OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

OpenTsiolkovskyを試す

2016-06-19 17:47:17 | ロケット
OpenTsiolkovskyによるSS-520観測ロケット4号機の軌道予測が
紹介されていたので,自分でも試してみる.

ina111's blog: 衛星打上げロケットSS-520 4号機の予測(妄想)

軌道予測から,bladeGPS(またはgps-sdr-sim)用のモーション
ファイルを生成するのが目的です.

Windows 10なので,OpenTsiolkovskyのwikiを参考にMSYS2をインストール.
しかし,「$ pacman -Su」の途中でこんな警告が出て,止まってしまいます.

 (クリックで拡大)

警告メッセージにしたがって,一旦terminalを閉じてから,
スタートメニューのショートカットを編集.

Qiita: MSYS2の更新に伴う起動用ショートカットの修正

再度「MinGW-w64 Win64 Shell」を起動して,
パッケージのアップデートとインストールを進めます.

その後,OpenTsiolkovskyをcloneしてmake.
binフォルダに,「OpenTsiolkovsky.exe」ができました.

SS-520観測ロケット4号機のパラメータをbinフォルダにコピー.

 (クリックで拡大)

OpenTsiolkovskyを実行すると,outputフォルダに予測軌道が
csvファイルで出力されます.

 (クリックで拡大)

続いて,Google Earthで軌道を表示するKMLファイルを生成するために,
pythonや関連ツールをインストール.

$ pacman -Sy mingw-w64-x86_64-python2-pip
$ pacman -Sy mingw-w64-x86_64-python2-numpy

KMLファイルの生成に必要なsimplekmlモジュールもインストールします.

$ pip install simplekml

これでKMLファイルを生成する準備が整いました.

 (クリックで拡大)

KMLファイルもoutputフォルダに出力されます.
Google Earthで開くと,それらしい軌道が!

 (クリックで拡大)

グリグリ廻して眺めると,とても楽しいです.
動作も確認できたので,次はモーションファイルをつくろう.
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