OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

GPS signal simulation

2014-12-17 14:08:43 | ソフトウェア受信機
GPS信号のrecord & playbackが出来るようになったので,次のステップとして,
numericalに生成したベースバンド信号のTXに挑戦です.

まずは,単純にドップラーなしのC/Aコードを生成し,サンプリングします.
C/AコードはPRN01を選びました.

信号の生成を簡単にするために,1チップにつき4サンプルとしたので,
サンプリング周波数は1.023×4=4.092MHzとなります.

これに適当なガウスノイズを加えた後,ローパスフィルタを通します.
今回はTXにbladeRFを使うため,量子化は12ビットに収まるようにしています.

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FIRフィルタの設計は初めてなので,いまひとつパラメータの設定が
思うようにいきませんが,とりあえずこれで良しとします.

確認のためにソフトウェア受信機で信号を探してみると,当然ながら
PRN01だけが見つかります.

 (クリックで拡大)

さて,これでベースバンド信号は準備できましたので,bladeRFを
GPS受信機に接続し,1575.42MHzの中心周波数でTXしてみます.

 (クリックで拡大)

無事にPRN01の受信が確認できましたが,Qiは3と低いままです.
ローパスフィルタのカットオフ周波数が低すぎるのがダメなのかな?

まだまだ課題は山積みですが,GPS信号シミュレータへ一歩近づきました.

【追記】bladeRFはtxvga1でattenuationが設定できるので,
ベースバンド信号にノイズを加えなくても適切なSNRが得られます.
USRP N210やHackRFにはない機能で,地味に便利.

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複数衛星もいける!

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【追記2】libbladeRF.hで定義されているtxvga1の最大値と最小値.

#define BLADERF_TXVGA1_GAIN_MIN (-35)
#define BLADERF_TXVGA1_GAIN_MAX (-4)
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bladeRFも問題解決

2014-12-14 13:39:43 | ソフトウェア受信機
bladeRFのTXが安定しなかったのも,RXデータのHDDへの書き込み速度の
問題かと思われるので,同じセットアップでramdiskへ記録してみました.



その結果,bladeRFでも無事にGPS信号のplaybackに成功.
bladeRFのTXに接続されたubloxのGPS受信機で,とても安定した
受信と測位ができています.

 (クリックで拡大)

TXデータの読み出しは,HDDからでもramdiskからでも変化なし.
RXデータの書き込み速度だけの問題のようです.
そろそろSSD搭載の新しいノートPCを買わないとダメかな.

nuandのショップから購入できるbladeRFは,出荷前にVCTCXOの
周波数オフセットを40ppb(0.04ppm)にキャリブレートしてくれるようです.

nuand: bladeRF x40

別売りの専用ケースも購入すると,bladeRF x40は合計で$440.
リファレンスクロックが20ppmのXOで,送受信がhalf-duplexの
hackRFが$300することを考えると,お買い得かも.

【追記】bladeRFもWindowsで動くようにしておこう.

bladeRF wiki: Getting Started: Windows

【追記2】Windowsでも動作確認

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HackRF One External Clock

2014-12-12 10:47:21 | ソフトウェア受信機
GPSDOをお借りすることができたので,HackRF OneのCLKINに接続.
その効果を試してみます.

Jackson Labs: GPSTCXO Eval Board



HackRF OneのCLKINへの入力は,10MHzのLVCMOSレベルとなります.
3.3Vを超えたりマイナスの電圧にならないよう,注意しましょう.

HackRF Oneは,CLKINへの入力を検知すると,自動的にそちらに
リファレンスを切り替えます.CLKINが選択されているかどうかは,
以下のコマンドで確認できます.

$ hackrf_si5351c -n 0 -r
[ 0] -> 0x01


ちなみに,CLKINが選択されていないときは,0x51が返ってきます.

後は,これまでと同じように,GPS信号を記録・再生します.



GPSDOの効果はてき面で,再生したGPS信号でスムーズに測位できました.
信号のQiもすべて7で,問題なく航法データがデコードできています.
信号強度も高目な気がします.

 (クリックで拡大)

これはもうGPSDOを買うしかない!

【追記】4万円とか,hackRF本体より高い…

DST: GPS同期10MHzのTCXO信号源 GPSTCXO
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スマートアンテナの受信性能

2014-12-09 00:08:41 | 小型衛星
小型衛星向けのスマートアンテナであるfireantの受信性能を,
市販のGPS+GLONASSアンテナに接続したfirefly評価キット
比較してみました.

評価キットに付属しているアンテナは,TallysmanのTW4421になります.
fireantと一緒にならべて,屋上で受信します.



実験したときのskyplotは,こんな感じです.



Tallysmanのアンテナで受信した信号強度はこちら.



それに対して,スマートアンテナのfireantはこちら.



高仰角の衛星の信号強度はfireantの方がわずかに低めになり,
低仰角だと逆にfireantの方が随分と高めに出ています.

グランドプレーンの効果があまりなく,ビームが広めなのかもしれません.
地上ではマルチパスの問題がありますが,宇宙であれば関係ないかも.

また,fireantではGLONASSの信号強度の方がGPSより低めです.
アンテナの中心周波数がずれているのかな?

何の調整もせずにそれなりに受信できていますが,いまひとつ.
もう少し受信性能を改善したいところです.

【追記】NMEAの衛星IDでは,GLONASSは65番から96番にアサインされています.
つまり,衛星IDから64を引いた値が,GLONASSのスロット番号になります.

ちなみに,SBASの衛星IDには33番から64番がリザーブされています.
NMEAの衛星IDに87を加えると,SBASのPRNになります.

みちびき(QZS-1)が193番で表示されているのはNMEAの仕様外です.
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Visual StudioでHackRF

2014-12-08 00:04:27 | ソフトウェア受信機
GNSS-SDRLIBでHackRFを使うためには,Visual Studioでビルドできないとダメなのかと思い,
こちらを参考にVisual Studio Express 2012で試してみました.

HackRF.net: Compile HackRF using Visual Studio

中国語ですが,雰囲気は判ります.

すでにCMakeはインストール済みなので,libusb-1.0とpthreadをダウンロードし,Cドライブの直下に展開します.

libusb-1.0.18-win.7z (2014-01-25)
pthreads-w32-2-9-1-release.zip (2012-07-12)

HackRFのパッケージは,新たにC:\hackrf_vseに展開しました.

これで準備が整ったので,コマンドプロンプトからCMakeを実行し,Visual Studioのプロジェクトを生成します.

 (クリックで拡大)

生成されたソリューションファイルをダブルクリックして,Visual Studioでプロジェクトを開きます.

 (クリックで拡大)

さて,このままBuild Solutionを実行すると,エラーが発生します.

 (クリックで拡大)

これは,変数の宣言を関数の先頭に移すことで解決します.

 (クリックで拡大)

ビルドが成功すると,HackRFのライブラリとツールが,それぞれ以下のフォルダに出来上がります.

C:\hackrf_vse\host\build\libhackrf\src\Release
C:\hackrf_vse\host\build\hackrf-tools\src\Release


ツールの実行に必要なファイルを一式,C:\hackrf_vse\binにコピーします.

libusb-1.0.18-win\MS32\dll\libusb-1.0.dll
pthreads-w32-2-9-1-release\Pre-built.2\dll\x86\pthreadVSE2.dll
C:\hackrf_vse\host\build\libhackrf\src\Release\hackrf.dll
C:\hackrf_vse\host\build\hackrf-tools\src\Release\hackrf_info.exe
C:\hackrf_vse\host\build\hackrf-tools\src\Release\hackrf_transfere.exe


これでVisual StudioでビルドしたHackRFのツールが使えるようになりました.
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WindowsでHackRF

2014-12-07 14:08:54 | ソフトウェア受信機
HackRF Oneのhost softwareをWindowsでbuildしようとしたのですが,
いろいろと嵌ったので,メモを残しておきます.

公式の手順はこちら.あっさりしすぎ.

HackRF: How to build host software on Windows

まずは,MinGWをインストールします.

MinGW: mingw-get-setup.exe (2013-10-04)

インストール先はC:\MinGWを選びます.

 (クリックで拡大)

Basic Setupからは,以下のパッケージを選択しました.

mingw-developer-toolkit
mingw32-base
mingw32-gcc-g++
msys-base


 (クリックで拡大)

pthreadsも忘れずにインストールします.

 (クリックで拡大)

パッケージの選択が完了したら,InstallationメニューからApply Changesをクリックし,
インストールを開始します.

 (クリックで拡大)

さて,ここでMinGWのインストールの確認のためにgccを実行してみると,
ドライブにディスクがありませんと警告がでます.

 (クリックで拡大)

どうやら,MinGWのパッケージに含まれるgccは,まずはEドライブを探しに行くようです.
実行環境によっては,Eドライブが存在しないために,この警告が出てしまいます.

MinGWのフォーラムにバグとして報告されているのですが,去年の12月から動きがありません.

MinGW: No Disk error when running g++ from cmd/tcc while a card reader with empty slots is connected

Windows版のgccの開発は,MinGW-w64にシフトしたようなので,こちらをインストールします.

MinGW-w64: mingw-w64-install.exe (2014-10-30)

設定はとりあえずデフォルトで.インストール先はC:\mingw-w64にしています.

 (クリックで拡大)

次に,CMakeをインストールします.

CMake: Win32 Installer (cmake-3.1.0-rc2-win32-x86.exe)

インストール先のフォルダはC:\CMakeを選びます.PATHは後から追加します.

 (クリックで拡大)

これで開発ツールは整いました.環境変数のPATHに以下の順番でフォルダを追加します.

C:\CMake\bin;C:\mingw-w64;C:\MinGW\bin;C:\MinGW\msys\1.0\bin

つづいて,libusbxをダウンロードして,C:\libusbx-1.0.18-winへ展開します.

libusbx: libusbx-1.0.18-win.7z (2014-01-25)

最後に,HackRFのパッケージをダウンロードして,C:\hackrfへ展開します.

HackRF: hackrf-2014.08.1.zip (2014-08-28)

これでbuildに必要なパッケージがすべて揃いました.
Windowsのアクセサリからコマンドプロンプトを起動し,以下の手順でhost softwareをbuildします.

>cd C:\hackrf\host
>mkdir build
>cd build
>cmake ../ -G "MSYS Makefiles" -DLIBUSB_INCLUDE_DIR=C:\libusbx-1.0.18-win\include\libusbx-1.0 -DLIBUSB_LIBRARIES=C:\libusbx-1.0.10-win\MinGW32\dll\libusb-1.0.dll
>make


こでれ,HackRFのツールとライブラリがbuildされます.
ツールの実行に必要な以下のファイルを一式,C:\hackrf\binにコピーします.

C:\MinGW\bin\pthreadGC2.dll
C:\libusbx-1.0.18-win\MinGW32\dll\libusb-1.0.dll
C:\hackrf\host\build\libhackrf\src\libhackrf.dll
C:\hackrf\host\build\hackrf-tools\src\hackrf_info.exe
C:\hackrf\host\build\hackrf-tools\src\hackrf_transfere.exe


HackRFのUSBドライバのインストールには,zadigを使用します.

zadig.akeo.ie: zadig_v2.1.1.exe (2014-11-30)

HackRFをUSBポートに接続し,zadigを実行します.
デバイスにHackRF Oneを選び,WinUSBをインストールします.

 (クリックで拡大)

デバイスマネージャーを開くと,Universal Serial Bus devicesとして
HackRF Oneが認識されています.

 (クリックで拡大)

コマンドプロンプトからhackrf_infoを実行すると,無事にHackRF Oneが見つかりました.

 (クリックで拡大)

ubuntuと同様に,まずはファイル書き込みなしで受信データの転送を確認します.
Linuxの/dev/nullは,Windowsではnulになります.(nullではないので注意.)

>hackrf_transfer.exe -r nul -f 1575420000 -s 2600000 -n 260000000 -g 30 -l 40 -a 0

データ転送は問題ないようですが,実行停止の際にエラーが発生します.
これは,HackRFのページでもNote for Windows buildとして言及されていますが,
コマンドプロンプトを使っても解決しない?

とりあえず,WindowsからでもHackRF Oneが動きそうなので,
taro君のGNSS-SDRLIBに繋いでみよう.

taroz: GNSS-SDRLIB
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スマートアンテナの試作

2014-12-04 00:03:01 | 小型衛星
小型衛星用GNSS受信機モジュールfireflyの実装例として,スマートアンテナを設計してみました.
Elecrowから基板が届いたので,早速実装.





firefly受信機モジュールのスマートアンテナということで,「fireant」と命名.
アンテナのantと,小型であるということで蟻を掛けています.

FreeCADで設計した筐体の試作には,光造形を試してみました.
切削加工はさすがに高価なので,3Dプリントサービスを調べていたら,こんなサービスを発見.

株式会社クロスエフェクト:光造形エコノミー便

小型の造形物で,納品まで10日待てるのであれば,通常の1/3程度の価格でサービスが受けられます.

仕上がってきた筐体がこちら.
厚みのある板状のためか,多少反っていますが,フィットチェックにはまったく問題ありません.



半透明の素材のおかげで,展示用に丁度良いかも.





何だかこれで満足してしまいましたが,本題の受信性能もちゃんと調べます.
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HackRFの問題解決

2014-12-03 00:05:10 | ソフトウェア受信機
HackRFで記録したGPS信号にゼロ近傍の値が多いのは,サンプリングレートに
関係なく,初めの10msの間だけのようです.解決方法があるのかもしれませんが,
とりあえず最初の受信データは捨てることにします.

受信データの欠損ですが,hackrf-devに質問を投げたら,すぐに解決方法を
教えてくれました.

まず,通信の問題かHDDの問題か切り分けるために,ファイルへの書き込みなしで
hackrf_transferを実行します.

$ hackrf_transfer -r /dev/null -f 1575420000 -s 2600000 -n 260000000 -g 30 -l 40 -a 0

これであれば,転送レートが低下することがありませんでした.
どうやらHDDへの書き込みが問題のようです.

そこで,データの書き込みにramdiskを使います.

$ sudo mkdir /tmp/ramdisk
$ sudo chmod 777 /tmp/ramdisk
$ sudo mount -t tmpfs -o size=1G tmpfs /tmp/ramdisk
$ df -m
Filesystem 1M-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sda5 112252 23470 83058 23% /
none 1 0 1 0% /sys/fs/cgroup
udev 3921 1 3921 1% /dev
tmpfs 787 2 786 1% /run
none 5 0 5 0% /run/lock
none 3932 1 3931 1% /run/shm
none 100 1 100 1% /run/user
tmpfs 1024 0 1024 0% /tmp/ramdisk
$ hackrf_transfer -r /tmp/ramdisk/gps.bin -f 1575420000 -s 2600000 -n 260000000 -g 30 -l 40 -a 0


記録したデータを再生してみると,GPS受信機で信号が途切れることなく観測できました.
ノートPCのHDDをSSDに換装しようかな.

しかし,Qiは5や6になることが時々あるものの安定せず,航法メッセージがデコードできません.
水晶振動子ではダメか.次は外部クロックを試そう.

一発で測位まで確認できたUSRP N210とは比較になりませんが,価格的には圧倒的に安価.
GNSS信号の記録・再生も,不安定ながら何とかなりそうな感じです.
HackRF One,お勧めです!

【追記】TXでMGA-81563をオフにして,RFラインから相当分のattenuatorを
外したのですが,この組み合わせでは信号が確認できませんでした.
トータルのゲインが合っていれば受信できるものでもないのかな?

【追記2】HackRF OneのクローンがIndieGoGoでキャンペーン中.
オリジナルより$100ほど安い.

IndieGoGo: HackRF Blue - A $200 HackRF

【追記3】フェライト,すごい!

YouTube: Hackrf usb cable reduce noise with ferrite

【追記4】HackRF Blueのヒートシンクに意味があるのか?
と思っていたら,意外と熱くなるのね.

marshall: hackrf in operation, LPC reaching 57 C
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HackRFでもRecord & Playback

2014-12-02 09:22:14 | ソフトウェア受信機
勢いに任せて,HackRF OneでもGPS信号のrecord & playbackに挑戦.



GPS信号の受信では,帯域が2.5MHzになるように,サンプリングレートを2.6MHzに設定.
ゲインは,I/Q信号の分布を確認しながら,ベースバンドを30dB,LNAを40dBにしました.

$ hackrf_transfer -r gps.bin -f 1575420000 -s 2600000 -n 260000000 -g 30 -l 40 -a 0
call hackrf_sample_rate_set(2600000 Hz/2.600 MHz)
call hackrf_baseband_filter_bandwidth_set(2500000 Hz/2.500 MHz)
call hackrf_set_freq(1575420000 Hz/1575.420 MHz)
call hackrf_set_amp_enable(0)
samples_to_xfer 260000000/260Mio
Stop with Ctrl-C
5.0 MiB / 1.000 sec = 5.0 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
2.6 MiB / 1.000 sec = 2.6 MiB/second
2.4 MiB / 1.000 sec = 2.4 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.0 MiB / 1.000 sec = 5.0 MiB/second
4.5 MiB / 1.000 sec = 4.5 MiB/second
3.1 MiB / 1.000 sec = 3.1 MiB/second
1.0 MiB / 1.000 sec = 1.0 MiB/second
5.0 MiB / 1.000 sec = 5.0 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
4.7 MiB / 1.000 sec = 4.7 MiB/second


受信は確認できるものの,ゼロ近辺の値の頻度だけが突出しています.
気になりますが,いまのところ原因不明.

 (クリックで拡大)

 (クリックで拡大)

 (クリックで拡大)

また,長時間連続してデータを記録していると,ときおり転送レートが低下しており,
取りこぼしがありそうです.この転送レートの低下は,TXのときには発生しません.
USB 2.0ではなく,HDDへの書き込みの問題?

hackrf_transfer -t gps.bin -f 1575420000 -s 2600000 -a 1 -x 0
call hackrf_sample_rate_set(2600000 Hz/2.600 MHz)
call hackrf_baseband_filter_bandwidth_set(2500000 Hz/2.500 MHz)
call hackrf_set_freq(1575420000 Hz/1575.420 MHz)
call hackrf_set_amp_enable(1)
Stop with Ctrl-C
5.0 MiB / 1.000 sec = 5.0 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.0 MiB / 1.000 sec = 5.0 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second
5.2 MiB / 1.000 sec = 5.2 MiB/second

User cancel, exiting...
Total time: 100.01574 s
hackrf_stop_tx() done
hackrf_close() done
hackrf_exit() done
fclose(fd) done
exit


TXのRFゲインとして14dBのMGA-81563をオンにしています.
このときのRFラインに挿入したattenuatorは60dBです.

ubloxの受信機で信号を確認すると,問題なく受信できました.
しかし,やはり記録したファイルにデータの取りこぼしがあるようで,
そのタイミングで信号が落ちてしまいます.

 (クリックで拡大)

HackRF Oneに搭載されている25MHzの基準クロックは水晶振動子で,周波数偏差は20ppmです.

Kyocera: Surface Mount Type CX3225GB

bladeRFに搭載されている38.4MHz+/-1ppmのVCTCXOと比較すると許容偏差が大きいのですが,
受信信号のQiは6を示すこともあり,比較的良好です.

HackRF Oneの受信ポートは,アクティブアンテナ用に3.3VのDCを供給できるのが魅力的.
送信時もMGA-81563をオフにすれば,必要なattenuatorの数も減らせる?
受信データの取りこぼしさえなければ,かなり使えそうです.
SSDで試してみるかな.

【追記】HackRFの基板にアクセスしたかったので,ケースを取り外す.



上側に爪がついていて,下側の穴に引っかけています.
かなりキツイので,ケースにキズを付けずに外すのは難しそう.

P22にCLKINとVCC,GNDのピンが出ているので,ここにTCXOを搭載した
子基板を差し込んで,クロックの精度を改善しよう.

CLKINは10MHzのCMOS入力.Digikeyで探してみたけれど,あまり選択肢はない.

FOX924B: OSC TCXO 10.000MHZ HCMOS SMD

【追記2】アナログ部のRFシールドは未実装.これもDigikeyで購入できる.

BMI-S-230-F-R: BOARD SHIELD 2INX1.5IN FRAME
BMI-S-230-C: BOARD SHIELD 2INX1.5IN COVER

【追記3】アクリルケースを付ける.OSH Stensilsから購入できます.



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bladeRFで再挑戦

2014-12-01 12:00:15 | ソフトウェア受信機
USRP N210でコツをつかんだので,bladeRFでのrecord & playbackに再挑戦.

GPS信号の受信では,USRPと同様にBPF付きのLNAを追加.ゲインは40dBです.
bladeRFでは,I/Q信号の分布を確認しながら,rxvga1を30dBに,rxvga2を18dBに
調整しました.

このrxvga1とrxvga2は,それぞれLMS6002DのMixerとLPFの後段のゲインになります.

 (クリックで拡大)

Recordの手順は以下の通り.

$ bladeRF-cli -i

bladeRF> set frequency 1575.42M

Set RX frequency: 1575420000Hz
Set TX frequency: 1575420000Hz

bladeRF> set samplerate 4M

Setting RX sample rate - req: 4000000 0/1Hz, actual: 4000000 0/1Hz
Setting TX sample rate - req: 4000000 0/1Hz, actual: 4000000 0/1Hz

bladeRF> set bandwidth 2.5M

Set RX bandwidth - req: 2500000Hz actual: 2500000Hz
Set TX bandwidth - req: 2500000Hz actual: 2500000Hz

bladeRF> set rxvga1 30
bladeRF> print rxvga1

RXVGA1 Gain: 30dB

bladeRF> set rxvga2 20
bladeRF> print rxvga2

RXVGA2 Gain: 18dB

bladeRF> cal lms

Calibrating LMS LPF tuning module...
LPF tuning module: 23

Calibrating LMS TX LPF modules...
TX LPF I filter: 35
TX LPF Q filter: 27

Calibrating LMS RX LPF modules...
RX LPF I filter: 1
RX LPF Q filter: 35

Calibrating LMS RXVGA2 modules...
RX VGA2 DC reference module: 25
RX VGA2 stage 1, I channel: 37
RX VGA2 stage 1, Q channel: 21
RX VGA2 stage 2, I channel: 33
RX VGA2 stage 2, Q channel: 27

bladeRF> cal dc rx

RX DC I Setting = 38, error ~= -2
RX DC Q Setting = 34, error ~= 6

bladeRF> rx config format=bin file=gps.bin n=400000000
bladeRF> rx start
bladeRF> rx

State: Running
Last error: None
File: gps.bin
File format: SC16 Q11, Binary
# Samples: 400000000
# Buffers: 32
# Samples per buffer: 32768
# Transfers: 16
Timeout (ms): 1000


DCのキャリブレーションが上手く行き,オフセットのない信号が受信できました.

 (クリックで拡大)

 (クリックで拡大)

GPS信号の受信も確認できます.

 (クリックで拡大)

次は,記録したデータを同じRFの設定で再生します.

bladeRFでは,TXのゲイン設定でattenuationもできます.
RFラインに挿入した50dBのattenuatorに加えて,txvga1を-10dBに設定しました.

Playbackの手順は以下の通り.

bladeRF> set txvga1 -10
bladeRF> print txvga1

TXVGA1 Gain: -10dB

bladeRF> print txvga2

TXVGA2 Gain: 0dB

bladeRF> cal dc tx

TX DC I Setting = -147, error ~= 25.489208
TX DC Q Setting = 474, error ~= 10.132919

bladeRF> tx config file=gps.bin format=bin
bladeRF> tx start
bladeRF> tx

State: Running
Last error: None
File: gps.bin
File format: SC16 Q11, Binary
Repetitions: 1
Repetition delay: none
# Buffers: 32
# Samples per buffer: 32768
# Transfers: 16
Timeout (ms): 1000


TXのDCオフセットのキャリブレーションがあまり上手くいっていません.
それでも,bladeRFのTXに接続されたubloxの受信機で無事に受信を確認.

 (クリックで拡大)

しかし,信号を捕捉するのですが,しばらくするとロックが外れてしまいます.
コールドスタートをかけると再捕捉するので,信号は途切れずに出力されているようです.

搬送波信号のQiを見ると,多くの信号で3となっており,あまり良い品質ではありません.
どうやら,再生されている信号の周波数の安定性がいまひとつのようです.

USRPでも外部クロックを推奨されていたので,OCXO搭載のGPSDOでも購入しようかな.

【追記】Myriad RFのプロジェクトが増えている.

https://myriadrf.org/

【追記2】TXが不安定なのはクロックではなくUSB 3.0の問題か?
USB 3.0が正常に動作しているかどうかチェックが必要.

bladeRF: Debugging dropped samples and identifying achievable sample rates
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