日曜日の散歩

○池之端から弥生町へ。こういう所を歩いていると完全に森茉莉の小説の文章が頭の中を流れてきてしまう（＾＾；；）。
　
　“弥生町の与志子の家から、森川町のアパルトマンに帰ろうとした半朱は、ふと昔の習慣通りに東大を抜けようとして、裏門を入った。与志子との式が二週間と三日に迫ったために、なんとなしに、昔の習慣のように東大を抜けてみる気になった。それまでは達吉に会いそうな道は避けていたのである。”（「日曜日には僕は行かない」より）



　とか、「ベラミ」の「キャメル」を持ってくる「ボオイ」とかさ。どきどき。
　本郷の周辺とか空気の匂いなんかが「昭和」である。１０年程前、それ行けKinKi大放送なる番組の「和風旅館」の回で赤門～鳳明館（後に有形文化財となる）のロケをしたのもこのへんだしな。ちなみに昭和気分を否応無く駄目押しする弥生美術館では現在「小林秀恒展」絶賛開催中（えらく混んでた＞＜）。※Ｋ２０の映画は、例によって時間がなくてまだ行ってなかったりする。「行かない」どころかなんと日曜日らしい（爆）散歩。（20090208 11:14）