ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

イタリアを感じて

2021-02-07 | 日記
2月になりました。
まだまだ気が抜けない日々が続いています。
イタリアに行けない今だからこそ、家にあるイタリア本をつらつらと読んでいる。

「フィレンツェの台所から」渡辺怜子著 文春文庫

買ったのはだいぶ前のこと。
それから私の中にはいつのまにか
言ってみればイタリアデータベース😅
が出来上がっていて、前に読んだときは
ちゃんとわかっていなかったことが
すんなり入っていく。
あるいは、自分が体験していたり
見聞きしたことは、「ああ、あれのことだ」
と納得がいく。

文庫になる前の初出は92年ごろ。
30年近く経つがイタリアの様子に古さは感じない。
ところが、文章表記としてはどうだろう?
今はこういう言い方はしないなぁとか、
イタリア料理の名前など一般的に使われている
ものについては注釈が必要だなとか、
再編集する際にはここは直しだなとか
余計なことまで考えてしまう。
ただ、それも含めて違いを楽しめている。
なぜなら、違いがあるということは
イタリアやイタリア料理に関して
この30年で日本に広まったことの裏返しだから。

私の料理レッスンには、イタリアへ行ったことがある人もない人もいらっしゃいます。
調理を開始する前にレシピの説明をしますが、
やはり外国の料理ですから、みなさん
味の検討がつかないとか、使用する材料を
見たことがないとかさまざまな声が上がります。
なので、数あるイタリア本を見てもらったり、
イラストや写真、レシピ本、など
もちろん私の経験からの話なども交えながら
参加のみなさんにイタリアを感じていただくスタイルです。
最初にこのような時間を取ることで 
例えば初めて参加する方も肩の力が抜けていく
様子がわかります。
 

次にみなさんと時間を過ごせるのはいつになる
のかは全くわからないのですが、でもそのときのために色々と準備しているので、
そのときが来るのが楽しみで仕方ない!😆
と言っておこう😝
 
自家製いちごジャムとマスカルポーネチーズ
この組み合わせを気に入ってくれた生徒さん
元気かなぁ☺️
 

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