パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

珍遊記 -★

2016年03月05日 | アクション映画ータ行
週刊少年ジャンプで連載された漫☆画太郎によるギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」を実写映画化。「西遊記」をモチーフに、札付きの不良少年・山田太郎が彼を更生させるため引き取った僧侶・玄奘と共に天竺を目指す旅を、お下劣ネタ満載で描く。メガホンを取るのは、『地獄甲子園』などで漫☆画太郎作品の映画化を手掛けてきた山口雄大。パンツ一丁の太郎にふんした松山ケンイチのおバカ全開演技に注目。
あらすじ:天竺へと旅をしていた僧侶の玄奘(倉科カナ)は、たまたま寄った家の老夫婦から妖力で悪さをする不良息子・山田太郎(ピエール瀧)の更生を頼まれる。玄奘は、宝珠を駆使し妖力を封印することに成功。さらに、玄奘は力を失った太郎(松山ケンイチ)を引き取り、旅に同行させることに。道中さまざまな騒動を巻き起こす太郎は……。

<感想>素っ裸の松山ケンイチと個性派俳優たちによる、下品で下ネタ連発の一応「西遊記」をモチーフにしたギャグ漫画の「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」を実写映画化したもの。
マンガは読んでないのでわかりませんが、あまりにもクダラナすぎて、とてもお金を出してまでシネコンで観る価値ありませんですから。
主人公の山田太郎なるものは、やはり孫悟空をパクったもので、僧侶の玄奘は三蔵法師ということなのでしょう。頭の金の輪っかで、太郎の妖力を宝珠の力で抑え込む玄奘は、まさに三蔵法師そのもので、倉科カナさん可愛いかった。

それにしても、せっかく主演に松山ケンイチを選らんだのに、もっと真面目に孫悟空を演じればとても良かったのに、見た目も素っ裸で酷いし、それに台詞のあまりにも酷すぎる下ネタ満載であり、観ていて笑えるどころかドン引きしてしまい寒くなる。いくらマンガとはいえ、映画化したのだから、もっと万人向けにして、何もマンガと同じような裸にしなくても。まぁ、孫悟空は猿なので、裸でもいいのだが、太郎は人間だからね、後で洋服着るけどね。

冒頭のじじいの田山涼成さんとばばあの笹野高史さんとの絡みは、年期の入った演技で動にいったもので、ちょっと気持ち悪い感じがした。それに、太郎がいかにもな巨人化した鬼になっているではないか。それを演じたピエール瀧もそれなりに貫録あっていいのに、屁で飛ばす汚さとか、う○○の汚さとか、強いといってもただ飛ばすだけではね。

あの巨人化した太郎を玄奘が宝珠で抑え込み、普通の素っ裸の太郎にしてしまうところも、それもありかもです。それにしても、松山ケンイチがどうして、この役を引き受けたのか不思議でなりません。奥さんの小雪さんと子供3人を養うためなのかもしれませんね。
ラーメン屋に入った玄奘と太郎は、客が一人もいない店の中で、店主が臭いのを法力を使い店主の体臭を消すのです。そのことを聞いた街の人たちは、自分の病を治してもらおうと行列を作ります。いいことするじゃんとここは良かった。

居酒屋では、太郎の首を狙う賞金稼ぎたちが、コスプレイヤーの集団であり面白いですね。太郎に恨みを抱く龍翔とやらが、待ち受けていて、龍翔の溝端淳平くんがイケメンで、女装をしてそれなりにカッコ良かった。

それに、龍翔のつけ鼻が取れてしまい、豚の鼻になっていたのは、もしかして猪八戒になるのでは、そして一緒に玄奘にお供をして天竺まで旅をするということなのね。河童の沙悟浄は、
たけし軍団の父親の温水洋一の中村 泰造って、意外に強いので驚きました。
しかし、どうにもこうにも、脚本も展開もグダグダ感が多くて、出てくる出演者もすべてに於いてクダラナすぎて、つまらない。ということで、第2部もあるようで、お金がもったいないので私は観ませんね。

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