パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ミッシング・デイ ★★★

2015年12月14日 | DVD作品ーま行、や行、ら行
ジョン・キューザック、ライアン・フィリップ、ジャッキー・ウィーヴァーら実力派俳優が共演を果たし、人身売買を題材に描いたサスペンスアクション。養女にしたばかりの娘を奪われた夫婦が、悪質な人身売買組織相手に捨て身の戦いを挑む姿を映す。『愛を問うひと』などのアラン・ホワイトが監督を務め、『バトルフロント』のラシェル・ルフェーブルが妻を好演。互いに一歩も引かない激しいバトルの行方や、スリリングな展開が見どころ。
あらすじ:スティーブン(ライアン・フィリップ)とシャノン(ラシェル・ルフェーブル)夫妻が養女に迎えたばかりのニーナが、プエルトリコの海辺の小さな街で行方不明になってしまう。混乱する二人に接近してきたベンジャミン(ジョン・キューザック)の助言を受けながらも、夫妻は死に物狂いで失踪した娘の消息を追う。やがて彼らは不審な養子援助施設にたどり着き……。

<感想>これだいぶ前にWOWOWで観ました。冒頭に大地震と津波による被害のハイチが映されて、亡くなった人が20万人もいたという。その中でも両親が亡くなって孤児になった子供たちを、養子縁組をするという組織、「国際養子縁組支援団体」にネットで応募して、プエルトリコまでやって来て、可愛い7歳になる女の子を養女にすることになる。始めはホテルで、家族になったと幼い子供に気を遣いながらもこれからの生活を夢見ている夫婦。
ところが、この組織は悪質な人身売買組織で、キューザック扮する男の養女として迎えたニーナを、空港でアンジーという中年デブ女に声をかけられ、上手い商売があると養子縁組の詐欺の仕事を持ちかけられ、その被害に遭ったのがライアン・フィリップ扮する子供を養子にしたい夫婦。
ネットで調べて、簡単に養子縁組とか、手付に6万ドルでその後に数回に分けて合計10万ドル金をせしめる悪どいやり方。それで済むかと思えば、スティーブン夫婦のことを調べており、この夫婦は妻が妊娠をして酔った夫を迎えに行く途中で、車による事故で奥さんは子供の産めない体になり、裁判で示談金として290万ドルせしめた夫婦だった。

キューザックは、自分が養女にしたニーナを何回もそういう子供が欲しい夫婦に売りつけて、金をせしめていたのだ。2,3日もするとその子供をホテルへ迎えに行き自分の家へ連れて帰るという手口。何も知らない呑気な夫婦は、朝になって部屋にニーナがいないことに気づいて警察に行くも、簡単にあしらわれてしまう。だが、顔のいかつい刑事が名刺をくれて何かあったら電話をくれという親切な刑事もいた。だがこの刑事、最後にはキューザックに撃たれて殺されてしまう。

しかし、この夫婦はかなり呑気でバカ丸出しだ。養子縁組の黒人のニーナに一目惚れしてしまい、お金で子供を買うなんてこと間違っている。孤児院とかに行って、申し込むとかすれば良かったのに。キューザックは、この夫婦に何気に怪しく付きまとうのだ。つまりは、ニーナを引き取りに連れて帰るために、夫婦の泊まっているホテルを聞き出すため。
せっかく養女が出来たのに、誘拐騒ぎでてんやわんや。今度はキューザックが、この夫婦に妻の事故のことを知っているといい、残っている示談金をよこせと脅してくる。すると、夫婦はキューザックの一味に捕まってしまい、海岸の廃墟に捉われてしまう。銀行に一緒に金を取りにいく悪党たちの隙をみて大金の入ったカバンを下げて逃走するスティーブン。

妻は、捉われた廃墟で両手を結ばれた配膳代を足で蹴りあげて、下からくぐらせてコンロを付けて火で両手を結ばれたテープを焼くのだ。火傷を負いながらも必死で頑張る妻。それに、逃げるのに壁に埋まっているクーラーを椅子でバンバンと叩いて外して、そこから外へと出ていく勇敢な妻。
だが、近くの民家へいくもニーナがいるではないか。それにキューザックの妻らしき中国人妻も一緒に仲睦まじくしている。ここでカラクリを全部知ってしまう妻なのだが、まだ夫はそのことまでは知らない。銀行から金を引出して逃げ失せて、タクシーで妻の元へと帰ってくるのだが、そこへキューザックが来て捕まってしまう。

車のカーチェイスもあり、途中で黒人の仲間がトラックと衝突し、キューザックの車もヤシの木の衝突だ。夫婦の車は、運転しているのがフィリップで、スピード出しているから前方に崖があることに気づかない。急ブレーキをかけるも間に合わなく、車は崖下へ半分落ちる寸前。そこでスリルのある展開をして、主人公だから助かるんだね。
それに、これで終わったわけではなく、警察に電話をしてパトカーがやってきて、あの顔の酷い刑事が運転して良かったねといいながらも、最後のドンデン返しのようなキューザックがまたもや車で襲ってきて、刑事は撃たれて死んでしまう。夫婦とニーナは捕まってしまい、キューザックの家へと行く。
そこには、あのアンジーという養子縁組詐欺グループのボスがいて、取り分で揉めてしまいキューザックが拳銃で女を始末してしまう。これでは、夫婦の命も危ないし、妻がニーナを逃がして自分はキューザックに追われる。ところがトランクに入っていた夫が出て来て、キューザックと闘い「お前には俺が撃てない」と馬鹿にされ撃ち殺してしまう。
これは、観ていても初めっから騙されていると分かってしまうお話で、こういう悪どい人身売買の商売というか、貧しい国ではあるようで、子供たちが何も知らずに売られているのが悲しいですね。臓器移植のために子供らが貧しい村から連れてこられて、悪徳業者に転売されしまう。怒りが込み上げてきますが、観ている一般人には何も差し伸べる手がないのが残念であります。
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