春場所は、まさに照ノ富士場所でした。
力任せの豪快かつ強引な相撲で、
優勝争いを千秋楽の結びまで引っ張ってくれたのは、
十分に敢闘賞に値します。
しかしながら、
本来、それをやらなければならない大関陣は、
3人合わせて25勝。
一方、
白鵬と照ノ富士は2人で27勝。
これでは、
照ノ富士に来場所の大関取りの期待がかかっても
仕方ありません。
3大関には、これ以上期待してはいけないという
最後通達を受けたような春場所でした。
それでも、連日満員御礼が続きましたが、
中身のない相撲人気がいつまで続くのか、
とても心配です。
ただ、
幕下10枚目格付け出しでデビューした
御嶽海(みたけうみ)が6勝1敗と好成績だったことに、
かすかな希望を託したいです。
あとは、
明日の会見で、
白鵬と記者との溝が深まらないことを
祈るばかりです。