OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

IRNSS L5信号の受信

2022-08-31 15:58:50 | ソフトウェア受信機
IRNSSのSバンド信号を受信する前に、とりえずアンテナが準備できる
L5信号を受信してみようと、信号捕捉のコードを書き始めたら、
PocketSDRがすでにサポートしていることに気づきました。





PocketSDR、なんでもできるのね。

P.S. 現時点で運用中のIRNSSのPRNは、I01からI07になります。
そのうち、日本から観測できるのは、GEOのI03とI07、IGSOのI04とI05です。

https://qzss.go.jp/en/technical/satellites/index.html#NAVIC
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PocketSDRの開発環境

2022-08-28 12:21:04 | ソフトウェア受信機
PocketSDRのツールをリビルドする必要が出てきたので、
MSYS2をインストールして開発環境を構築します。

まずは、インストーラをダウンロードして、MSYS2をインストール。

https://www.msys2.org/

インストールが完了したら、スタートメニューから
「MSYS2 MinGW x64」を実行してターミナルを開きます。
こうすることで、C:\mingw64\binにパスが通ります。

続いて、PocketSDRのアプリケーションのリビルドに必要な
ツールやライブラリをインストールします。

$ pacman -S mingw-w64-x86_64-gcc mingw-w64-x86_64-libusb mingw-w64-x86_64-fftw make

これで準備OK。あとはmakeコマンドでリビルドします。

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S帯のGNSS信号

2022-08-23 10:59:51 | ソフトウェア受信機
NASAのLunaNetやESAのMoonlightで計画されている月測位システムの
信号には、いまのところ2483.5~2500MHzのSバンドが使われる予定です。

この周波数帯は、NavICのSバンドの測位信号と同じです。
SバンドのGNSS信号をSDRで受信してみたくなり、まずはICDをチェック。

The IRNSS Signal-in-Space Interface Control Document ICD Ver 1.1

どうやら、L5とSバンドで、PNが違うだけの同じ信号を送信しています。
変調方式もGPS L1 C/Aとほぼ同じなので、受信だけなら簡単そう。
中心周波数は2492.028MHz(=1.023MHz×2436)です。

航法メッセージには、FEC EncodingやInterleavingが施されており、
Galileoに似ている感じ。こちらはちょっと面倒かも。

さて、受信機はSDRでよいとして、アンテナをどうしましょう。
自作するしかないのかな。

P.S. とりあえずamazonでポチッた。

RFワールド No. 14 小形/超小形アンテナの設計/製作/測定法

P.P.S. BPFとLNAはこのあたりかな。

VBF-2435+: LTCC Band Pass Filter, 2340 - 2530 MHz, 50Ω
ZX60-272LN-S+: Low Noise Amplifier, 2300 - 2700 MHz, 50Ω
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plutoplayer for PlutoSDR

2022-08-21 15:32:40 | GPS Signal Simulator
gps-sdr-simのplayerに、plutoplayerのWindows版を追加しました。
libxmlのFatal Errorが出るけれど、GNOME関連のライブラリなので、とりあえず無視します。

https://github.com/osqzss/gps-sdr-sim/tree/master/player/plutoplayer_win



TCXO換装のおかげで、問題なく信号の捕捉から追尾、測位まで確認できました。
気が向いたら、リアルタイム版も作成しよう。

 (クリックで拡大)

P.S. libxmlのエラーに関するメモ。

https://ez.analog.com/sw-interface-tools/f/q-a/560875/problems-using-adalm-pluto-in-python
コメント (11)
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改造版PlutoSDRの動作試験

2022-08-21 12:28:34 | SDR
2 RX + 2 TXに改造したPlutoSDRの動作を確認するために、簡単なループバックのコードを実行してみました。

https://github.com/jonkraft/PlutoSDR_Labs/blob/master/Pluto_revC_rev2.py



TX0から2MHz、TX1から5MHzのCWを送信し、それぞれをRX0とRX1で受信。
その後、それらを足し合わせて、PSDを表示しています。



2x2のMIMOを使う予定はないのですが、とりあえず問題なく動作しているようです。
次は、GPS信号シミュレータとして動作させよう。

P.S. PlutoSDRには、工場出荷時に計測された搭載水晶発振器の周波数がxo_correctionとして書き込まれています。
このオフセットが大きいままでは、TCXOに換装した意味がないので、必要に応じてfw_setenvで書き換えます。



このPlutoSDRでは、39,999,997Hzに設定されていました。
0.5ppmのTCXOからしても十分に小さなオフセットなので、このままにしておきます。
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