あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

ワールドカップ予選北朝鮮戦について

2005年04月30日 12時50分21秒 | スポーツ全般
ワールドカップアジア最終予選の北朝鮮対日本戦が,FIFAの裁定により,北朝鮮ではなく第三国無観客試合として行われることになりました。
詳細は別にして一言。

第三国を是非とも「ガーナ」にしてください。

理由は,ガーナのサッカー協会会長のニャホニャホタマクローさんが試合を仕切ってくれるからです(笑)。
ニャホニャホタマクロー。名前からしておもしろいですよね。「トリビアの泉」(by CX)を見て,自分的にへ~ボタンを連発したネタの一つでした。
以上,ちょっとしたしゃれのコーナーでした。
まじめなサッカー話は,また今度。

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ニャホニャホタマクローさん,ガーナサッカー協会の会長職を辞任したそうです。
ガーナでも組織内でいろいろあったみたいですね。
ちょっと残念!

市町村合併について(住民の対応策その2)

2005年04月30日 01時44分26秒 | 市町村合併
前回に続きます。

第2 議決後の対応策
1 議会解散請求
  民意を反映していないと思われる決議に対して,住民の審判を仰ぎます。
  利点,欠点は前回のとおり。
2 県議会への陳情,請願  市町村議会の決議後,合併については県議会で決議します。そこで反対をしてもらうよう陳情や請願をします。
 利点:県議会で否決されれば,合併は凍結される。
 欠点:県議会の最大派閥を納得させる必要がある。かなりのコネがないと実際は無理。
3 住民監査請求
  合併協議会等への公金支出が違法である疑いが高いとして,住民監査請求します。
 利点:前述の監査請求と異なり,一人でも請求できる。住民訴訟を起こすつもりであれば,前提として必ず必要な手続。
 欠点:公金支出の観点に限られるため,すべての手続が適法であれば,「問題なし」と判断される可能性が高い。合併の判断の可否については監査の対象とならない。
4 議会決議無効確認の訴え
  議会の議決が手続違反であること等を理由に裁判所に提起する(住民訴訟)。
 利点:裁判所という第三者機関で審理が可能となる。
 欠点:そもそも議会の議決に対しては原則裁判所は審理を行わないため,訴え却下(門前払い)となる可能性が高い。議会の手続違背であっても,同様の可能性が極めて高く,実際には99%無理な方法か?
5 合併無効確認訴訟(商法)を準用した訴えの提起
  究極的には合併それ自体が無効であるとして争います。現在地方自治法等にその旨の条文が存在しないため,商法にある同規定を準用して訴えを提起します。
 利点:うまくいけば合併自体をひっくり返す可能性がある。
 欠点:こんなこと言っている学者や実務家は一人もいないため,3以上に裁判所がこの訴え自体を認める可能性が低い。百歩譲って裁判所が訴えを認めたとしても,請求を認容する可能性はかなり低い。
6 住民運動
  中国のような過激なものはいけませんが,住民の世論を盛り上げるため,合法的なデモ行進や要請行動等をおこないます。
 利点:世論が高まれば議会や首長が議決を再検討する可能性がある。
 欠点:基本的には無視されやすい。

結論:これ,という決定打はありません。しかし,本当に住民の思いが議会や首長の考えと大きく乖離しており,かつ議会がおかしな手続(議論のすっ飛ばしや議決方法の問題)があった場合であれば,複数の方法を駆使することにより本当に僅かですがそれをひっくり返す可能性も否定できません。
でも,一番良いのはやはり「立法による解決」これに限ります。

次回は,まとめとして,結局合併ってなんだろうという点に焦点を当てたいと思います。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ 参考(私の過去の合併ブログ)
1 市町村合併が本格的に始まりました
2 市町村合併について(良いこと編)
3 市町村合併について(悪いこと編)
4 市町村合併について(お金の話)
5 市町村合併について(地方交付税に気を付けろ!)
6 市町村合併について(住民からみた合併)
7 市町村合併について(手続上の問題点)
8 市町村合併について(住民の対応策その1)

市町村合併について(住民の対応策その1)

2005年04月30日 01時09分32秒 | 市町村合併
前回に引き続き,市町村合併自体に反対または合併エリアに異を唱える住民の対応策について検討したいと思います。始めにお断ります,中にはかなり強引なものもあり実効性が乏しいものが含まれています。これは,「こういう考え方もあり得る」という材料を提供したという程度でご覧いただければと思います。

第1 議会議決前の対応方法
1 陳情,請願
  首長に対する陳情や,議会に対する請願の採択をおねがいする。
 利点:一人でもできる。費用がかからない。
 欠点:握りつぶされる可能性が高い。議員を知らないと請願は事実上できない。
2 住民投票条例案の作成請求
  住民の意思を反映するべく,住民投票条例の作成を請求します。有権者50分の1以上の署名が集まれば,請求可能です。
 利点:条例制定の可否について議会で審理してくれる。成立すれば住民投票の実施が可能となる。
 欠点:議会が合併賛成多数派の場合,否決される可能性が高い。
3 合併協議会設立の請求  合併特例法(新法)に基づく法定協議会の設立請求をします。有権者50分の1以上の署名が集まれば可能です。
 利点及び欠点は2と同じです。
4 監査請求  合併のための各種事務に対し,その適否についての監査を請求します。有権者50分の1以上の署名が集まれば可能です。
 利点:監査委員という第三者機関が事務監査を実施する。
 欠点:この請求は住民監査請求と異なり,ほとんど前例がない。事務自体が一応適正に行っていれば,問題ないと判断される可能性が高い。
5 議会解散請求または首長解職請求
  住民の意見を反映していないと判断される場合は,議会の解散又は首長の解職を請求し,住民の審判に仰ぎます。有権者3分の1以上の署名で請求可能です。
 利点:民意を反映できる結果になる。
 欠点:署名集めが大変。地縁の濃い地域では,署名はもちろんのこと,解職,解散投票の時に住民が賛成に回るか疑問。
6 駅前ビラ配り
  とにかくこれで世論を作ります。
 利点:すぐにでも活動できる。
 欠点:知名度がない人が配っても読んでくれる保証がない。すぐに世論が形成されないため,時間がかかる。

次回は議会議決後の対応について説明します。

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1 市町村合併が本格的に始まりました
2 市町村合併について(良いこと編)
3 市町村合併について(悪いこと編)
4 市町村合併について(お金の話)
5 市町村合併について(地方交付税に気を付けろ!)
6 市町村合併について(住民からみた合併)
7 市町村合併について(手続上の問題点)

線路に置き石をするバカどもへ

2005年04月29日 23時30分58秒 | 事故
JR西日本の置き石発表を受けてか,ここ数日あちこちの線路に置き石がおかれるという事件が相次いでいるそうです。

すぐに止めなさい!

悪戯のつもりかも知れませんが,立派な犯罪です(刑法125条1項の往来危険罪で2年以上の懲役)。もしも,これで本当に電車が脱線してしまったら,刑法127条,126条により無期懲役又は3年以上の懲役に,さらに今回のように死傷者が発生したら死刑又は無期懲役になります。
つまり,石1個置いただけで,少なくとも3年間は楽しいムショ暮らしになります。まして,脱線して人が亡くなってしまった場合,あなたは死刑になる可能性が極めて高くなります。
もちろん,あなたは死刑だけでは済みません。鉄道会社から多額の損害賠償請求が来るでしょう。仮に事故にならなかったとしても,置き石を見つけて急ブレーキをかけた場合,鉄道会社は「急ブレーキ代」を請求します。これも数十万円します。さらに,ダイヤが乱れた場合,1分あたり数十万円の請求がやってきます。
いずれにしても,置き石をして良いことは何一つありません。むしろ,あなたの人生や家族をぼろぼろにするだけです。
頼むから止めてください。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ 5月1日追記
まだ,置き石事件が続いているようですね。
マスコミの皆様,単に「置き石事件あり」を報じるだけではなくて,置き石はしゃれにならないくらいの大事件だよ,ということをもっと広く報じてください。
第2の福知山線事故の発生を抑えるためにも是非とも広くアピールしてください。お願いしますm(__)m。
それと技術評論家の方,「置き石で脱線はしない」と断言している方が多いです。確かに技術的にはそうかも知れませんが,電車の運行上危険きわまりない行為であることと,脱線やその他の事故を招かないと断言できないことから,安易に「置き石でも大丈夫」とコメントしない方がよいでしょう。
もちろん,趣旨は理解できますが,一部のバカが趣旨をはき違えて「石を置いてもいいんだ」と理解するおそれがありますので,その点は是非ともご検討ください。

福知山線の事故から教育と人材育成を考える

2005年04月28日 17時46分06秒 | 教育問題
福知山線脱線事故では,いろいろな情報が報じられています。
そのなかで,やはりJR西日本の安全管理面の問題が指摘されつつあります。
その中で,運転士の再教育について不十分ではなかったのかとの指摘もあるようです。一方で,前回指摘した以上に,運転士に対してかなり厳しいノルマを課していたような報道もあります。

厳しくするだけでは何も生まれない。それよりも,まず目的を持たせることが大事である。

別に有名人の格言ではありません。私の考えです。もちろん,厳しい指導を否定する気はありません。人の命を預かる以上,常に緊張感を持って仕事をしてもらう必要があり,厳しさを欠くことはすなわち安全面を軽視することにもつながりうるからです。
しかし,厳しいだけでは人はもちません。必ず逃げ道を作りたくなります。オーバーラーンの虚偽報告についても,その心境は十分理解できるものです。
とはいえで,規制をゆるめたとしても,特段不利な報告を進んでするようになるとも思えません。
では,この矛盾した問題については,どうすればよいのでしょうか。
これは,社員全員が「仕事に対するプライドと目的」を持つことにつきるでしょう。もちろん,これは一朝一夕に身に付かないものでしょうから,ここで社員教育が重要になってくるわけです。
社員教育では,基本業務,安全対策やコンプライアンスなどという基本的な話はもちろんのこと,「そもそも誰の何のために仕事をするのか?」「それでユーザーが満足すると思うか?」等を徹底的にたたき込みます。このような教育を繰り返し行うことで,仕事に対するプライドと目的を持たせることが可能となります。
また,プライドと目的を持つことにより,変な罰則やノルマ制度を作らなくても,自ずと確実に職務を全うするようになります。変な罰則やノルマは,むしろその会社では社員教育ができてないことを世間の証明するものにすぎません。
もちろん,時間も費用もかかりますが,人材育成には即効薬はありません。しかし,このような漢方薬的な処方は,必ずあとで会社に利益となって返ってきます。
では,仕事の目的とは何でしょうか。それは,私が以前書いた下記のブログを参考にしてもらえればと思います。

ところで,この話,社員教育に限りません。従来から話題にしている,子供の教育に対しても全く同じことが言えます。
学校で基礎学力について教えることは当然として,何のために勉強をするのか,勉強してそれをどのように社会に役立てるのか,このような目的意識を持たせることで,勉強に対する意欲と将来に対する希望を持つことができるのです。
このような教育が実は重要なのですが,なかなか実践されません。文部科学省の目的意識が今完全にぶれているからです。

会社も学校も,今回の事故を教訓にして,もう一度「教育とは何か」という点から見直してみたらいかがでしょうか。決して他人事の話ではないはずです。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ 以前書いたブログです。参考にご覧いただければ幸いです。

新入社員への宿題(新入社員以外の方もどうぞ)
新入社員への宿題(回答編)

JR福知山線脱線事故と安全対策について

2005年04月26日 20時33分24秒 | 事故
だんだん事故の全貌が明らかになってきました。詳細については更なる調査報告等を待ちたいと思います(それにしても,現時点の情報では,どうも運転士に全ての責任を押しつけようとする雰囲気がありますね。この情報だけでそうだと決めつけるのはどうなのかなあ?)。
ところで,この事故ですが,原因が本当に運転士にあるかどうかは別にして,この運転士個人またはJR西日本だけで起こりうるものではなく,実は日本全国全ての鉄道で起こりえる話です。もっと言うと,鉄道のみならずバス等の公共交通機関,宅配業者等の運送業,さらには遊園地や観光地等のアトラクション機器や工場等でも起こりうる話なのです。なぜでしょうか。

リストラという名の下に,安全性を軽視しているからです。

経費削減の名の下に,人減らしや施設投資を減らし,結果赤字削減を進めています。その代償として,社員1人当たりの負担は大幅に増加しています。また,安全装置は高価な割には基本的に儲けに連動しないものであるため,これらに対する投資は当然後回しにされてしまいます。さらに,機材の老朽化も目立ちます。
その結果,次のような問題が現在発生しています。

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1 人不足による過剰労働の発生
人を減らしましたが,別に仕事は減っていません。とすると,当然1人当たりの労働量は増えました。
これ自体,適正な見直しであれば,素敵ななリストラになるのでしょうが,現実には何も考えずにただ人を切っただけのいい加減リストラが大半でしょう。
その結果,当然社員の労働時間が増えることになります。運転士等のローテーションワークの場合,ローテーション間隔が短くなります。当然,休養が取りにくくなります。
デスクワークであれば,机で寝ていても課長に怒られるだけですが,人の命を扱う機器を操作している人が寝てしまったら,大惨事になることは避けられません。
実際にも,例えばここ数年大型トラック車の事故が多発していますが,その背景にはまさに超過酷労働があることが刑事裁判等で指摘されています。
ちなみに,これは噂というレベルでの話ですが,電車の運転士には,「ダイヤに遅れたら1分につき**円の罰金を会社に払う」という慣行があるそうです(真偽不明ですが。)。もし事実だとした場合,運転士には更なる負担をかけてしまい,罰金を払いたくない一心から多少無理な運転をしてしまい,結果運転士の安全に対する認識は減少するでしょう(もっとも,このようなノルマは多くの業界で導入していると思われます。)。
2 安全装置を設置しない。または放置する。
これは,そのまんまです。予算を回さないので整備できないということです。
3 安全装置への過信
逆に安全装置を付けたために人を減らした,という場合もかなり見受けられます。例えば,駅員もだいぶ減ったと思いませんか。これも,線路転落感知装置や監視カメラを設置したたためにホームにいる駅員を削減したと,かつて新大久保駅転落事故の際にJR東日本が説明していました。
確かに,安全装置を設置することにより,事故の危険性は減ります。しかし,安全装置があるから安全である,という発想が根本的に間違っています。
安全装置とは,人間が犯すミスをフォローするためについているにすぎません。人間はどんなに頑張っても絶対ミスをします。その結果,大事故になってしまいますが,それを最小限にするためについているにすぎないわけです。安全装置=人間にはなり得ません。
分かりやすく言えば,自動車に追突防止警報機がついているからといって,眠りながら運転しようという人はいないはずです。
ところが,多くの会社では安全装置のみですべて解決させている場合が多いです。これは,まさに「居眠り運転」でも大丈夫,といっているに他なりません。

以上のように,安全性に対する軽視または過信がある限り,第2第3の「福知山線事故」が起こらないとはいえません。儲けることを考えることが社長の仕事とはいえ,もう一度,安全対策を十分に考えてください。
そして,二度とこのような惨事が発生しないことを心から願いたいです。

JR福知山線脱線事故の報道について

2005年04月26日 02時05分12秒 | 事故
JR福知山線で大変な事故が起こってしまいました。今,この時間でも救出作業が続いているようです。1名でも多くの方が生還することをお祈りします。また,被害に遭われた方のご冥福を心からお祈りします。
さて,この事故について,いろいろと報じられています。私も,安全対策についてはいろいろと言いたいことがありますが,明日朝が早いことからこれは後日にするとして,今とりあえず言いたいことをわー,と叫びます。

被害者の方に対しては,モザイクくらいかけませんか?

被害者の方のプライバシーを配慮するためです。
確かに,一部ニュースでは,被害者の方にモザイクをかけていました。しかし,このモザイクの趣旨は,プライバシー配慮というよりも,傷口等を一般視聴者に見せないためという視聴者側に対する配慮がメインになっているようにとらえました(もし,被害者プライバシー保護ならば,軽症の人のシーンなどもモザイク化しているはずなのに,そうなっていなかったから。)。
被害者の方には,いろんな意味でプライバシーがあります。怪我しているところを映されたくないという肖像権京都府学連事件参照)の問題や,その場所にいたこと自体を人に知られたくない,そもそも怪我したという事実自体を知られたくないなど,人それぞれのはずです。
今回は大きな事故ということで,報道して世間の人に知らしめる必要性は当然あります。悲惨な事故であることを知らしめる必要もあるでしょう。
しかし,被害者の方を素のまま映さなくても十分事故の悲惨さ,惨状は描写できるはずです。
個人情報保護の観点からも,承諾のない被害者画像はモザイク化するべきです。

ところで,冒頭にも書きましたが,この事故は,単に1運転士,1企業の問題ではありません。どこでも起こりうる危険性を秘めています。これは,また後日。

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衆議院補欠選挙の結果から

2005年04月25日 01時39分07秒 | 政治
宮城,福岡で行われて衆議院議員補欠選挙の結果が出まして,事前の世論調査どおり,自民党候補者が2議席とも獲得し,民主党は2議席を失うという結果になりました。
この結果についてはいろいろと見解もあるでしょうが,一番の注目はやはり「投票率」です。これも,皮肉にも予想どおり相当低いものでした(福岡2区 45.99%,宮城2区 36.75%)。

投票率が低くなると組織選挙になる。組織選挙=国民の民意を反映しない政治になる

この方程式を,どうか国民全員が理解してほしいと思います。
誤解のないようにいいますと,自民党候補者が勝ったからけしからん,と言っているわけではありません。仮に,民主党候補者や共産党候補者等が2議席獲得したとしても,同じコメントを言っていると思います。

ただ,ちょっとだけ今回の選挙の分析をします。
福岡2区 単純に民主党旋風が吹いていなかったからいつもどおり山拓が勝った,ただそれだけ。
宮城2区 自民党はいつもの組織固め選挙,民主党はどぶ板選挙(労組は鎌田前議員の問題もあり,あまり大々的には動けず),よって投票率に民主党が泣いた。
もちろん,両選挙区とも,有権者の理知的な判断に基づく結果であることは言うまでもありません。
ただ,今回の選挙結果で,一番まずいと思っているのは,自民党内の郵政民営化反対議員達ではないでしょうか。

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小中学生の学力は上がった?下がった?

2005年04月24日 02時02分02秒 | 教育問題
小中学生を対象にした全国学力テストにおいて,平均点が軒並み向上したという報道がありました。
この結果について,様々な評価がされています。しかし,その評価の矛先は「ゆとり教育の是非」でした。

もっと,全体を見てください。

どうも,最近の傾向として,「ゆとり教育は間違っていました。やっぱりもとの教育がベストでした。」という評価にしてすべて解決しようとしている雰囲気があります。しかし,その評価で終わってしまったら,単に時代が10数年前に戻るだけです。無意味どころか有害な結論になります。
もっと,全体をみて評価するべきです。もちろん,たった1回のテスト結果ですべてを評価すること自体もナンセンスですから,サンプリング調査を行うなどして,引き続き学力低下の可否を調査する必要があります。

ちなみに,私はこの調査結果のすべてを見ていませんが,新聞報道等を前提にして私見を述べさせていただきますと,子供の学力は低下した,と判断しています。
主な理由は次のとおりです。
1 基本問題ができるが,応用問題はできない(つまり応用力は伸びてない)
2 抜き打ちテストではなく事前に十分準備時間が用意できた(子供のテスト準備よりも学校上げての準備が可能であったといえる)
3 平均点とは,特定少数の優秀な人材により全体をあげることが可能であること(数字のトリックにすぎず,実際は勝ち組と負け組の二極化が進んでいるということ)


とにかく,今回の結果については,客観的に分析,評価を行ってほしいものです。そして,その結果を早急に教育内容に反映してほしいです。日本の未来を担う子供達に,しっかりとした教育を受けさせるようにしてほしい,その願いに尽きます。

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「ごくせん」から教育を考える(その2)

ポール牧師匠が自殺!

2005年04月23日 02時14分36秒 | テレビの話
ポール牧師匠が22日未明に自宅マンションから飛び降り自殺をしたとのニュースを聞きました。非常に惜しい方を亡くしてしまったと思いました。心からご冥福をお祈りいたします。
ところで,自殺の原因として,仕事が減少したことを悩んでおり,さらにうつ病の治療をされていたとのことです。以下,この報道が真実である前提でお話しをします。
うつ病というと,精神病のごとく扱われがちですが,実は,現代社会では誰でもかかりうる病気です。ある医師は,「心の風邪」と説明していますが,まさにそのとおりでしょう。また,治療方法も確立されており,ほぼ確実に回復するそうです。
したがって,うつ病かな,と思った場合は早めに心療内科などを受診することをお奨めします。
また,うつ病患者に対して,「がんばれ」とか「元気出せ」をいうことは逆効果になるそうです。とにかく,温かく見守ること,これに尽きるとのことです。

今回のポール牧さんの自殺も,うつ病から来ているとすれば,病死に近いと思われます。このような場合,「なぜ死んだんだ」と考えるのはナンセンスです。むしろ,周りの人がうつ病であることを知っていたのであれば,突発的な自殺を防ぐために十分ケアをする必要があったといえます。

まとめますと,うつ病は特別な病気ではなく誰でもかかる病気なので,気になったら医者に行くこと,またうつ病患者に対しては,下手な応援や偏見を持たず,温かく見守ること,これを遵守することで,早期治療と無用な自殺は抑制できると思います。
改めて,ポール牧氏が残念でなりません。

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