パピとママ映画のblog

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最高の人生の見つけ方★★★

2019年11月08日 | アクション映画ーサ行

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演で2007年に製作されたハリウッド映画「最高の人生の見つけ方」を、主演に吉永小百合と天海祐希を迎え、日本を舞台にリメイクした感動コメディ・ドラマ。偶然同じ病室になり、ともに末期ガンを宣告された平凡で真面目な専業主婦と仕事一筋のワンマン女社長が、ひょんなことから病院で出会った少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”を2人で実行していく冒険の行方をハートウォーミングに綴る。共演はムロツヨシ、満島ひかり、前川清。監督は「のぼうの城」「引っ越し大名!」の犬童一心。

<感想>あなたのせいで残りの人生楽しくなるなんて!米ハリウッドの名作を、吉永小百合&天海祐希という“日本を代表する名女優”の共演で再映画化。ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンが共演したオリジナル版は、世界中を感動させた“名作”。果たして“日本版”の出来栄えは……?

製作過程で最も苦労したのは脚本作りだそうで、なかでも「死ぬまでにやりたいことリスト」の扱いに難航したという。年齢が上がってくると「自分が本当にやりたいこと」が「自分にできそうなこと」とかをなかなか乗り越えられない。そこで、病院で出会った難病を抱えた12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという設定にすることで、余命宣告された幸枝とマ子が、大胆な行動を起こすことへとつながっていく。

そんな吉永演じる幸枝の“相棒”マ子は、吉永からのアイデアで天海がキャスティングされたそうです。2人は2001年公開の「千年の恋 ひかる源氏物語」で共演した際、「いつか『テルマ&ルイーズ』のようなロードムービー映画を一緒にやりましょう」と話していたそう。撮影現場では、身長差のかなりある2人が仲睦まじげに語り合う微笑ましい姿が度々見られ、信頼関係の深い2人だからこそ、役柄に説得力が生まれていた。

小岩井氏自身、「恥ずかしながら、これは私の家族の話です。おそらく、この映画で一番号泣した観客は私の家族だと思います」と思い入れの強い作品になった本作。ハリウッド版との違いはあれど、「最高の人生の見つけ方」という物語が持つ核は、確実に継承されているのですね。

あの有名なジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンが共演した「最高の人生の見つけ方」(07)そんな作品を、設定や展開に手を加えることで、“日本人ならではの物語”として巧みに再構築しているんです。

特に主婦・幸枝の“家庭”の描写が印象的でした。夫の前川清は、家事も気づかいもまったくできず、娘の満島ひかりは、仕事人間で実家に寄り付かない、そして息子は引きこもってゲーム三昧……。

日本の典型的な諸問題を抱える主婦に、観客は自然と感情移入してしまいます。そして“生きること”を見つめ直す旅の最後に待ち受ける、大輪の“奇跡”が、日本人の心を優しく撫でるようなハートフルなドラマに、きっと胸がいっぱいになるはずです。

最高の人生とは、果たして何なのでしょうか? そして、どうすれば手にすることができるのでしょうか? 2人の女性がたどった“道”を追体験すれば、その答えがきっと、見つかるはずです。

余命宣告を受けた主婦・幸枝(吉永)と一代で巨大ホテルチェーンを築き上げた剛腕女社長のマ子(天海)。2人は病室で出会い、たまたま手にした12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行していくことに。これまでの人生でできなかった“さまざま”を体験し、彼女たちはあることに気づいていきます。

まずは、やりたいことを諦めずに、チャレンジする心 。人生のほとんどを家庭や仕事のために捧げてきた幸枝とマ子が、“本当に自分がやりたいこと”を実行していく姿――。非常に多くの共感を呼びました。「人生を生きることを大切に思い、希望をもって実行することは大事だと思いました。

それでも、やはり経済力があるのは絶対ですよね。会社経営者のマ子が、2人分のお金を全部出してくれたからいいようなものですが、それに、年齢にもちょっと「スカイダイビング」なんて心臓に悪いしね。余命を縮めることになるのでは。

それに、「ももクロライブ」に行くのも、私なら「オペラ」や「クラッシックのコンサート」に行きたいです。それと、旅行もピラミッドを観光するのに、プライベートジェット機をチャーターして、さすがに大会社の社長のマ子さんですね。私なら、イタリア、パリ、スペイン、プラハ等、に行きたかったです。

京都では、2人で和服を着て、嵯峨野や京都の寺院を満喫して、食事も贅沢でしたね。これは羨ましく思いました。

余命宣告されて、「自分が死ぬまでにやりたいこと」を実行するのはとてもいいことです。同じ悩みを持っている女子の友達と、一緒に旅行できるのは最高に思い出に残ることでしょう。

中でも正反対の生き方をしてきた2人の女性が、意見をぶつけ合うシーンには、すべての女性を讃えるメッセージが込められていて、自分の生き方を見直すことにもなりますね。

 

特に吉永小百合さんのウェディングドレス姿が、とても素敵でしたね。いつもお茶ら気ぎみの、ムロツヨシが演じるキャラクターも、今回はとてもいい感じで、お二人の間に入り笑えるスパイスになっていて良かったと思います。

そして最後にリストに残ったのが『宇宙旅行をする』ことでしたが、先にマ子社長が亡くなってしまい、遺産相続人に幸枝さんにと、全部の相続権が遺言でありました。それで、筑波のジャクサに残りの遺産を全部投資して、二人の名前を付けたロケットが、宇宙へ向けて飛び立つのですね。

最後に、幸枝が病院へ行ってみると、あの亡くなったとばかり思っていた、少女が生きていて、彼女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」を差し出すと、自分にはもう必要がない。ようするに早とちりで、死ぬような病気ではなかったようでした。笑い話のようなオチでラストを終わらせるのは、ちょっと残念な気がしました。

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