ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ファーノース行:ケープ・レインガ

2013-05-03 | 旅行
天気予報は見事にはずれ

雲が多くても、
ご機嫌なお天気


同じ目的地に向っていると思われるキャンパーバンを追いかけて、

北へ北へ


ただただ牧草地が広がるばかりの中を、

国道1号線はひたすら北へ


牧草地の果ては

左右ともに海なのですが、さすがに見えず・・・・・




いつしか、右に

海~


左も

海~


真ん中に

ケープ・レインガの灯台



駐車場から灯台まではテクテク歩きます

途中、腰にロープを巻いて車椅子を引っ張っている中年女性に遭遇
車椅子の母親?を姉妹?で交代で引っ張っていたよう
2人は私より年上の50代後半に見えました。
リスペクト


確かこの周辺はラグビーワールドカップの時に直したはず・・・・

土盛りの塀(っていうのかな?)にちょこんと座席が付いていて、
いいね
ひと休みしたい人にも、海を見つめていたい人にも!


手をつないで歩いていたサリーの2人。

バングラデシュとかパキスタンの人に見えました。


こんな風にマオリの言い伝えがあちこちに記されています。

これはポフツカワの老木の話


テレインガと名付けられた岩場に立つカヒカという名の木

潮風が吹きすさぶ岩場という過酷な状況の中でも生き延びている木


カヒカは一度も花を咲かせたことがないそうです。

子孫を残せないほど、ギリギリな状況の中で生きているのでしょうね。


カヒカの向こうは水平線

マオリ語のNZ、アオテアロア(白い雲が棚引く国)そのものの眺め


右は幾重にもレースを敷き詰めたようなさざ波が押し寄せる

ビーチ


左はエメラルドグリーンの

岩場


真ん中は両側から流れ込んだ海流がぶつかり合う場所

白波が立っています。


マオリはこれを男海と女海が出会い、

新たな生命が育まれる場所
と呼んだそう。


マオリってなんて詩人なんだ

(確かにいい漁場かも 最後はそれかい?)



灯台

(80年代まで有人灯台だったのには驚き 今はソーラーで自動化)


お馴染みのこれ

ここに来た人はみんな写真を取るはず!


これもありがちなアングルかと



「あの海の向こうは!」

と、突然夫が言い出し、


パッと香港を思い浮かべた私
(日本じゃないところがミソ)

留学生クンはやっぱり日本でしょ?

一生懸命写真を撮っていました。

善(16歳)はオーストラリアだったりして~



夫が言うには







「サモアだ
(なんでぇ?)


帰りは遊歩道を外れて山道をテクテク



お天気がいいだけでなく夏のような日差し

緯度の低さが実感できます。
ファーノース、極北という言葉がリアル


遠ざかっていく灯台が

本当にキレイでした。


まるで洋上のガラスの王冠

お天気でよかった!



「これは留学生クンのお祈りのおかげだね
という夫

留学生クンはカトリック系のラグビー強豪校に留学中で、
毎週ミサに行かなくちゃいけないんです



帰りも一本道をひたすら南へ

途中で夫が
「寄ろう、寄ろう
と言っていたアイスクリームの看板の店へ。


「えっここって

ここも10年前に立ち寄った店でした


他に店らしい店もほとんどないのですが、
道路に直角に位置する入り口
前が広い空き地になっている
などなど、思い出すこといろいろ。
10年前もここでアイス休憩だったんじゃないかな?


善は当時、6歳直前の5歳でした。
ファーノースでの10年回顧展はまだまだ続きます


(※前回、データを消失してしまった分をやっとおおくりできました


(つづく)

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