「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20120610

2012-06-10 | 矮小布団圧縮袋

○(近代化遺産のメッカ大阪をお散歩・その11)
 同じく北浜を代表する建築、住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)〔昭和初期(1926~1930)〕。キイロイトリ「デカイ」。圧倒される迫力の規模をもつ建築物である。
 
 
 裏側?(川の反対側)も典雅で、雨樋に水が落ちる口がライオンの形をしていたりする。こちらも大得意の円柱。撮影時にちょうどお掃除の人が出口の一つを磨いている最中だった。ドアの大きさがわかるので一枚。
 この北浜のあたりはまさしく大坂の豪商の本拠地で、住友もそう言われると「巨大両替商」だもんな。天保の頃の大塩平八郎の乱ではこのへんを襲撃しようと決起したんだろう、ということだったら関連がありそうな話の↓:

本日のBGM:
 映画「眠狂四郎無頼剣」(1966、大映)(時代劇専門チャンネル、6/10 7:00~)
 音楽:伊福部昭(チェンバロがかっこいい)
 昔やはり地上波の土曜の夕方あたりにこの映画を放送してたのを家で見てて、小学生の妹と遊んでる時に「それはそれ、」って台詞の真似が流行った(爆)ことがある。弥彦の?(新津か月岡あたりも含むのかな)石油と越後獅子の題材が新潟県人的にはおなじみで藤村志保に親しみを感じたりするのであった。
 こないだ見た炎情剣や女妖剣みたいなシリーズのエログロのタッチと全然違って狂四郎が真面目すぎるので、市川雷蔵のシリーズのファンの期待とは「違う」と言われそうだが、ストーリーの練られ方だの画面のアングルだの三隅監督だから「座頭市物語」のような「ああ、きっちり作ってる」作品の面白さで鑑賞でき、天知茂ファンならちょっとくさいくらい格好よすぎ(主役?)の点も含めて感涙の傑作であろう作品。こないだから気になっていたことだが、昭和30年代頃の新東宝の頃の役と比べて、圧倒的に「声にドスがきいている」(語る愛染の発声は、もうだいぶ神山左門様や剣先生のしゃべり方のように重厚になってきていて、聞いてるとむやみに説得力があるような気になってしまう)。1964~1966年頃といえば主題歌や挿入曲の初レコーディングやミュージカルなどに挑戦していた頃らしいというので、もしかすると「ボイトレ」とかみっちりやってたのだろうか。ちなみにあのおもちゃは「竹返し」とかいうらしい(色塗ってるし顔書いてるのがちょっとかわいい^^でもって本人の顔が苦々しい怖いおじちゃんだからいいのだね。こんなおじちゃんとかくれんぼしててストックホルム症候群みたいにならないように注意すべし)。(20120610)
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