生中継が入ってるのもおかまいなし。ダグとアンジーも加勢しての大乱闘が始まります。
程なくして警察がかけつけ元締め達は御用。
再びTim's Barで祝杯をあげる三人。
ダグは放送を見ていたという奥さんと仲直りし、アンジーもコルドンブルーなんてふざけた名前は取り下げると言い、これで何もかも片付いたなと言うテッドの言葉を背後から遮ったのはジャッキー。

「まだやり残したことがあるんじゃない?」

二人は口づげをかわし手を繋ぎ、ダグ、アンジーと別れを告げ、10年前と同じように、それぞれの方向へと歩き出しました。


ジーンの伝説的なローラースケートの例のやつとシドの超カッコいいソロは別格としても、ダン・デイリーのソロは上出来だし、シネマスコープを三分割してのonce upon a timeは曲も振り付けも大好きだし、「美しき青きドナウ」の替え歌は良く出来てるし、冒頭のマーチはつい鼻唄歌っちゃうぐらいキャッチーだし、ドロレス・グレイのショーは豪勢だし、三人がゴミ箱のフタを足にはめて踊る有名なシーンもちょっと長いけど楽しい、とても中身の濃いミュージカル作品、なんですが、「雨に唄えば」とかと比べると華やかさに欠けるというか、全編に漂うビターな味わいのせいで地味な印象になっちゃってるのかな。
私なんかはむしろ前日譚の「踊る大紐育」より好きだったりします。

なんと言ってもアンドレ・プレヴィンの音楽とコムデン&グリーンのシナリオがとても良く(シェイクスピアの引用のくだりとか気が利いてる!)て、撮影中にスタンリー・ドーネンとの関係が決定的に悪化して決別しちゃったのが影響しちゃったのか、ジーンとシドのデュエットが無いのがかなり残念だけど、もうほんと、みなさん、Amazon.comでのお取り寄せを強くお勧めします。

そして、英語が出来るそこのあなた、シドのセリフの意味をコソッと教えてください。
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ジーン・ケリー愛再燃中

2018-11-25 19:09:42 | エンターテインメント
「ロシュフォールの恋人たち」が大好きになって2ヵ月、ほぼ毎日必ず通勤時にサントラを聴き、電車の中とかお昼休みにiPhoneに落とした映画を観て多幸感に浸っている私ですが、気がつくとアンディ・ミラーからジーン・ケリー本人の魅力に引っ張られ、彼の代表作を四半世紀以上ぶりに観始めました。

「とりあえずどんなだったか見とこ」って軽い気持ちでYouTubeに上がってた「雨に唄えば」をiPhoneで片手間に見たんだけど、んもう、面白すぎて楽しすぎてビックリ。
なんですっかり忘れてたんだろう。
私史上、これまで観た映画部門の最高傑作間違いないのに。

30年近くの間、まあ、色々あったけど、思い出さないとここまで記憶から消えてしまうヒトの脳みそのメカニズムって・・・。

でも、たぶん、長い空白ののちに再びジーンに夢中になったのにはそれなりの理由があるんだと思う。
そんなわけで「雨に唄えば」はもちろん「巴里のアメリカ人」も「錨を上げて」も「踊る大紐育」もBlu-rayで購入。
安くて助かる。(笑)

20代でジーンに夢中になった時は、当時住んでたアパートの最寄駅と同じ沿線にあった学芸大学駅で途中下車して、レンタルビデオ屋でちゃんと移動用のケースに入ったビデオデッキも借りて家まで持ち帰り、自分のデッキとコードで繋いで再生と録画のスイッチを同時にガチャコンと押してVHSのビデオライブラリを製造してたんでした。
今じゃ考えられないよね。
それに、今ならネットでいくらでも情報を得られるけど、当時どうやって情報収集してたのか不思議でしかたない。

今回Blu-rayで買った作品のほかにジュディ・ガーランドと共演した「サマーストック」もめちゃくちゃ見てた記憶がある。
なのに、この前シネマヴェーラ渋谷でミュージカル特集をやったときに「雨に唄えば」と「巴里のアメリカ人」と「ジーグフェルド・フォリーズ」と共に「サマーストック」も観に行ったけど、ほんと名作で、観終わって「ああ、良かった。チョー良かった」って満面の笑みで出てきたくせに、この四半世紀、ジュディの歌も、ジーンの新聞紙ダンスもほとんど忘れてた私。

脳みそどうなってるんだよ。

ところで、ジーンのソロのなかでは「雨に唄えば」のずぶ濡れで歌いながら踊る超有名シーンの次ぐらいに世界中で愛されてる(と思う。映画「レオン」でも出てきてるし)ローラースケートでタップを踏む有名シーンがある「いつも上天気」、なんと日本でソフトが売られてないの!
そのシーンだけならYouTubeでも観られるけど、自分のこと嫌いだったけど、素敵な彼女が自分のことを好きって言ってくれたおかげで自分のことが好きになったんだって、恋に浮かれてローラースケート履いてるのもウッカリ忘れて人目もはばからず歌ったり踊ったりして仕舞いには拍手喝采!に至る展開を、映画そのものを観てみたくて、NHKBSあたりでそのうち放送してくれるかもしれないけど、そんな先のことなんて待っていられずAmazon.comへ。
Blu-rayだと日本の再生機で観られるのは嬉しい限りです。
しかし、覚悟して買ったわけだけど、日本語字幕ないのツライ〜。

悲しいことにストーリーや設定の理解度60%なこの作品ですが、それでも凄いお気に入りになっちゃった。
当時43歳ぐらいのジーンの、30代の頃と比べて少し脂っ気が抜けた具合が丁度良いのと、ビジュアルがめちゃくちゃ好みなシド・チャリースとジーンのツーショットが何と言っても眼福なのはおいといても、MGMミュージカルなのにペーソスというベールで覆われていて、元ネタの「踊る大紐育」にあった能天気さが無くなってる。
多幸感に溢れてるローラースケートのシーンもどこかシック。シドのダンスシーンも毛色が変わってて面白いし、いやー、シドスゲー。
三分割されたシネスコ画面で別の場所で煙草片手に思いに耽る元GI3人組の曲Once Upon A Timeの振り付けとか痺れます。
男3人の友情物語がメインになっててシドとジーンの絡みが少なかったのが残念だけど(しかも二人でのダンスはゼロ!)、それは「ブリガドーン」を買って埋めるしか無いか。

<ここから追記>
と思ってたら、2人の物凄いダンスシーン発見!
だよねー、2人で踊らないわけないよねー。
ただ、どう考えても話の流れとは異質過ぎてカットされたっぽい。
折角2人がステキな言葉のやりとりで心通わせたのが台無しになっちゃうしな。
ダンスシーンの代わりにもちょっとイチャイチャな場面があったら言うことなしだったんだけど、惹かれ合う流れはとても自然だったからよしとするか。

シドとジーンのダンスシーン

ていうかこのシーン、最初から映画に盛り込むつもりなんてなくて2人で踊るのが目的で撮影した疑惑が私の中で浮上。
だって、ダンスはすごいけど、やってることは「イロモネア」のモノボケなんだもん。
40年代までのハリウッドならわかるけど、さすがにジャッキーとテッドがこんなに踊れたら話が成立しないわ。
まあ、でも、2人のファンにとっては「撮っててくれてありがとう!」なんだけどね。
<追記ここまで>

ところで「ブリガドーン」も「いつも上天気」も既視感があるのは気のせいか?
実はDVDでの発売がなかっただけで、VHSはレンタルビデオ屋にならんでいたのかも。
ダビングして持ってた映画を、見た記憶すらなくなってたとしたら、私の脳みそヤバい。

それはそうと、字幕付きのでちゃんと理解できたらどんだけ良いかと思うけど、でも、観られて良かった。
だってほんとに素敵なんだもん。
歌やダンスのみならず、テッド(ジーン)とジャッキー(シド)のカップル萌えまで楽しめるなんて!

NHKさん、BSで放送お願いします!
もしくはワーナーさん、日本語字幕付きでBlu-ray出してください!
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「ロシュフォールの恋人たち」への愛が止まらない

2018-10-06 01:04:16 | エンターテインメント
「シェルブールの雨傘」にハマったものの、iTunes Storeで買ってiPhoneにDLした映像でしか見たことがなかった私、劇場とはいかなくても、せめてテレビで観たいなぁ。Blu-ray買うかなぁと思っていたある日、BSプレミアムのフランス映画特集で放送するらしい噂を聞きつけました。
で、シェルブールの翌日に「ロシュフォールの恋人たち」も放送するっていうんで「これも評判良いみたいだから一応見とくか」って録画して、ほぼついでな感じで、しかも片手間に一度目を見たのがたしか3週間ぐらい前かな。

最初は「おお、ジョージ・チャキリス達がいきなり踊り出してるこれがLa La Landがオマージュしたというシーンかっ!」でも「このボブのお姉さん綺麗だけど爪先が伸びてなくてなんだかなー」と少々ガッカリし、有名な「キャラバンの到着」に乗ってダンサー達が舞い踊るシーンも「お姉さん達は綺麗どころ集めてるけど、群舞のお兄さん達がちょいモッサいし、踊りがあんまり揃ってないよね」とダメ出しし、有名なカトリーヌ・ドヌーブと実のお姉さんであるフランソワーズ ・ドルレアックの双子の歌が始まると「化粧濃すぎてオバサンぽいなぁ。声もなんだか可愛くないし」と重箱の隅をつつき、マクサンスが歌うシーンでも「この金髪の兄さん、ネットでは美男子との誉れ高かったけど、姿勢悪いし、少なくとも私の好みではない」とバッサリ。
二十代の頃大好きだったジーン・ケリーの登場シーンでは、当時既に50オーバーなのは知ってたから「トシの割に若々しいじゃん」と好感触だったのも束の間、吹き替えの声に違和感かんじてモヤモヤ。

途中まではそんな調子で、一回見たらリピートは無いかもと思ったりしてたような気がするけど、さすがにやっぱりミッシェル・ルグランのサウンドは掛け値無しに素晴らしく、フランス語学習の助けにもなるだろうしと二度目三度目と流し見したり好きなシーンを選んで視聴したりしているうちに、あら不思議、気がつけばこの作品全体の虜に。

「好みじゃない!」とバッサリ切り捨てていたジャック・ペランにもいつのまにか愛着が湧き、可愛くさえ思えてくる今日この頃。なんか異質に思えていた、主に広場のシーンで踊っているカラフルなレオタードにヒラヒラした布をなびかせる帽子のご婦人方も気にならなくなってきた。
ジーン・ケリーが歌うシーンも「アンディが歌ってる」と思うだけで、実はカナダ人のドナルド・バークさんが歌ってることなんて知識として脳みそに記録されてるだけな今です。
サントラ聴きすぎて飽きるどころか禁断症状出そうだし。
メインキャラは言わずもがな、バラバラ殺人事件の現場のお巡りさんや野次馬含めてすべての登場人物、すべてのシーンが愛おしい。

あらすじを読んだだけではなんてことない物語。
ハリウッド的な緻密&豪勢マンセーだったり、この世界観が合わない人にしてみたら極めてつまらないお話なのかも。
バラバラ殺人という意味不明なエピソードも出てくるしね。

でも、ドゥミ監督のコダワリの数々がツボにはまる人にとっては、ダンスや歌唱のユルさ含めて愛すべきスルメなのです。
ソランジュのコンチェルトを聴いたダム氏が翌日にアンディのピアノを聴きながら「どこかで聴いた気がするけど、はて、どこで?」ってシーンも、才能はなかったかもだけど音楽の素養は人並み以上にあるだろう彼が敢えてボケるという「笑うとこ」なのだ。
そう、そもそもラブコメなのです。
「下着が出ていますよ」をあのシーンに盛り込む絶妙なセンス。
バラバラ殺人の犯人が知人だと判明しても「あらまあ」で済ます大らかさ(?)や、いくらなんでも子供も産まれるというのに苗字が嫌で相思相愛の恋人を捨てるイボンヌとか、アンディとシモンの年齢設定って?とかトラックの乗車人員の謎とかツッコミ処や疑問点はたくさんあるけど、どんな脇の甘さも納得できる独特の世界。
音楽漬けの人生を過ごしてきて初めて恋する喜びに浮かれるアンディがオッサンだって良いんです、だってジーン・ケリーなんだもの。
「シネマアンシャンテ」で読んだけど、ドゥミ監督とミッシェル・ルグランは観た人が幸福感に浸れる作品を作りたかったとか。
彼がこの映画に存在するだけで多幸感3割増し。
なぜなら生きる喜びを体全体で表現するのは、彼の得意中の得意技です。
多少枯れててもいいの。
そりゃこれが35歳ぐらいの彼なら言うことないけど、致し方なし。

そして愛すべき群像劇と綿密なシナリオ。
「金曜日の朝」から始まる登場人物すべてのキャラ立ち加減とそれぞれの関わり具合と出会うべき男女のすれ違いにニヤニヤさせられ、どうなることかと思っていると「月曜日の朝」にそれまでに広げた風呂敷を心地良いまでに見事に畳んでくれる手腕!
何度観ても胸が高鳴り、涙が出てきます。

この映画で初めてフランソワーズ・ドルレアックを知り、彼女の魅力にゾッコンな上にジーン・ケリーファンだった背景がある私、アンディとの出会いのシーンと再会のシーンがもう、とりわけ大好きで。





「あなたがあの外国人だったのね」
「あの外国人?」
「あなたがアンディなのね」
「そう、僕だよ」
「その譜面をどこで見つけたの?」
「道で」
「あちこち探してたのよ」
「僕も君をあちこち探してた」

ダム氏のお店のピアノでソランジュのコンチェルトを弾いていたアンディのもとに、あの時互いに一目惚れした彼がアンディその人だったとは知らずに会いにやってきたソランジュと交わす会話が胸熱で、それに続くダンスシーンの美しいこと!
ジーン・ケリー=タップなイメージだから、バレエ要素の高いダンスを見ると改めて彼のダンサー力がわかります。
フランソワーズ のダンスもターンが綺麗だし、良い意味でお人形さんみたいで、百戦錬磨のジーンに身を委ねてる安心感がとても良いです。
そして完成形となったピアノコンチェルトがもう、素晴らしすぎて。

ドゥミ監督とミッシェルがこの作品はジーン・ケリーありきだとオファーして、彼の体が空くまでの2年間を諦めなかった事に心から感謝だし、その判断がなかったらここまでの名作にはなっていなかったと思うのです。



アンディとソランジュの再開シーンの直前にデルフィーヌとマクサンスのニアミスシーン、そしてこの直後のシーンがイボンヌとシモンの再開シーンという怒涛の展開に何度見ても心臓が高鳴ります。
ドゥミ&ルグラン最高のお仕事。

ああ、今晩もまた観ちゃうな。
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ミッシェル・ルグランに夢中

2018-09-22 18:13:23 | エンターテインメント
「シェルブールの雨傘」は、たぶん映画に興味が無いひとでもそのメロディぐらいは耳にしたことがあるんじゃないかと思うフランス映画。
そして多くの国で「フランス人の女優の名をひとつ挙げろ」と言われて一番多く挙がる名前だと思われるカトリーヌ・ドヌーブがヒロインのミュージカル、しかもモブキャラの一言セリフにさえメロディがついているという全編歌!でも有名な作品。
もちろん昔、まだ若い頃に一度観た記憶はあるんだけど、まだ若かった私にはそのよさはいまひとつ理解出来なかったと見えて「鑑賞済み」という以外のイメージが残っていませんでした。

そんな、有名だし観たことはあるけどいまいち覚えてない「名作」を、フランス語を勉強してることだし、また見てみよう!なんなら全部暗記しちゃうぞ!と意気込んでiTunes StoreでDLして見直してまんまとハマってしまいました。
練られたシナリオ、クラシックとジャズとが絶妙に融合したルグランの唯一無二なサウンドに、隙の無い映像、見事なカラーリング、そして俳優たちがね、ジュヌヴィエーヴのバービー人形のような美しさと、二枚目ではあるけど絶妙に「普通」なギイに、ドヌーブのお母さん役としてこれ以上無い美貌と色気のエムリー婦人、ハンサムで誠実そうではあるんだけどギイを捨てて鞍替えするのに「そりゃこっちに行くよね」って映画的な説得力があるよなないよな微妙なカサールと、最初は地味だけどどんどん脱皮して最後は「ギイ、めっちゃ結果オーライじゃん」て言いたくなる素敵な奥様になってしまうマドレーヌとかもう、見事。

絶版の対訳シナリオの古本を定価よりお高め価格でゲットし(ジュンク堂とかでまだ在庫があることに気がついたのは買った後でした)、オリジナルサントラも中古で買ってリピしまくること1ヵ月以上。

BSプレミアムでついに放送してくれました。
しかも「シェルブールの雨傘」の翌日に「ロシュフォールの恋人たち」まで!

20代の頃、実はいっときハリウッド黄金時代のミュージカルにハマっていたことがある私、当時大好きだったのはジーン・ケリーで、彼がフランスに招かれて「ロシュフォールの恋人たち」というミュージカルに出演したってことはもちろん知ってたんだけど、食指が動かぬまま四半世紀以上経っていました。

「ウエスト・サイド物語」で有名なあのジョージ・チャキリスも出るらしい。でも、ドゥミ監督とルグランのコンビの作品はシェルブールが一番でしょ。ロシュフォールは私の口には合わない気がしてしかたないわ」と、どちらかというと消極的な気分で観始めたわけですが、



「ロシュフォールの恋人たち最高!」ナウ!・・・です。(笑)


もう、何もかもが私好み。
当時50代半ばのジーン・ケリーは「雨に唄えばやの頃と比べるとさすがに老けた感はあるものの、身体はどこも弛んでないし踊れば全盛期と比べて遜色ないし、あの最強の武器である彼の笑顔は相変わらずだし、ダニエル・ダリュー以外歌は吹替えらしいんだけど、よくぞ探したって感心するぐらいジーン・ケリーの声や歌い方に似てる!
初登場シーンで彼の声を耳にしたときは凄い違和感を感じたような気がするんだけど、何度も観てると気にならなくなり、そのうち「あれ?実は本人?」って思えてきたぐらい。
・・・ていうか、少なくともシモンの店での彼、歌もセリフも本人によるものにしか聞こえないのは私だけ?
いや、歌はやっぱり吹き替えっぽいな。
エチエンヌはともかく、アンディはアメリカ人だから本人がそのまま歌えば良いと思うけど、監督の美学が勝ったのか。

そしてそのエチエンヌ役、ジョージ・チャキリスはやっぱり美しい。
クラシック・バレエのエトワールには彼ぐらいの動きが出来るダンサーはいくらでもいるはずだけど、なんでかエトワールに負けない、いやむしろ楽勝に思える魅力。
特に、あの脚を高く上げる振り付けが、「ウエスト・サイド物語」といえばあの図って皆の目に焼きついているのが論より証拠で、彼が脚を上げた姿の決まってること!
あの時の真っ赤なシャツを彷彿させるオレンジのシャツで脚を高くあげる振りも幾度となく盛り込んで踊りまくるのは、明らかにオマージュ。
せっかくアメリカから呼んできてるんだから、観客が「待ってました!」を提供するのがエンターテイメントってもんです。

ジーン・ケリーのダンスもどれも既視感があって、ネットのレビューを読んでると「パクリじゃん」て声もあるけど、だったら彼にどんなダンスを踊って欲しいんだい?って話だよね。
皆が望むのは、まさにあれですよ!
そもそも水兵さんと3人で踊るシーンなんて、脇の2人はマクサンスのユニフォームとは違って「踊る大紐育」で出てきてたアメリカ海軍のそれだし、ジーン・ケリーにオファーした時に「二年間待ってくれるなら出てもいいよ」って言われてちゃんと待った経緯を知るに、正々堂々のオマージュなわけですよ。

そして双子姉妹がめっちゃ可愛い!
この作品完成の直後に25歳という若さで亡くなってしまったドヌーブの実のお姉さんのフランソワーズ・ドルレアックが厚化粧のせいでおばちゃんに見えるのが残念だけど、コケットな魅力満載の美人さんで妹とは違った魅力。
ドヌーブも同じく厚化粧のせいで「シェルブールの雨傘」の可憐さは薄ーくなってるけど、やっぱり別嬪さんには違いなく。
ワンピースといい帽子といい部屋着のガウン(ネグリジェ?)といい、素敵過ぎるファッション!さすがおフランス映画!
そして相変わらず色彩が美しく、シェルブールと違って登場人物が多いけどバランスもよく、通行人も活き活きと動いていて楽しくて!

双子の妹のデルフィーヌと相思相愛になる予定(もう既に?)の兵役中でセーラー服姿の金髪の画家マクサンス役のジャック・ペランが巷ではイケメンらしいけど、私の好みではなく眼福感がないのが少々残念ですが、マクサンスの歌が良い!

いや、あの有名な「キャラバンの到着」といい、それぞれの主要キャラに名曲が割り振られている(エチエンヌにソロ曲が無いのはちょっと残念だけど、ジョージ・チャキリス主演!なバランスになっても困るからビルとセットで丁度いいのかも)ので、観れば観るほど、聴けば聴くほど愛着が増していきます。
主要キャラそれぞれに名曲が割り振られながらも、「キャラバンの到着」の中の流麗+ノリノリのメロディに歌詞をあてた「めぐり合い(Les Rencontres)」という、おまわりさんたち→野次馬たち→ソランジュ&マクサンス→マクサンス&アンディ→アンディ&デルフィーユ→デルフィーユ&ブブ&ソランジュな流れで持ち回る曲がまたとても良くて。
同じメロディをリフレインしながら会話を繋いでくだけなのに、どうしてこんなに多幸感に溢れてるのか、もう、天才としか言いようがない。

ああ、どこか大きなスクリーンでリバイバル上映やらないかなぁ!
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ヒデキ(T-T)

2018-05-28 23:08:42 | エンターテインメント
先々週、ヒデキこと西城秀樹さんが旅立たれました。
仕事中に調べ物しようとネットを開いたときにたまたま目にしたYahoo!のトップニュースで思わずフリーズ。
今の会社に入社してまだ一ヶ月にもなっていなかったし、世代が一緒の人も周りにいなかったし、心の中で「うそー。なんで・・・」と呟くしかありませんでした。

10歳違いだから、ヒデキがデビューしたのと私が小学校に上がったのが同じぐらい。
ありがたいことに、リアルタイムで彼の活躍を体感できた世代です。
特別ヒデキファンてわけじゃなくとも、当時の子供たちにとって彼はまぎれもなく大スターでした。
同い年のダンナも「薔薇の鎖」を小学校のモップで真似していたらしい。
とはいえ、リアルタイムで知ってるとはいえ、ヒデキの良さが理解できるには私はコドモすぎました。当時「歌が上手い」と言われていたのは演歌歌手が中心だったし、まるでフィギュアのようなビジュアルや派手なアクションのせいで「アイドル枠」だったのもあって、その歌唱力は過小評価されてた気がします。

それに、小学校高学年で流行ったベイシティローラーズでさえ「やだ、不良」って拒否るぐらいくそ真面目だった私の目と耳には、ロン毛でロックなヒデキはまだ早かった。

親元を離れた18歳でデヴィッド・ボウイをきっかけにロックを聴くようになり、そこからは後にヒデキもカバーしたグラハム・ボネットを好んで聴いた時期があったり、パンク(The clash限定だけど)も聴けばジャズにもハマったり。
やっとヒデキの良さがわかる下地が完成したものの、その頃には日本の歌謡界がほぼ終わりを迎え、私にとっての彼はすっかり過去の人になってしまっていました。

「西城秀樹の訃報」はショックだったけど、ほんとにショックを受けたのは、その週末の夜にYouTube巡りをして彼の若き日の魅力を再認識してから。
紅白の「傷だらけのローラ」や夜ヒットの「炎」の神がかったパフォーマンスに驚愕し、何曲か聴いたら「ご冥福をお祈りします」で終わるつもりで開いたYoutubeをさすがに疲れて閉じるまで何時間巡っていたでしょう。

一週間ですっかり大ファンになってしまった私は、行かないと後悔すると直感し、新宿で仕事を終えたその足で赤い薔薇の花を一輪買って、青山葬儀所へ。
花屋さんは「お葬式に棘のある花はいかがかと・・・」ってアドバイスくれたけど、ヒデキに手向ける花は薔薇以外考えられなくて。

実際、大阪城ホールを再現したヒデキの祭壇には薔薇の花がたくさん。
青山墓地に出来た物凄い行列で、花束を手にしたファンも少なからずいたけれど、薔薇の花、多かったな。
献花台にたどり着いたのは、並び始めて1時間50分後だったでしょうか。
そんな私が葬儀所の敷地に入った頃に「もう、ここで門を閉めさせていただきます。これから並ばれても献花できませんから」と追い返されたファンもかなりの数いて心が痛みましたよ。
お通夜に4千人、翌日の告別式は1万人と報道されてたみたいだけど、絶対そんな数じゃなかったはず。

追記:

亡くなってすぐに買ったベストアルバムを聴きまくること約1ヵ月。
はじめは耳慣れない曲も多かったけど、今では最初の十年の間に出したシングルA面は一緒に鼻唄歌えるぐらいに馴染んでしまいました。
そして最初のうちはロンゲで細い二次元から抜け出てきたような王子様ヒデキがベストだと思ってたけど、「抱きしめてジルバ」の頃の短髪の素敵紳士も良いんだなぁこれが。
秋に保存版DVD?が出るらしいけど、その前にNHKコレクションも買っちまった私。(再生産で未だ手に届かず)
iPhoneにはヒデキの動画がてんこ盛り。

転職して心身ともにしんどかった時に始まったヒデキ祭りのことは、きっと一生忘れないだろうな。





献花の順番が回ってきて南無南無し始めたときに一番大好きな「炎」が流れてきて、思わず泣いちゃった私。
「これからたくさんヒデキの歌を聴くからね。ほんとにありがとう」ってココロの中で言いました。

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ZEROTOPIA

2018-05-03 22:06:47 | エンターテインメント
赤坂ACTシアターにて岸谷五朗さん作・演出の地球ゴージャス プロデュース「ZEROTOPIA」を観てきました。
海外オリジナルを日本語に翻訳したミュージカルってどうも苦手なんだけど、去年観た「百鬼オペラ 羅生門」もこれも、日本オリジナルなら悪くないと思えます。

冒頭のやりとりは「笑いを取りに来てるのは分かるけど、笑えない」ってかんじで置いてきぼりで、全編ちゃんと観られるか不安が過ぎったりもしましたが、アトラス(マッケン)が登場する頃からはすっかり引き込まれました。
それぞれ掘り下げられたキャラにそれぞれの見せ場があるし、いったいどんなストーリーだか皆目見当もつかなかった始まりからラストへの流れも納得。
ベタではあるけどなかなかに感動のメッセージ。
とても楽しいひと時でした。

というわけで、映画はそこそこ観るものの滅多に舞台には行かない私が何故これを観る気になったかと言いますと、最近すっかりハマってる新田真剣佑さん(マッケン)が出てるから。

初めて彼を知ったとき、「千葉真一の息子」という背景と、あの二次元から飛び出してきたような容姿は注目しないわけには行かず。
でも、ちゃんと出演作を見る機会もなく、気になってるだけの期間が3年ぐらいあったかな。
で、今年になってようやく「ちはやふる」の上の句と下の句を見る機会ができて、綿谷新にまずはキャラ萌えと同時に、それまでに受けていた「真剣佑のイメージ」とのギャップにハート掴まれ、更にFOD配信の「明日もきっと君に恋をする」での「真剣佑」でも綿谷新でもない「とても素敵な若者」の姿に頬を赤らめ、そして来月公開の「オーバー・ドライブ」の予告編のギラギラでマッチョなレーサーに完全にやられてしまいましたって訳です。

舞台のマッケンはどうだったかというと、彼のポテンシャルの高さに釘付け。
演技力や殺陣やダンスの上手さは想定内だったけど、歌まで上手い、しかも美声。

まだ21歳の彼。
年取って、味や貫禄が出てきたらもっともっと素敵になるんだろうなぁ。

熊本城が完全復活するまでは死ねないと思ってたけど、あと50年ぐらい死ねない。
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