結びで、鶴竜が白鵬に勝った瞬間は、
歓声で国技館が揺れましたね。
期待を一身に受けた稀勢の里は、
終わってみれば負け越しで、
来場所はカド番となり、
まさに天国から地獄。
その穴を埋めるかのように、
大関昇進のとき以来、
久しぶりに存在感を示した鶴竜は、
協会にとって救世主以外の何者でもありません。
完全に目的を失った状態で
千秋楽の国技館に足を運びましたが、
鶴竜が白鵬に土をつけた結びの一番は、
思わず「ありがとう~!」と
叫んでしまいました。
その鶴竜に早くも来場所の綱取りの話題が出ています。
私個人としては、
昨年一年の成績が悪すぎましたので、
5月場所まで様子を見たほうがいいと思いますが。
そして、初の敢闘賞を受賞した遠藤には、
場所を盛り上げて、お客さんを増やしたことに対して、
殊勲賞もあげていいんじゃないでしょうか。
来場所は、白鵬と対戦するまで番付が上がりますので、
それまでに、どれだけ稽古を積めるか、
今から楽しみです。
初場所は入口と出口で、
注目がすっかり変わってしまいましたが、
それなりに盛り上がって良かったですね。
何はともあれ、
稀勢の里は怪我をしっかり治して、
再出発してください。
綱取りはともかく、
まずは優勝!
それだけです。