この裏選挙マニュアルシリーズを書いている途中に,まさに鹿児島県での選挙違反について無罪判決が出ました。
起訴状等によると,その集落の住民がある場所に集まって買収について協議し,直接現金を動かしたような内容でしたが,以前書きました裏マニュアル記載のとおり,今どき本当に買収をやろうとする人がそんなバカ正直な手法を使うはずがありません。
その点からしても,この事件は冤罪の匂いがするなあ,っていう気がしました。
さて,前置きが長くなりましたので,本論に戻ります。
今回から,しばらくは候補者つぶしについて説明していきます。
まずは,立候補させないという「候補者おろし」の方法について説明します。
当然の前提として,一番理想的な選挙スタイル,それは「無投票当選」です。費用がかからないからです。そして,通常の場合,裏選挙マニュアルをつかい,組織を固めれば,ほぼ確実に無投票となります。
ところが,以前説明したとおり,最近では「影の市長」が複数存在する場合が多いことから,簡単に一本化できないという事情があります。
そこで,その中でもどうにか「無投票」とならないか,画策していくのです。
1 基本は「影の市長」の力関係がすべて
影の市長もみんな同じ力ではなく,強弱があります。また,影の市長のさらに背後にいる人間関係なども大いに影響します。
従って,まずは「影の市長」の中でも力のある者が選挙を牛耳っています。
その影の市長についた候補者がイニシアティブを取りやすくなります。
2 何はなくても「実弾」
対立候補者も,できれば選挙は避けたいものです。なぜなら,無駄な費用を費やしてしまうからです。
そこで,無投票投票へのアプローチ,それは「実弾」が重要なアイテムとなります。
1回の選挙で数億円使うのと,数千万円もらうのとでは,大きく違います。しかも,落選したらば,業界ではレッテルが貼られてしまい,次回以降の選挙の際にスポンサー集めにも大きく影響してしまいます。
とすると,実弾の威力は絶大なのです。
多くの候補予定者は,実弾により立候補を回避します。
3 それでだめなら「談合」
実弾よりも名誉を望む対立候補者もいます。また,対立候補者の方が実弾を持っているような場合もかなりあります。
すると,次の手法は「談合」です。
すなわち,お互い別の選挙に出ることにより,相互応援態勢を確立させるのです。例えば,市長選挙でバッティングしそうなときは,「あなたは県議選に出てくれ。そうすれば,県議選の時はうちの後援会がバックアップするから」などとするわけです。
影の市長どおしでバッティングさえしなければ,この手法で話を付けます。
時には,それがために現職議員や,途中まで応援していた候補者を切り捨てるということさえ行います。この場合,端から見ると「なぜか突然梯子をはずされた」というようにしか映りませんが,影ではこのような談合が成立している場合があるのです。
4 最後は恫喝
それでもだめな場合,今度は一気に恫喝に出ます。
基本的には,小さなスキャンダルを大きくしてばらまく,というものです。その他には,逆にスキャンダルを作り上げる,というものもあります。一番作りやすいのは,「女性スキャンダル」です。
ここでは,スパイが暗躍することになります。キャバクラ等に連れて行き,そこでスキャンダルのネタを作る,ただそれだけで十分なのです。
実際,女性スキャンダル等で辞めた政治家や候補者はかなりいます。多くは自業自得なのですが,中には「はめられた」人も存在するのです。
以上になります。つまり,候補者おろしも,基本的には「談合」なのです。
次回は,「正しい怪文書の使い方」について説明します。
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http://blog.livedoor.jp/serebu321/archives/50571959.html
起訴状等によると,その集落の住民がある場所に集まって買収について協議し,直接現金を動かしたような内容でしたが,以前書きました裏マニュアル記載のとおり,今どき本当に買収をやろうとする人がそんなバカ正直な手法を使うはずがありません。
その点からしても,この事件は冤罪の匂いがするなあ,っていう気がしました。
さて,前置きが長くなりましたので,本論に戻ります。
今回から,しばらくは候補者つぶしについて説明していきます。
まずは,立候補させないという「候補者おろし」の方法について説明します。
当然の前提として,一番理想的な選挙スタイル,それは「無投票当選」です。費用がかからないからです。そして,通常の場合,裏選挙マニュアルをつかい,組織を固めれば,ほぼ確実に無投票となります。
ところが,以前説明したとおり,最近では「影の市長」が複数存在する場合が多いことから,簡単に一本化できないという事情があります。
そこで,その中でもどうにか「無投票」とならないか,画策していくのです。
1 基本は「影の市長」の力関係がすべて
影の市長もみんな同じ力ではなく,強弱があります。また,影の市長のさらに背後にいる人間関係なども大いに影響します。
従って,まずは「影の市長」の中でも力のある者が選挙を牛耳っています。
その影の市長についた候補者がイニシアティブを取りやすくなります。
2 何はなくても「実弾」
対立候補者も,できれば選挙は避けたいものです。なぜなら,無駄な費用を費やしてしまうからです。
そこで,無投票投票へのアプローチ,それは「実弾」が重要なアイテムとなります。
1回の選挙で数億円使うのと,数千万円もらうのとでは,大きく違います。しかも,落選したらば,業界ではレッテルが貼られてしまい,次回以降の選挙の際にスポンサー集めにも大きく影響してしまいます。
とすると,実弾の威力は絶大なのです。
多くの候補予定者は,実弾により立候補を回避します。
3 それでだめなら「談合」
実弾よりも名誉を望む対立候補者もいます。また,対立候補者の方が実弾を持っているような場合もかなりあります。
すると,次の手法は「談合」です。
すなわち,お互い別の選挙に出ることにより,相互応援態勢を確立させるのです。例えば,市長選挙でバッティングしそうなときは,「あなたは県議選に出てくれ。そうすれば,県議選の時はうちの後援会がバックアップするから」などとするわけです。
影の市長どおしでバッティングさえしなければ,この手法で話を付けます。
時には,それがために現職議員や,途中まで応援していた候補者を切り捨てるということさえ行います。この場合,端から見ると「なぜか突然梯子をはずされた」というようにしか映りませんが,影ではこのような談合が成立している場合があるのです。
4 最後は恫喝
それでもだめな場合,今度は一気に恫喝に出ます。
基本的には,小さなスキャンダルを大きくしてばらまく,というものです。その他には,逆にスキャンダルを作り上げる,というものもあります。一番作りやすいのは,「女性スキャンダル」です。
ここでは,スパイが暗躍することになります。キャバクラ等に連れて行き,そこでスキャンダルのネタを作る,ただそれだけで十分なのです。
実際,女性スキャンダル等で辞めた政治家や候補者はかなりいます。多くは自業自得なのですが,中には「はめられた」人も存在するのです。
以上になります。つまり,候補者おろしも,基本的には「談合」なのです。
次回は,「正しい怪文書の使い方」について説明します。
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http://blog.livedoor.jp/serebu321/archives/50571959.html
庶民党ブログへのコメント有難うございました。
選挙戦、ここまでくると立派な犯罪ですよね。
おかにゃんさん、頑張って暴いて下さい!
私の別ブログの方でトラバさせていただきました。
ほんのちょっとしかかぶりませんが・・・。
裏マニュアルは基本的には「犯罪行為」です。
だからこそ,そんな犯罪行為によって当選して政治家を気取っている人たちを許してはいけない,そう思います。
そもそも,まじめに一生懸命政策を訴えて政治家になった議員に対して失礼ですよね。
まだまだ暴露は続きます。こうご期待!
さすがおかにゃんさま、
いまごろ(汗)(汗)な政治家がいるんじゃないでしょうか~?
続きもめちゃめちゃ期待しながら待ってます!
幸いにも,現職政治家からの削除依頼は来ていません(そりゃ当然ですね(^_^;)。
まだまだ裏を暴きたいと思いますので,引き続きご愛顧の程,よろしくお願いします。