ごっつぁんです!

ぶらり気まま旅の日記です

とにかくライバルが欲しい!

2007-01-31 12:24:05 | 相撲

会社で評価用に使っているDVDです。
かわいい女の子バンドということだけでなく楽曲もよかったので、解散しちゃったのがいまだに残念です。



さてさて、昨日は当事者である横綱・朝青龍の事情聴取が行なわれました。
各紙の記事を見るかぎりでは、朝青龍の言い分は予想通りの内容で、その怒りは尋常ではなく、徹底抗戦の構えのようです。

さあ、今回の八百長疑惑の真相はどうなっているのでしょうか?

それは当事者にしか分からないことですが、私は事実無根だと信じています。

では、どうしてそんな記事が書かれたのか?

・・・ここから先は、あくまでも私見です・・・

一番の原因は大関陣の不甲斐なさではないでしょうか。

朝青龍は強いです。
たしかに強いです。

でも完璧な強さではありません。

去年の九月場所での稀勢の里、そして、この初場所での出島。
この二人に負けた相撲は、決して奇襲にあったわけではなく、真っ向から勝負してまともに負けました。

朝青龍にも穴はあります。
しかし、そこにつけこむライバルがいないために、強さだけが目立ってしまいます。

「出る杭は打たれる」といいますが、今は朝青龍が出ているのではなく、周りが沈んでいるために結果的に出たことになってるのではないでしょうか。
だからこそ、昨日の日記に書いたようなコメントを並べられると、イライラしてくるんです。

ここ数場所の大関陣の相撲を見ていると、ハッキリ言って八百長だと疑われてもしょうがないです。
だって、大関の取る相撲じゃありませんから。

大関という立場は、参加することに意義があるでは済まされないんです。

本当の被害者は誰なのか、今一度考え直してもらいたいです。


それと、もうひとつの原因として、朝青龍自身の普段の言動もあると思います。

横綱というのは、力士の頂点であり、相撲界の広告塔でもあります。
土俵を降りれば、テレビや雑誌などのマスコミだけでなく、あらゆる方面からの引き合いが押し寄せてきます。
そこで相撲のイメージアップを図るというのも横綱としての立派な責務であり、口下手で引っ込み思案では困ります。

しかし、ここで難しいのは、「ほどほど」というラインをどこに引くかです。
朝青龍はこの「ほどとぼ」というラインを、少しばかり超えてしまったのかもしれません。

年末から正月にかけて、テレビの特番などでの横綱の出演は決して少なくありませんでした。
力士同士で綱引きしたり、おせちを食べて談笑したり。
一部の新聞では、初場所を控えて、真剣勝負する相手とゲラゲラ笑いながら餅を食べるとは何事だ!と報道されてました。
さらに場所中には、気落ちしている安馬と、取り組みが組まれる前に夕飯を一緒に食べたそうです。

チリも積もればではありませんが、以前からの横綱としての品格を問われるようなイメージが、このような報道によって増幅され、ついには今回のようなことに結びついたとしても不思議ではありません。
   ・・・そもそも「横綱の品格」ってやつが私にはよく分かりませんが・・・

あとは、これは悲しいことですが、朝青龍が外国人だということも、決して無関係ではないでしょう。
   ・・・これを最大の原因だと思う人も多いことでしょう・・・


もう一度言いますが、今回のことが本当なのかデマなのかは分かりません。
ですから、もし事実だとしたら、ここで述べたことはすべて戯言になってしまいます。
でも、私はそんなことはないと信じています。


朝青龍は今の相撲界にはなくてはならない存在です。
そして、相撲界発展のために、一生懸命努めていることも十分に承知しています。
だからこそ、彼には今回のことをいい教訓にしてもらって、日頃の言動にもう少し気を配ってもらいたいと思います。

そして、なによりも、朝青龍と肩を並べるライバルの出現が不可欠でしょう。


これから、相撲協会や当事者たちと、週刊誌側との全面対決が始まると思いますが、私としてはいつまでもドロ沼戦争が続かないことを祈りながら、この件について触れるのはこれで終わりにします。


最後に、お口直しとして、先週のラジオでも読まれたちょっといい話をご紹介します。

日本相撲協会は、北海道夕張市民を励まそうと、夏の北海道巡業の中に夕張市巡業を企画し、協会側から夕張市にその意向を伝え、話がまとまりました。
北海道は、大鵬、北の湖、北の富士、千代の富士など、数々の名力士を生んだ相撲の故郷のようなものです。
その故郷で苦しんでいる街の、少しでも助けになればと手を上げた協会に、私は拍手を送りたいと思います。
巡業にかかる千数百万円の経費は協会が負担するそうで、これが夕張市再起の足がかりのひとつになればいいですね!




言うは易く行うは難し

2007-01-30 11:31:59 | 相撲

チョコエッグ日産ミュージアムの仲間が増えました。
でも、もう少しチョコの甘さが控えめにならないかな~。



さてさて、朝青龍の八百長疑惑についてですが、本当はあまり触れたくはないのですが、「八百長疑惑発覚!」というニュースだけが飛び出して、その結末が曖昧なまま悪いイメージだけを残して収束してしまうのも気持ち悪いので、この日記では最後までしっかりと追いかけて、みなさんにご報告しようと思います。

ということで、昨日、八百長疑惑報道の記事に名前の挙がった4大関に対して、日本相撲協会からの事情聴取がありました。
   ・・・なぜか白鵬は入ってませんでしたが・・・

当然4人とも全面否定。

では、その事情聴取後のそれぞれのコメントを各新聞から拾ってみましょう。
とりあえず、誰が言っているかは伏せておきます。


「言いたいことはいっぱいあるが、それを言っても仕方ない。相撲でばん回するしかない」

「絶対にしていません。相撲が盛り上がっているのに残念。雑誌は読めないし」(誰かバレバレ?)

「体がボロボロになるまでやっているのに、こんなことを言われて残念」

「毎日けいこをして土俵に臨み、時には、けがもする。(八百長を)するんだったら、けがなんかしない」

「相撲はそういうものではないです。おかしいと思う人がいるなら名乗り出てほしい」


そして私が一番印象に残ったコメントは、


「強いものは勝つ。弱いものは負ける。相撲は白黒はっきりしている。相撲をみている人が一番わかるでしょう」


あんたたち・・・、そこまで分かっているんだったら・・・

そもそも、なんで今回のような問題が起こったのか・・・



今日はいよいよ当事者である横綱・朝青龍の番です。

朝青龍は、土曜日に行なわれた、兄弟子である元小結・闘牙の断髪式後に、記者団に対してすでに怒りをぶつけているだけに、今日の事情聴取の結果は分かりきっていますが、問題はこのあと協会側がどういう対処をするかですね。

では、続きはまた明日・・・



   えーっ!(怒) って言わないでねぇ~(笑)




メガネは顔の一部です

2007-01-29 10:32:32 | 日記

先日、実に8年ぶりくらいに、メガネを新調しました。

いや~、最近のメガネはオシャレというか何というか、レンズが小さいんですね。

なんだか急に視野が狭くなったような気がします。

とくに、さっと下を見ようとしたときは違和感があります。

これは慣れるまで時間がかかりそうです。

この際、コンタクトに変えるというのも一瞬考えたんですけど、やっぱりどうしても勇気が出ません。

洗浄とかのメンテナンスも面倒そうですしね。

まっ、このままメガネ人生をおくりますわ。

ちなみに、視力はまったく落ちてなく、老眼もまだまだ大丈夫でした。




文明開化の音がする

2007-01-27 00:58:50 | 日記

今朝、コンビニで買いました。
86%なら大丈夫かな?って思ってたけど、意外とビミョ~な味でした。
やっぱ、チョコは普通のビターがいいな~。



さてさて、先日、娘のMDウォークマンが壊れちゃいまして、修理の見積りを取ったら、ピックアップの交換で9000円かかるとのこと。

え~! まだ1年半しか経ってないのに~!

新品でも12000円くらいで買えるので、このまま修理はあまりにももったいない。

じゃあ新品を買うか!といっても、急にそんなお金は出てきません。

なんとかいい手はないかなとパソコンでクリクリしてると、どうやら最近は「デジタルオーディオプレーヤー」というのが流行っているらしいことを発見。
まっ、代表的なのが「iPod」というやつですね。

これがまた値段がピンキリで、安いやつだと5000円でお釣りが来るらしい。

ということで、探しに探して、なんとか手ごろなやつを見つけました。

これがまたなかなかの優れもので、なんといっても小さくて軽い。
標準レートでもアルバムが10枚くらい入るし、ラジオが聴けて、おまけにそれが録音できちゃう。
聴きたい曲もすぐに選べちゃうし、カセットテープのウォークマンで感動していた私はいったいなんだったのだろう。

そんでもって、これに触発され、自分の携帯は音楽携帯とかいうやつだったことを思い出し、今さらですが説明書片手にアルバム一枚を入れてみました。

おぉ~、これもすごい。

こりゃあ、ハマリそうです。

いや~、文明の進歩には驚かされますね~。

でも、調子に乗って聞いてると、いざというときに電池切れで携帯として使えなくなりそう・・・。


クールダウン中です…

2007-01-24 23:12:49 | 日記

ようやく、スカイラインカレンダーの居場所が決まりました。
パソコンのすぐ近く。
最初からここに貼っておけばよかった~。


さてさて、さすがに一昨日の記事にはレスが付きませんね~。(笑)

いやいや、いいんですよ、それで。

あれは、あくまでも私自身の初場所のまとめとして、思いついたままに書いた記事ですから。

でも、わざわざ読んでいただいた方が「ふ~ん、そうなんだ~」と思って、それが記憶のどこかにとどまって、三月場所で少しでも思い出していただければ幸いでございます。

朝青龍の八百長疑惑が勃発した今こそ、我々ファンが相撲界を支えていかないと!

ちょっと大げさですかね。


さあ、場所後のクールダウンをしながら、日常の小さなネタ探しでもしますかね~。


これにて千秋楽~

2007-01-22 12:57:33 | 相撲

14日に国技館に行ったとき、私が応援している二人の力士のぼりが並んでました。
我ながらベストショット!



さてさて、平成19年初場所は、朝青龍の20回目の優勝で幕を閉じました。

場所そのものが後半になって失速してしまいましたので、先週末は気持ち的に日記を更新できませんでしたが、ケジメとして最後にまとめておきたいと思います。

まず、場所前に注目していた力士たちの結果をおさらいしましょう。

前相撲の「山本山」は、233キロという巨漢を活かして、昨年の世界チャンピオンや高校横綱を寄せ付けず、3連勝で出世披露を受けました。
来場所は序ノ口にの番付に名前を連ね、本格的な相撲人生がスタートしますが、ただ大きいというだけの力士にはなって欲しくないですね。

序ノ口で相撲を取りながら、名古屋大学の卒論に追われている「舛名大」は、話題だけが先行しているのかと思いきや、6勝1敗でなんと優勝決定戦にまでこぎつけました。
見ているとまだまだ相撲の取り方が分かっていないようですが、これで無事に大学を卒業して稽古に専念できるようになれば、意外と早く上がってくるかもしれません。

一方、史上初の幕下10枚目格付けだしでデビューした「市原」は、全勝優勝してこれまた史上初の1場所での十両昇格を期待されましたが、日大の先輩である境澤に破れ、結果は5勝2敗でした。
それでも初土俵で幕下上位でこの成績は立派なもの。
これからは今のパワーにもっとスピードをつけて頑張ってもらいたいです。
それから、礼はもっとしっかりするように。

その「市原」に土をつけ、見事に幕下優勝をした「境澤」は、入門したときにどうしても同級生の「下田」に注目が集まり、あまり話題になっていませんでしたが、大きな体のわりに動きが俊敏で柔らかく、今後の活躍が楽しみな力士です。

同じく幕下の「下田」は、5勝2敗と勝ち越しましたが、幕下15枚目格付けだしデビューでいきなり全勝優勝したときの勢いが、すっかり影をひそめてしまいました。
やはり小さな体がネックとなっているのでしょうか。
身長はともかく、もう少し太ったほうがいいかもしれません。

十両の「豪栄道」は、先場所に続いて千秋楽でようやく勝ち越し。
こちらは体には恵まれていますが、十両の土俵のスピードと技に翻弄されている感があります。
勝つときは強さが際立ってますが、負けるときはあっけない。
とはいえ、着々と上へ上がっていますので、力がついてきていることは間違いありません。
来場所は、大きく勝ち越せば新入幕も望める位置での土俵となりますので、ぜひここで真価を発揮させてもらいたいです。

新十両で優勝決定巴戦を勝ち抜いて優勝した「豊響」。
最後の優勝を決める一番で、立ち合い変化したのが残念でした。
いくら優勝がかかっているからとはいえ、それだからこそ真っ向から勝負してもらいたかったです。
大事なところで逃げてしまう相撲だけは覚えないで欲しいです。

さて、幕内に入りまして、西前頭7枚目の「普天王」。
前半から中盤は負けが続いてましたが、11日目からの5連勝でなんとか8勝7敗にまでもっていきました。
この人もなかなか安定しないですね。
左四つでがっぷり組み、そこから引きつけての寄りは、かなりの威力を発揮しますが、相手に先手を取られると、すぐに腰が伸びてしまって、あっという間に寄り切られてしまいます。
ブログでの自己分析を、もっと稽古で活かしたほうがいいのでは?

西前頭4枚目の「豊真将」。
残念ながら7勝8敗で負け越しました。
やはり今のままの相撲では、幕内上位では通用しませんね。
守りはほぼ完璧なので、あとは攻めることだと思います。
そのためにはとにかく立ち合いの踏み込みでしょう。
どの一番を見ても、立ち合いは相手に先に踏み込まれ、それを受けての辛抱の相撲になってしまってます。
もっとオフェンシブな相撲を取れば、三役もすぐに手が届くはずです。

東前頭4枚目の「安馬」。
前にも日記に載せたように、場所前にお父さんを亡くされて厳しい場所だったと思いますが、強靭な精神力で二桁勝利。
天国のお父さんもきっと喜んでいますよ。
それにしても、勝ち越しインタビューのときの某NHKアナウンサーはひどかった。
「これは聞かないで欲しいと言われてましたが、お父さんを亡くされての今場所はいかがでしたか?」
頼むからもう相撲中継を担当しないで欲しい。

西前頭3枚目の「把瑠都」。
3日目に怪我をしていた左ひざを痛めて4日目から休場。
2度目なだけに、この怪我はじっくりとちゃんと治してもらいたいです。
そうでないと、今後の相撲人生、いや相撲界全体に影響してきますから。
琴欧洲のように中途半端にしてズルズルと引きずらないようにお願いします。

東前頭筆頭の「琴奨菊」。
九州場所で前頭2枚目で10勝を上げながら、今場所は筆頭どまりという不運に見舞われながら、上位陣を相手に9勝6敗はお見事。
がぶり寄りもすっかり板についてきましたし、来場所こそは新三役間違いなし。
日本人力士としての大関候補の筆頭ではないでしょうか。

東小結の「稀勢の里」。
7勝8敗と惜しくも負け越し、昨年の七月場所から維持していた小結の座から落ちることになりました。
彼も強さともろさが紙一重の力士ですね。
朝青龍に完璧な相撲で勝ったと思えば、なんてことのない相手に立ち合い変化したり、得意の左四つになるやいなや一気に寄り切るかと思えば、一呼吸おいてしまって簡単に上手を切られて負けてしまうなど、どうも気合いが空回りしているように見える相撲が少なくありません。
まあ、まだ20歳の若者なので、もう少し長い目で見ましょうか。

ということで、ざーっと書いてきましたが、今場所の功労者はなんといっても西前頭9枚目の「豊ノ島」でしょう。
場所前に誰がこんなに活躍すると予想したでしょうか。
168センチという小兵でありながら、その小さい体を武器にして、相手のふところに素早く潜り込み、そこから繰り出される多彩な技は、見ていて気持ちいいです。
12勝3敗という成績は、上位と当たらなかったからだと言ってしまえばそれまでですが、たとえ大関陣と総当りしていても、この成績だったんじゃないですか?

さあ、その流れで最後にどうしても言っておきたいのが大関の5人です。

今場所、朝青龍の優勝に最後まで食らいついていたのは豊ノ島。
ちなみに先場所は豊真将で、二人はいずれも平幕力士。
そこに大関の名前は出てきません。

本来は横綱と優勝を争うべき立場の大関が、終盤になると話題にも上らない。
これは異常事態です。

横綱を狙うばかりか、自分が勝ち越すのがやっとで、毎場所のように誰かがカド番を向かえてます。
それでも2場所続けて負け越さない限り、大関という地位は維持できます。
そうしているうちに、横綱は着々と優勝回数を増やしていきます。

もうそろそろ、こんな状態は限界でしょう。

強い大関だからこそ、平幕がそれに勝ったときは、その勝利に価値もあるし、勝利者インタビューも意味があります。
それが最近は、インタビュー力士がいない日が珍しいくらい。
大関5人が全員勝つと、それがニュースになるほどです。

私は、栃東も魁皇も千代大海も琴欧洲も白鵬も、みんな大好きな力士たちです。
だからこそ歯がゆくてしょうがありません。

ここは潔く何人かには、見切りをつけていただいて、この先一日も早く、勝てる大関、負けない大関が現れてくれることを願うばかりです。

ちなみに、今のカド番制度は見直したほうがいいんじゃないですかね。

大関は負け越したら次の場所は関脇に戻り、その次の場所で12勝できなかったらそのまま陥落。
そのかわり今はなくなってしまった公傷制度を大関にだけ復活させる。

決してキツくはない、というか、これをクリアできないようでは大関としての資格はないと思うんですが、どんなもんでしょうか?


ということで、この2週間、相撲日記にお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
最後はやはりベタな相撲ネタになってしまいましたね。
   ・・・きっと誰もここまで読んでないだろうな~・・・

また来場所も変わった目線から相撲をご紹介していきますので、どうかお楽しみに!(笑)




時間よ止まれ

2007-01-17 23:40:27 | 相撲

場所前の横綱審議委員会による総見を行う相撲教習所です。
昨日の写真のちゃんこを食べさせてくれるのが、この相撲教習所内の教室です。
奥に見える「心技体」の文字に身が引き締まります。


さてさて、初場所は朝青龍の優勝で決まりましたが・・・、

あっ、まだ決まってませんでしたね~(笑)

まっ、決まりそうですので、今日は川口おやじさんの質問にお答えいたしましょう。

えーっと、質問は「『仕切りいっぱい』って何ですか?」ということでしたが、これは「制限時間いっぱい」ということですよね?
アナウンサーによっては「仕切りいっぱい」という方もいますので。

相撲は土俵に上がってから立ち合いまでの間に、四股を踏んだり、塩をまいたり、仕切りをしたりと、それらを繰り返してます。
でも、これはべつに繰り返す必要はないんです。
お互いの間が合えば、最初の仕切りで立ち合っても構いません。

ちなみに「仕切り」とは、土俵の真ん中にある白い線に両手をついて、立ち合いの準備をすることです。

そもそも昔は、この仕切りの回数に制限はありませんでした。
つまり立ち合いまでの制限時間がなかったんです。

でも、相撲をラジオ中継するようになって、放送時間内に全取り組みを入れなければならないことから、一番一番に仕切りの制限時間を設けました。

力士たちは、その制限時間内で立ち合わなければなりません。
逆に言うと、制限時間内であれば、何回仕切ってもいいですし、時間いっぱいまで仕切る必要もありません。

私の記憶では、露鵬の親方である大嶽親方の元関脇・貴闘力は、現役のときによく制限時間前に立ってましたね。

さて、ではどうやって時間を計っているのか。

土俵の下には、5人の審判が座っています。

その中で、テレビ中継で控えの行司さんの両隣に座っている審判の左側の人が時計係として、呼び出しがあってからの時間を計っています。

制限時間は、幕内が4分、十両が3分、幕下以下が2分以内となっています。

その制限時間が来ると、時計係の審判は手を上げて、東西の土俵の角に座っている呼び出しにそれを伝えます。
呼び出しは、力士が塩を取りに来たときに、立ち上がって力士に時間が来たことを教えます。
このとき、たいがいは力士に汗拭き用のタオルを渡しますね。
そして、次の仕切りが制限時間いっぱいの最後の仕切り、つまり立ち合いになります。

テレビのアナウンサーは、この呼び出しが立ち上がったのを見て、放送で「さあ、制限時間がいっぱいになりました」とか「行司の軍配が返りました」と言います。

川口おやじさん、お分かりになりましたでしょうか?


それと、今日、会社で修ちゃんから「土俵の上の屋根みたいなヤツの角から下がっている房(ふさ)の色には何か意味があるの?」という質問もいただきました。

はい、調べましたよ。

土俵の屋根の四隅を飾る四色の房は、それぞれの色が四季と天の四神を表わしています。
正面から左に、東の青房は春と青龍神、南の赤房は夏と朱雀神、西の白房は秋の白虎神、北の黒房は冬と黒い亀の玄武神で、この天の四神は、土俵を守護する意味で四隅に祭られているそうです。

修ちゃん、OKですか?

さあ、みなさんも分からないことがありましたら、どんどん質問してくださいね。

私もとっても勉強になりま~す!(笑)


記録を語ると轟二郎を思い出すのはなぜ?

2007-01-16 23:44:38 | 相撲

先日の国技館で食べた、「ちゃんこ屋台」のしおちゃんこ(1杯200円)です。
場所中に、相撲教習所内で、しょうゆ、しお、みそを日替わりで販売してます。
前回はしょうゆでしたが、しおの方があっさりしていて美味しかったです。
まっ、時期が冬ということもあるでしょうが。

さて、国技館観戦記を書こうかと思いましたが、取ってきた写真を眺めてみると、以前載せた内容とほとんど同じでした。
そりゃあそうですよね、土俵の上は場所ごとに変わりますが、国技館そのものは毎場所一緒ですから。
ということで、観戦記はまたしばらく月日が経ってからということで。
楽しみにしていた数少ない相撲ファンのみなさん、ゴメンナサイ。



さてさて、初場所も朝青龍が前半戦で1敗して盛り上がるかと思いきや、結局それを追いかけるものがなく、また朝青龍の優勝で終わりそうな気配です。
ですから、本場所についてはもう書くネタが見つかりませんので、いつものように「相撲雑学講座」といきましょう!(笑)
   ・・・これもそろそろ厳しくなってきましたが・・・

今日は、いくつかの記録をご紹介します。

【幕内最多優勝】 大鵬(32回) ※朝青龍は19回で5位

【通算最多勝利】 千代の富士(1045勝) ※負け数は437敗

【通算最多敗北】 寺尾(938敗) ※でも通算勝利は860勝で歴代5位

【通算最多出場】 大潮(1891回) ※3位は高見山の1654回

【通算連続出場】 青葉城(1630回) ※実に134場所連続出場

【最年少幕内昇進】 貴花田(17歳8ヶ月) ※2位は稀勢の里で18歳3ヶ月

【最年少横綱昇進】 北の湖(21歳2ヶ月) ※朝青龍は22歳4ヶ月で3位

【最短横綱昇進】 朝青龍(25場所) ※大関昇進からも3場所で1位

【最多懸賞本数】 平成18年九月場所千秋楽・朝青龍-白鵬(51本) ※朝青龍はこの一番で153万円を手にした

【現役最年長】 一ノ矢(46歳) ※今場所も元気に序二段で勝ち越し

他にもいろいろと記録はありますが、調べていると朝青龍の名前が多いですね。
とくに「最多」とか「最速」とか「最少」とかいうのには、ほとんどベスト10に入ってきます。
なんだかんだといっても、たいしたものです。

さあ、明日は今年の相撲界を占う一戦、朝青龍vs白鵬です。
白鵬があっさり負けるようなら、今年も朝青龍の年になってしまうでしょう。

がんばれ、白鵬!!




1/15-1/19 WARMING UP MUSIC

2007-01-15 12:37:16 | ラジオ
アップするのをすっかり忘れてました!

ということで、今週のお題です。

1/15 (月) 初仕事、初ドジ物語
1/16 (火) ついてる人・ついてない人
1/17 (水) 備えあれば、憂いなし
1/18 (木) 本番前ドキドキ物語
1/19 (金) 温泉旅館の夕食に一言

私は今週も相撲ネタで通します。
だからアップを忘れちゃいました・・・。




キャッチ・ザ・ナンバー特集

2007-01-13 22:18:38 | 相撲

中一の娘が夢中になってる徹平ちゃんです。
あまりの勢いで、最近はかみさんもだんだん好きになってきたみたいで、いつかは一緒にライブに行くつもりのようです。



さてさて、今日は相撲に関わる数字に注目してみましょう。

●4.55m
土俵の直径です。
あの巨漢同士がぶつかるにしては狭いですかね。
土俵を囲んでいる俵は全部で20個。
東西南北には、徳俵と呼ばれるのが1つずつ、俵1個分外に置かれています。
巡業などでは、全部を土で盛るのは大変ですから、下地はビールケースを使っています。

●45cm×約8m
力士の廻しの寸法です。
これを4つ折りにして腰に巻きつけます。
幕下以下の力士は黒色と決められていますが、十両と幕下は色つきをつける力士が多くなってきました。

●82手
相撲の決まり手の数です。
昔は48手だったのですが、時代とともにその数が増えてきました。
やはり角界に入門する前に、いろいろなスポーツを経験してきた力士かせ多いからでしょうか。
この82手のほかに「不浄負け」というのがあります。
これは廻しが外れてしまったほうの反則負けのことです。
私はまだ見たことがありません。
放送中に起こったら大変ですね。

●10円
満員御礼になったときに関係者に配られる大入り袋の中身です。
だいたい桝席が9割ほど売れれば満員御礼にしているようです。

●11,000人
両国国技館の定員です。
多いか、少ないか?

●130cm×120cm
国技館の桝席の大きさです。
ここに座布団が4つ置かれています。
体格のいい男性が4人だと、かなり窮屈ですね。
国技館では、一番後ろのC桝席を特別2人桝席として、2人分の値段で1つの桝席を2人で座れます。
というのは、桝席というのは購入するときに1人分ずつ買うので、4人分以下で買うと、他の人と相席になるかもしれないんです。
ですから、2人でゆっくり見たいというときは、4人分の料金を払って1桝を取ることになります。
それが、この2人桝席では、本来の2人分の料金で済むわけです。
我々が初めて見に行ったときがこの2人桝席でしたが、なかなか良かったです。
初観戦にはお勧めですよ。

●282万円
横綱の月給です。
これに場所ごとの特別手当や、出張手当、交通費、補助金、褒賞金などがあります。
さらに取り組みで勝てば懸賞金が入るわけです。
これならやっぱり、相撲取りになったからには横綱になりたいですよね。


明日は国技館に行ってきます!

なかなかいい取り組みばかりで楽しみだな~。
ちゃんこも食べるぞ!

ということで、明日は初場所観戦記です。

帰ってきて日記を書く元気が残っていたらですが・・・。


こいつは化け物か!?

2007-01-12 12:13:53 | 相撲

街でもよく見かけるシジュウカラです。(八ヶ岳倶楽部HPよりダウンロード)
この壁紙は癒されます。



さてさて、今朝のスポーツ報知に面白い記事が載っていたのでご紹介します。

その記事は、今場所初土俵を踏んだ「山本山」(本名:山本龍一)についてです。

山本山は、日大出身(まだ4年生ですが)で、5つのタイトルを獲得しましたが、規定の大会での優勝がなく、前相撲からスタートしました。

ちなみに「前相撲」とは、入門したばかりのものと、序の口から陥落したものが、序の口の取り組み前に取る相撲です。
この前相撲を取る力士たちには番付がありません。

この山本山は、新弟子検査を受けたときの体重が233キロで史上最重量の新人ということで話題になりましたが、その巨漢を作り上げてきた食暦がすごい!

まず、生まれたときの体重が4200グラムで、100キロを超えたのは相撲を始めて2年目の小4の時。
成長期の中学時代は3年で195キロまで増量し、日大2年の20歳で200キロに届いたそうです。

そして、数々の大食い伝説としては、

・小学校のとき、給食でクラスメートの女の子の牛乳をすべて飲む。
・中2で回転ずし63皿126貫を完食。
・ステーキは2キロをペロリとたいらげる。
・朝、夕の食事は3人兄弟で米1升を消費。
・大手カレー専門店では1300グラムのビーフカレーを7分で完食したが、足りなかったので300グラムの並盛りを追加。
・大学では相撲部の仲間5人と食べ放題のしゃぶしゃぶ店で100人前を腹に詰め込み、店が用意した牛肉を空っぽにし、次に行った時は入店を拒否された。
・ラーメンの最高記録は替え玉10人前。

などなど。

師匠である尾上親方(元小結・浜ノ嶋)は、「半端じゃなく食べるからこれから食費が大変です」と苦笑いしているそうです。

しかし、力士というのは、太っていることに越したことはありませんが、ただのデブでは上のほうでは通用しません。

来場所、山本山は序の口の番付にその名が乗り、いよいよ本当の相撲の道がスタートしますが、まずは自分にとっての理想の体重を設定し、毎日の稽古でそれをしっかりと維持していくことが大事ですね。

今後の彼の成長に期待しましょう!

ちなみに、海苔で有名な食品会社の「山本山」は、社名と同じ四股名の力士の登場に少々困惑しながらも、将来、出世したときはCM出演や懸賞を出すことも考えられるとしているそうです。
そちらも楽しみですね。




怒って当たり前!

2007-01-10 12:28:01 | 相撲

九州の実家に帰っていた後輩のお土産です。
味よりもサブタイトルにとても反応してしまいました。
♪あの~子は~どこ~の子~



さてさて、昨日の琴欧洲(ことおうしゅう)と豊真将(ほうましょう)の取り組みについて物申しましょうか。

土俵際にお互いに投げの打ち合いで、テレビを見ているかぎりでは同体(両者同時に倒れること)のように見えましたが、5人の審判からは誰からも物言い(行司の判定に待ったをかけること)が入らず、そのまま豊真将に軍配が上がりました。

あれはいけませんね~。

取り組み後、支度部屋(力士の控え室のようなもの)に戻った琴欧洲は不満を隠しきれなかったようですが、それは当然です。

ほとんどの力士が、負けたときは、花道(力士が入退場する東西の通路)の奥にあるテレビモニターでNHK放送でのVTRを見て、自分の相撲を確認しますが、琴欧洲はそこでハッキリと同体であることを確認したわけですから。

ちなみに、同体ならば必ず取り直しになるとはかぎらないんですよ。
勝ち負けの判断は、そのときの相撲の流れというものも考慮するんです。
たとえ同時に落ちたとしても、片方が完全に仰向けにひっくり返って、片方はまだ投げている姿勢を保っていたならば、それは後者の勝ちとなることが多いんです。
   ・・・ただしこれは明確にルール化されているわけではありません・・・

では、昨日の場合はそれに当てはまるのか?

これはあくまでも私の個人的な見解ですが、確かに琴欧洲の体は完全に飛んでましたが、豊真将の足も流れていて、決して残っているとは思えませんでしたので、私は同体で取り直しにすべきだったと思いますね。

でもそれは、ビデオを何回も見て、ようやく判断できることです。

リアルタイムでそれを確信するということは、通り過ぎる新幹線の中の乗客の顔を判別するようなものです。
   ・・・ちょっと極端すぎたかな・・・

あれは間違いなく物言いをつける場面です。
そしてビデオ室を交えて(物言いをつけて審判が土俵に上がって協議しているとき、審判長はビデオ室と連絡を取っています)協議した結果、豊真将の体は残っていたと判断し、豊真将の勝ちとするならばまだ許せます。

それを物言いもつけずにあっさりと勝敗を決めてしまっては、琴欧洲だけでなく、見ている我々も納得ができません。
   ・・・あれ?納得できないのは私だけ?・・・

これでは、「外国人には厳しくて、日本人には甘い」と言われても仕方がないです。

とかく外国人力士には、品がないとか、礼に反するとか、批判が集中しますが、そもそも外国人力士を呼び込んだのは協会自身です。
そして今や、相撲界にとって外国人力士はなくてはならない存在になっています。
そんな彼らをただ引っ張ってきて、相撲道とは何かということをちゃんと教えもしないで、あーだこーだ言うのはルール違反です。
   ・・・実は私もちゃんと教えてもらいたいです・・・

しかし、今はそれをしっかり教えることのできる親方が、いったいどれだけいるのでしょうか。

外国人力士の品格を問う前に、まずは相撲界全体(とくに親方衆かな)の品格を見直す必要があるのではないでしょうか。




ハウマッチ??

2007-01-08 10:08:36 | 相撲

かみさんが本屋で見つけて「これは縁起がいい!」と即買いし、リビングのスカイラインのカレンダーと入れ替えられてしまいました。
さあ、スカイラインはどこに飾ろうか・・・。



さてさて、初日も終わり、いろいろとポイントがありますが、まずは「大相撲プチ知識」から。

大関や横綱の取り組みになると、その力士をごひいきにしている企業などから「懸賞」と言うものがかかります。
力士が土俵に上がったあと、呼び出しさんたちが大きい旗みたいなものを持って、土俵を一周回ることがありますよね。
あれに懸賞を出した企業名や商品名が書いてあります。

あの懸賞はいったいいくらかご存知ですか?

企業が出す懸賞金は、一本につき6万円。
この金額は決められたものなので、もっと出したいという場合は、何本も出します。
ですから、よくみていると同じ懸賞旗がいくつも回っていることがあります。

分かりやすいのが「永谷園」ですね。

とくに高見盛のときは、彼がCMに出演していることもあって、永谷園のお茶漬けのデザインの旗がいくつも出ます。

テレビだと音声が絞られてしまうので分かりにくいんですけど、場内では「この取り組みには、お茶漬けの永谷園、サケ茶漬けの永谷園、梅干茶漬けの永谷園、のり茶漬けの永谷園、・・・」と、ちゃんと一本ずつ紹介して、客席からはちょっと笑がもれます。

さて、本題に戻りまして、その6万円の内訳はどうなっているのかといいますと、相撲協会の諸経費として5千円、力士の税金積立として2万5千円が引かれて、力士の手取りは3万円になります。

朝青龍のような横綱になると、少なくとも10本以上の懸賞がかかり、終盤になってくると上限の50本かかることも珍しくないので、平均20本と考えて、それが15日間で全勝したとすると、

3万円×20本×15日間=900万

給料とは別に、2週間で900万も稼ぐことになります。

これだから昔から「土俵には金が落ちている」と言われるんですね。

さきほど名前を出した高見盛は、あのロボコップのようなキャラクターが人気を呼んで、平幕(前頭の力士)だというのに、毎日10本近くの懸賞がかかります。
ですから対戦相手は、いつも以上に気合いが入ってくるので、高見盛もなかなか成績が上がりません。
そりゃそうですよね、目の前に数十万円のお金がぶらさがっていれば、誰だって気合いが入ります。

強ければいくらでも稼ぐことができますが、弱ければ下に落ちて、給料すら貰えなくなる。
そんな白黒ハッキリしたところが相撲の魅力でもあるんですね。

でも、だからといって、どんな内容でも勝てばいいというものではありません。

先場所の朝青龍に続いて、今場所も初日から出てしまいました。

琴欧洲(ことおうしゅう)と稀勢の里(きせのさと)との取り組みでの、琴欧洲の立ち合い変化。
   ・・・立ち合い変化とは、立ち合いで相手とぶつからずに左右に逃げて相手をかわす奇襲作戦・・・

くしくもやられたのはいずれも稀勢の里。
それだけ彼が今一番の成長株で、横綱や大関も一目置いているということでしょうが、だからこそ上のものとして正面から勝負してもらいたいです。
いや、してくれなければ困ります。

それがお金を払って見に来ているファンへの礼儀です。

「今日はどうしても勝ちたかった」

そんな内容よりも結果を優先させる相撲を、私は認めません。